「バンブーフォノンガーデン」
市庁舎のホールに音を奏でる竹林を構築。心地よい竹の音子の連鎖
2014年8月1日[金]~ 10月31日[金](土日祝のぞく)
8:45 ~ 17:15
まつもとあきのり|1982年頃より、竹などを使ったサウンドオブジェの創作を続けている。1992年、五島記念文化財団の助成で、1年半アジア7ヶ国で少数民族の芸能を研究。第9回バングラディッシュ・アジア・アートビエンナーレでグランプリを受賞。瀬戸内国際芸術祭2010への参加等、国際展にも多数出品。現在、BankARTのスタジオに長期スタジオインしている。
「下岡蓮杖現れる」
日本で最初の写真館があったとされる馬車道。140年を経て、関本写真師の女性群像(フィギア等全て制作物)が、防火対建築壁面に
せきもとこうじ|1969年神戸市生まれ。1994年愛知県立芸術大学大学院油絵専攻修了後、渡独。ケルンにスタジオを構え2003年帰国。現在横浜・黄金町にスタジオを構え国内外で活動中。被写体、撮影セットを制作し、大判カメラを使って「人の心の微震」を絵画的に映し撮る写真家。
名作「Long Autumn Sweet Thing」が1928年竣工の建物の
古い石の空間と反応する
かわせこうすけ|作曲家・美術家。CMの作曲家としてキャリアをスタートさせ、2002年、音と光を用いた作品を発表し、美術家としてデビュー。以来、表現形態を問わず、「間口が広く奥行きのあるもの」を追求している。2009年度には、代表作《ベアリング・グロッケン II》が、第13回文化庁メディア芸術祭 アート部門・審査委員会推薦作品に選出された。
生まれ故郷徳之島で行なっているプロジェクトと交通
みやもとりゅうじ|1947年東京生まれ。73年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。89年第14回木村伊兵衛写真賞受賞。91年ACC奨学金を得てニューヨーク滞在。96年第6回ヴェネチア・ビエンナーレ建築賞金獅子賞、99年第11回写真の会賞、2005年第55回芸術選奨文部科学大臣賞、第12回日本文化藝術振興賞受賞。建築空間を題材にした独自の作風は国際的にも評価が高く、各地で撮影、発表を続けている。
「絹の夢」日本の近代の礎を築いた絹。
横浜港と帝蚕試験所はその中心にあった
いしうちみやこ|群馬県桐生市生まれ。1970 年代後半から写真を始める。初期3部作で街の匂い、気配、空気を捉えた作品を発表。同じ年生まれの女性の手と足を収めた作品以降、身体の傷跡を写したシリーズを展開。「Mother’s 2000-2005 未来の刻印」でヴェネツィア・ビエンナーレ美術展の第51回日本館代表。2007 年にスタートした「ひろしま」は現在も継続している。2012年には、大正・昭和に流行した着物・銘仙を撮った「絹の夢」を発表。2013年には写真集「Frida by Ishiuchi」を出版。2014年、日本人として3人目となるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。「写真という布を編む」写真家として高い評価を受けた。
水面とも水中ともいえない境界線から風景をとらえた大岡川。
国道16号線をまたぐ通路の両側に展開。
ならはしあさこ|1959年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。80年代半ばに写真家として活動を開始。水の側から陸に向かって撮影された写真をまとめた写真集『half awake and half asleep in the water』刊行を機に欧米でも注目を集め、 日本現代写真を代表する作家として高い評価を得ている。国内外で個展開催・グループ展参加多数。
1917年ごろから戦前迄、西欧文化を進取の気性で取り込んでいったモダンボーイモダンガール。横濱モボモガを探せ!からはじまり、開港5都市モボモガを探せ!は一旦終了。今年からはユーラシアモボモガを探せ!に突入。上海、ウラジオストック、ハルピンへ。
JR鶴見線の構内の壁面に怒濤の海の写真群が新たな表情を与える
こやまほたろう|1955年東京武蔵野市生まれ。87年に東京芸術大学美術研究科博士課程満期退学。87年「現代美術になった写真」(栃木県立美術館)、90年「移行するイメージ」(京都近代美術館)など、写真・映像を主に用いて創作活動を展開し、94-95年には文化庁在外研修でフランスに滞在。2002年個展「Phantom」(栃木県立美術館)現在は、日常の場で時間とイメージの想起を探求するという考えの基、イメージを生成する媒体を主に用いて創作活動を進めている。