横浜市と台北市は、芸術家交流事業を2005年度より行っており、今回で5回目を迎えます。台北市中心部にあるTAV(Taipei Artist Village)と、横浜創造界隈の拠点BankART1929との間で、それぞれの都市からの交換アーティストが3ヶ月ほど滞在制作し、作品を発表してきました。今年もBankART1929では、現地で活発に活動するアーティストを募集します。
皆様のご応募をお待ちしております。
平成21年度台北市との芸術家交流事業 募集要項
レジデンス実施期間
2009年12月- 2010年3月末日までの期間の内、原則として90日間の滞在。
レジデンス場所
台北國際藝術村 Taipei Artist Village
台北市北平東路7號 #7, Beiping E. Rd. Taipei, Taiwan
www.artistvillage.org
募集対象
横浜市に在住、または制作の拠点を持って表現活動をしていること。
応募条件
・ 期間中、原則としてTAV に滞在し、制作活動ができること。一時的にでもそれが不可能となる場合はご相談下さい。
・ 滞在中に展覧会またはパフォーマンス等の作品発表、教育普及活動への参加、ワークショップ等を行うこと。
・ 滞在期間の活動についての記録作成に協力すること。
・ 生活や制作について英語または中国語でコミュニケーションができることが望ましい。
※条件についてはこちらのQ&Aもご覧下さい。
支援内容
台北までの往復1名分のエコノミークラス航空券
住居提供(TAV403号室)キッチンと浴室付、ランドリーサービスあり
制作スタジオ提供(TAV403号室)
制作支援費(1日あたり3,000円×滞在日数)
生活補助費(1日あたり3,000円×滞在日数)
制作の後方支援をするTAVスタッフによるコーディネーションあり
報告書のデザイン・印刷費
選考委員
小林晴夫(blanClass代表 / 元Bゼミ所長)
福住 廉(美術評論家)
小川 希(Art Center Ongoing 代表)
南後由和(社会学者 / 東京大学大学院情報学環助教)
杉崎栄介(アーツコミッション・ヨコハマ)
池田 修(BankART1929代表)
選考方法
書類審査により選考委員会で協議の上1 名を決定します。
応募方法
下記資料3 点を、BankART1929 芸術家交流事業係宛にお送り下さい。
お送り頂いた資料は返却いたしませんのであらかじめご了承下さい。
1. 活動履歴A4サイズ 1枚にまとめたもの。(氏名、住所、電話番号、メー ルアドレスを明記)
2. 過去の作品資料(A4ファイル1冊またはDVD1枚にまとめた資料、あるいはその両方)
3. レジデンス活動についての簡単なプランをテキスト400字にまとめたもの(A4用紙1枚)
応募〆切
2009年12月14日(月)19:00必着
結果発表
直接本人に通知後、HPで公開。
応募・問い合わせ先
BankART1929 芸術家交流事業係
〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9
TEL 045-663-2812 e-mail :
info@bankart1929.com
■台北國際藝術村(Taipei Artist Village) について
台北市の中心地区に位置する国際的なレジデンス施設として、台北市文化局が2001年10月にオープン。中庭のある4階建ての建物は元職業訓練所を欧米の施設を参考にしながらリノベーションしたもの。2008年までに35カ国からのアーティストを招待、台湾からは80名以上のアーティストを国外に送り出した。このように台北國際藝術村はアートと文化の重要な国際的なプラットフォームを形成してきた。2004年より運営を台北市文化基金會に移管。藝術村がクリエイティブコアの役割を担い、影響力のある芸術体験の場として活動できるように一層多くの芸術活動を支援している。
■台北市・横浜市の都市間交流事業について
横浜市は、「創造都市(クリエイティブ・シティ)」の実現を目指し、文化芸術の創造性を活かして都市としての新しい価値や魅力につなげていく取り組みを進めており、都心臨海部を中心に、アーティストやクリエーターが創作・発表・滞在(居住)しやすい環境づくりを推進するため、平成19年7月にアーツコミッション・ヨコハマを立ち上げました。また、横浜市は、アジアの平和と発展に貢献する都市を中期的な目標として、アジア諸都市とのネットワークづくりに取り組んでおり、台北市とは、芸術文化、スポーツ、高校、動物園、図書館などさまざまな分野での交流を進めています。芸術分野では、平成17年度から、芸術家支援の分野などで国際的に豊富な実績をもつ台北市との間で、芸術家を相互に派遣する「芸術家交流事業」をスタートさせ、それぞれの都市から派遣された芸術家が、現地の芸術関係者や市民との交流を深めています。
アーツコミッション・ヨコハマ
(横浜市開港150周年・創造都市事業本部、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
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結果発表
2009年12月15日(火) 13:00(一次)、12月18日(金) 10:30(二次)の、2回の審査会を開催しました。
厳正なる審査の結果、今回の台北行きアーティストは、井出賢嗣氏に決定しました。
以下に、選考経過を記します。
提出資料をもとに各審査員により3名が候補として選出される。
決戦投票にて、井出賢嗣氏と松田直樹氏の両氏が同数となり最終選考の方法として、面接を行うことに決定。
後日、全審査員の出席のもと、両氏がプレゼンテーションと質疑応答を行い、再投票の結果、得票数及び合議の上、井出賢嗣氏が選出される。
次点は松田直樹氏。
以上。
■ これまでの交流事業
2005年度 Off Nibroll (高橋啓祐・矢内原美邦) 陳 妍伊 (Chen Yen-Yi)
2006年度 東野哲史 頼 珮瑜 (Lai Pei-Yu)
2007年度 村田峰紀 何 明桂 (Ho Ming-Kuei)
2008年度 川瀬浩介 陳 宛伶 (Chen Wan-Ling)
2009年度 井出賢嗣 周 育正 (Chou Yu-Cheng)