M meets M 一番上に戻る

村野藤吾展

槇文彦展

開催概要

入館料

会場アクセス

お問合せ

横浜3建築展開催連動シンポジウム|横浜で建築を考えるということ Next M世代の建築家たちの今

→ アーカイヴ動画が視聴できます

BankART KAIKO
BankART Temporary
M meets M 村野藤吾展 & 槇 文彦展 BankART KAIKO & BankART Temporary
M meets M 村野藤吾展 & 槇 文彦展 BankART KAIKO & BankART Temporary
BankART KAIKO
BankART Temporary
2020年10月30日[金]〜 12月27日[日]11:00~19:00(最終日12/27は17:00まで)月曜休館(但し11月23日[月・祝]はオープン)
2020年10月30日[金]〜 12月27日[日]11:00~19:00(最終日12/27は17:00まで)月曜休館(但し11月23日[月・祝]はオープン)

M meets M。ちょうどひと世代の差がある二人の建築家が、ここ横浜の街で出会います。大規模再開発が決まり、一部は保存されますが、惜しまれながら姿が消えていく村野の旧庁舎。一方、6,500人の職員を包括し、横浜の新しい発信基地としてスタートした槇の新市庁舎。2020年、この新旧のリレーが展開されています。この機を捉えて、二人の日本を代表する建築家の展覧会を開催したいと思います。場所は、道路を挟む「旧帝蚕倉庫」と「旧第一銀行」をリノベーションしたアートスペース。二人の偉大な建築家と二棟の歴史的建造物のコラボレーションに是非ご期待ください。


MURANO Togo
村野藤吾展 〜旧横浜市庁舎の建築家 村野藤吾展 〜旧横浜市庁舎の建築家

村野藤吾(1891~1984)は日本近代の建築家を代表する存在であり、日比谷の日生劇場(1963)や箱根プリンスホテル(1978、現ザ・プリンス箱根芦ノ湖)の設計者としても知られています。また2005年には、広島の世界平和記念聖堂(1953)が戦後建築として初めて重要文化財に指定され、大きな話題を呼びました。旧横浜市庁舎(1959)は、その村野藤吾の数少ない庁舎建築作品のひとつであり、その代表的なものとして位置づけられます。また、旧庁舎は横浜開港100周年事業として起案されたものであり、近隣の歴史的建造物と調和する優れた景観を生み出すなど、横浜の中心市街地において、歴史的、景観的にも大きな役割を果たしてきました。

BankART KAIKO内観
村野藤吾肖像

写真提供:
MURANO design

村野藤吾|むらのとうご

1891年佐賀県に生まれる。1918年に早稲田大学理工学部(建築学科)卒業後、渡邊節建築事務所に入所。1929年大阪に村野建築事務所(後に村野、森建築事務所)を設立。1984年兵庫県で逝去(93歳)。古典様式からモダニズム、和風までさまざまな建築様式の手法を取り入れた独自の作風で、300を超える個性豊かな建築を設計した。また近代建造物として初めて国宝に指定された迎賓館(旧赤坂離宮)の改修も手がけた。

旧横浜市庁舎(1959) 行政棟側外観

撮影:市川靖史

旧横浜市庁舎(1959)市会棟側外観 撮影:市川靖史

旧横浜市庁舎(1959)行政棟市民広間側外観

撮影:市川靖史

日本生命日比谷ビル(1963) 外観

撮影:市川靖史

日本生命日比谷ビル(1963) 日生劇場内観

撮影:市川靖史

「村野藤吾の建築 ― 模型が語る豊饒な世界」 展会会場風景(2015年)

写真提供:目黒区美術館

模型集合写真

撮影:市川靖史

箱根プリンスホテル 模型写真

撮影:市川靖史

横浜市旧庁舎 模型写真

撮影:市川靖史

受賞
丸栄百貨店(名古屋市)日本建築学会賞
世界平和記念聖堂(広島市)日本建築学会賞
日本生命日比谷ビル(東京都千代田区)日本建築学会賞
日本芸術院賞
毎日芸術賞
BCS(建築業協会)賞
文化勲章(1967)

主な作品
宇部市民館(現宇部市渡辺翁記念会館)(1937):重要文化財
世界平和記念聖堂(1954):重要文化財
読売会館・そごう東京店(現読売会館・ビックカメラ有楽町店)(1957)
横浜市庁舎(1959)
都ホテル佳水園(現ウェスティン都ホテル京都佳水園)(1959)
日本生命日比谷ビル・日生劇場(1963)
千代田生命本社ビル(現目黒区総合庁舎)(1966)
日本興業銀行本店(現みずほ銀行本店)(1974)
箱根プリンスホテル(1978)
新高輪プリンスホテル(1982)

主な著書
「村野藤吾著作集(新版)」村野藤吾(鹿島出版会2008)
「様式の上にあれ-村野藤吾著作選」(鹿島出版会2008)

主な関連本
「生誕100年記念村野藤吾イメージと建築」(新建築社1991)
「村野藤吾建築案内」村野藤吾研究会編(TOTO出版2009)
「村野藤吾の建築 昭和・戦前」長谷川堯(鹿島出版会2011)
「ある日の村野藤吾-建築家の日記と知人への手紙」村野敦子(六耀社 2008)
「村野藤吾の住宅デザイン:図面資料に見るその世界」京都工芸繊維大学工芸資料館、村野藤吾設計研究会( 国 書刊行会2015)
「村野藤吾のファサードデザイン:図面資料に見るその世界」京都工芸繊維大学工芸資料館、村野藤吾設計研究 会(国書刊行会2013)

村野藤吾展|会場

BankART KAIKO

横浜市中区北仲通5-57-2-1F
みなとみらい線「馬車道」駅2a出口直結徒歩1分
tel: 045-263-9590

・ 村野藤吾展は、JIA神奈川の建築フォーラムの一環として開催されます。
・ 村野藤吾展は、一般財団法人神奈川県建築安全協会の助成を受けて開催されます。

村野藤吾建築展実行委員会:

JIA神奈川、

神奈川県建築士会、

日本建築学会関東支部神奈川支所、

曽我部昌史、

松隈 洋、

鈴木伸治


MAKI Fumihiko
槇文彦展 槇文彦展

村野に続く世代にあたる槇文彦(1928~)は、ヒルサイドテラス、スパイラル、幕張メッセやニューヨークの4WTCなど、国内外で現代建築を牽引する影響力のある建築の設計で知られています。ここ横浜でも六大事業の都心部強化事業(みなとみらい地区など)、金沢地先埋立事業(シーサイドタウンなど)に深い関わりがあります。この時期の槇は、田村明ひきいる横浜の街づくりの、「アーバンデザイナー」としての役割を担っていました。北沢猛が2002年に創造都市構想を提案するにあたり、歴史的建造物を残し、そこにクリエイティビティを挿入しながら、街を再生していくことを推進しはじめた時にも、二棟の歴史的建造物(旧第一銀行、旧富士銀行)の再生を担いました。それゆえ、今回の新市庁舎の設計は、横浜の街づくりに長年携わってきた、槇の提案が評価されて実現したものであり、横浜の中心として今後大きな役割を果たしていくことでしょう。

BankART KAIKO内観
村野藤吾肖像

槇 文彦|まきふみひこ

1928年東京都に生まれる。1952年に東京大学工学部建築学科を卒業し、アメリカのクランブルック美術学院及びハーバード大学大学院の修士課程を修了。その後は、スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル、セルト・ジャクソン建築設計事務所、ワシントン大学のキャンパス・プランニング・オフィスに勤務する。ワシントン大学とハーバード大学で都市デザインの準教授も務める。1965年に帰国、株式会社槇総合計画事務所を設立。40人の所員と共にオフイスを構えながら、東京大学教授を務め、1989年まで教壇に立つ。現在に至るまで日本を含め、国内外で設計活動を続けている。

横浜市庁舎

横浜市役所アトリウム

横浜市立並木第一小学校

撮影:槇総合計画事務所

金沢シーサイドタウン

撮影:槇総合計画事務所

ヒルサイドテラス

撮影:北嶋俊治

ヒルサイドテラス

撮影:槇総合計画事務所

幕張メッセ

撮影:北嶋俊治

東京体育館

撮影:北嶋俊治

深圳海上世界文化芸術中心

撮影:槇総合計画事務所

島根県立古代出雲歴史博物館

撮影:北嶋俊治

東京電機大学 東京千住キャンパス

撮影:北嶋俊治

マサチューセッツ工科大学 新メディア研究所

撮影:Anton Grassl

ワールド・トレード・センター

撮影:Tectonic

スパイラル

撮影:北嶋俊治

所属

日本建築家協会名誉会員
アメリカ芸術・科学アカデミー名誉会員
アメリカ建築家協会(AIA)名誉会員
王立英国建築家協会(RIBA)名誉会員
ドイツ連邦建築家協会名誉会員
フランス建築アカデミー名誉会員
その他スコットランド、オーストラリア、メキシコ、チェコ、台湾の建築家協会名誉会員

国際賞

1987AIAレイノルズ記念賞
1988ウルフ基金賞・建築部門
1990トーマス・ジェファーソン建築賞
1993プリツカー賞
1993UIA(国際建築家連盟)ゴールドメダル
1993プリンス オブ ウェールズ都市デザイン賞
1998フランス芸術・文化功労勲章
1999アーノルド ブルンナー記念建築賞
1999高松宮殿下記念世界文化賞
2011AIA(アメリカ建築家協会)ゴールドメダル

国内賞

1963日本建築学会賞
1967毎日芸術賞
1973文部大臣芸術選奨
1980日本芸術大賞
1985日本建築学会賞
1991紫綬褒章
1992朝日賞
1998村野藤吾賞
2001日本建築学会大賞
2013恩賜賞・日本芸術院賞
2013文化功労者

主な著書

1979見え隠れする都市 鹿島出版会
1992記憶の形象 筑摩書房
2006ヒルサイドテラス+ウエストの世界 鹿島出版会
2008夢を育んで 都市・建築のエッセイ集(英) MITプレス
2013漂うモダニズム 左右社
2015応答漂うモダニズム 左右社
2015建築から都市を、都市から建築を考える 岩波書店
2017残像のモダニズム―「共感のヒューマニズムをめざして 岩波書店
2020アーバニズムのいま 鹿島出版会

主な作品集

1980-1999現代の建築家シリーズ 槇文彦1~4巻 鹿島出版会
1987槇文彦の建築(英) セルジ・サラ エレクタモニトゥアー社
1996槇文彦の建築とプロジェクト(英) プリンストン アーキテクチャー プレス
2002槇文彦の建築(英) ジェニファー・テイラー バークハイザー社
2008槇文彦の建築(英) ファイドン プレス
2008IN PROGRESS 槇文彦 海外最新プロジェクト 新建築社
2012POWER OF SPACE 槇文彦の近作
2007-2015a+u臨時増刊
2013槇文彦の建築(19602013) 建筑創作
2015槇文彦+槇総合計画事務所2015 時・姿・空間-場所の構築を目指して 鹿島出版会
2018Recent Work Fumihiko Maki 槇文彦+槇総合計画事務所 最近作から 鹿島出版会

槇 文彦展|会場

横浜市中区本町6-50-1
tel: 045-663-2813
みなとみらい線「馬車道」駅1b出口直結徒歩1分

槇文彦展開催実行委員会:

朝倉健吾、

北川フラム、

陣内秀信、

五十嵐太郎、

鈴木伸治

開催概要

M meets M 村野藤吾展 槇 文彦展

開催日時

会期:2020年10月30日[金]~12月27日[日]
時間:11:00~19:00
休館:月曜、但し11/23[月・祝]はオープン

開催場所

村野藤吾建築展 ~旧横浜市庁舎の建築家~

BankART KAIKO
横浜市中区北仲通5-57-2-1F

槇文彦+槇総合計画事務所~人・建築・都市
槇 文彦建築展

BankART Temporary
横浜市中区本町6-50-1

入館料

共通チケット

一般 1,600円
大学生、専門学校生 1,000円
横浜市民/在住 1,000円
高校生、65才以上 600円
障がい者手帖お持ちの方/付添1名 無料
中学生以下 無料

* 村野藤吾展と槇文彦展どちらもご観覧いただけます。
* ご本人に限り会期中何度でも入場可能です

相互チケット割引(チケット提示で入場料100円割引)
建築家 浦辺鎮太郎の仕事 横浜展 「都市デザインへの挑戦」
2020年11月14日[土]~12月13日[日]
会場|横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース
開館時間|10時30分~18時30分(入館は18時まで)

会場アクセス

横浜市中区北仲通5-57-2-1F
tel: 045-263-9590
みなとみらい線「馬車道」駅2a出口直結徒歩1分

横浜市中区本町6-50-1
tel: 045-663-2813
みなとみらい線「馬車道」駅1b出口直結徒歩1分

主催

村野藤吾建築展実行委員会、

槇文彦展開催実行委員会

共催

横浜市文化観光局

後援

横浜市建築局、

横浜市都市整備局

特別協賛

鹿島建設株式会社、

京浜急行電鉄株式会社、

株式会社竹中工務店、

東急株式会社、

三井不動産株式会社、

朝倉不動産株式会社、

戸田建設株式会社、

川本工業株式会社、

株式会社キクシマ、

株式会社共栄社、

株式会社松尾工務店、

横浜エレベータ株式会社、

株式会社渡辺組、

神奈川県空調衛生工業会、

神奈川県建設業協会、

神奈川県建設業協会横浜支部、

株式会社ディー・エヌ・エー 

*掲載順は協賛金口数、組織名五十音順

協力

村野藤吾展|

尼崎市教育委員会、

京都工芸繊維大学美術工芸資料館、

MURANO design、

村野藤吾の設計研究会、

目黒区美術館、

東京都立大学小泉研究室 

*五十音順

村野藤吾建築展実行委員会:

JIA神奈川、

神奈川県建築士会、

日本建築学会関東支部神奈川支所、

曽我部昌史、

松隈 洋、

鈴木伸治

槇文彦展開催実行委員会:

朝倉健吾、

北川フラム、

陣内秀信、

五十嵐太郎、

鈴木伸治