観光のスタートは、BankART Studio NYKを巡る旅から始まります。1953年生まれのコンクリートの荒々しい空間に咲く花畑と海を彷徨いながら、封印された光の部屋（島）を訪ね歩きます。河岸には、草木が繁茂し、動物たちがポツネンと存在する楽園が出現。水上の家を訪ねる事もできます。

NYK本体のあとは、黄金町への道程、「近くにあるのに気づかない街」を巡るプログラムです。「日本郵船歴史博物館」に立ち寄り、日本近代の礎を築いた帝蚕倉庫群の跡地、北仲地区へ。現在ここは再開発のまっただなかで、新市庁舎の工事も進んでいますが、12年前には253名ものクリエイターのシェアスタジオ「北仲BRICK&北仲WHITE」もあった場所です。今回、会期にあわせて、「北仲COOP」と称した横浜創造都市の集積であるミュージアムショップがオープンします。（主催：横浜創造界隈共同体）工事の仮囲いをぐるっと巡ったあと、「国道16号線を渡れ！」の号令のもと、地下道をくぐると野毛地区へと導かれます。ここまでくると黄金町はすぐそこです。

「歴史的建造物（未活用）」や「横浜の郊外住宅」、「アーティストのシェアスペース」を巡るツアーや、「続・朝鮮通信使2017～韓国のオルタナティブ」等の特別メニューも用意されています。（WEBサイト、BankART Studio NYKで随時情報公開）2017年夏と秋のBankART LifeⅤをお楽しみください。