sun bath

ガムの写真作品を作ろうと考えてから、それを置くための台を探していた。
不定期に現れる飼い主の分からない猫が、短い間ながらアトリエの床に丸まってお盆ほどの低いテーブルを築いていた。その上にガムを置いて撮影をした。
次へ動き出すための機能を回復させるため、猫のテーブルは表面に小波を寄せつつ土台を微妙にくねらせながらガムを乗せた天板を保っている。

🅖 みなとみらい線新高島駅1番線ホーム・2番線ホーム
横浜市西区みなとみらい5-1-1- B5(ホーム階)

みなとみらい21地区

大田黒衣美

おおたぐろ・えみ

2019年文化庁新進芸術家海外研修制度を受けベルリンを拠点に活動し、現在は愛知県在住。主な展覧会として「ねこのほそ道」豊田市美術館(愛知/2023)、「DOMANI・明日展 2021」国立新美術館(東京/2021)、「the reverie」KAYOKOYUKI(東京/2022)、「MESA」クンストラーハウス・ベタニアン(ベルリン/2020)などに参加。