BankART1929は、2011年より現代企画室とともに『中原佑介美術批評選集』を刊行してきました。
またBankARTスクールではこの選集を題材に、多様なゲストを迎えながら、クラブヒルサイドと共同で研究会「中原佑介を読む」を開催してきました。
このたび、中原佑介没後15周年、ならびに『中原佑介美術批評選集』完結を記念し、シンポジウムをヒルサイドプラザにて開催いたします。
みなさまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
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戦後日本の美術批評の地平を切り拓き、2011年3月、東日本大震災の直前に逝去した中原佑介。その膨大な仕事を集成した『中原佑介美術批評選集』が、このたび完結を迎えます。震災と原発事故、パンデミック、気候変動、国際情勢の危機、そして揺らぐ民主主義―この15年、私たちの世界は大きな転換を経験してきました。こうした時代に、私たちはいまどこに立ち、どこへ向かおうとしているのか。湯川秀樹のもとで理論物理を学び、美術批評へと転じた中原佑介は、美術を通して社会や時代と向き合い、分野を越えて思考することの重要性を示し続けました。その思想と実践は、今日においてなお、私たちにとって重要な道標になるはずです。中原が晩年に美術の希望を見出した越後妻有・大地の芸術祭から四半世紀を経たいま、美術の可能性と社会との関係をあらためて問い直す場を、多様な参加者とともにひらきます。
◆中原佑介没後15周年「中原佑介美術批評選集」完結記念シンポジウム
私たちはどこへ行くのか―「中原佑介」を起点に
日時:2026年3月18日(水)18時~20時
会場:ヒルサイドプラザ(東京都渋谷区猿楽町29-10)
料金:1,500円
会場にて「中原佑介美術批評選集」を特別価格でご購入いただけます。
出演:
加治屋健司(東京大学大学院教授)/北川フラム(アートフロントギャラリー代表)
成相肇(東京国立近代美術館主任研究員)/布施琳太郎(アーティスト)
細淵太麻紀(BankART1929代表)/光田ゆり(多摩美術大学教授)
◆プログラム
◎基調報告:加治屋健司(東京大学大学院教授)
「中原佑介美術批評選集』編集を終えて―その思想と実践の変遷」
◎講演:北川フラム(アートフロントギャラリー代表)
「中原佑介さんから享けたもの」
◎シンポジウム「私たちはどこへ行くのか―<中原佑介>を起点に」
登壇者:北川フラム、成相肇(東京国立近代美術館主任研究員)、布施琳太郎(アーティスト)、細淵太麻紀(BankART1929代表)、光田ゆり(多摩美術大学教授)
モデレーター:加治屋健司
20:00ー閉会
※終了後、アートフロントギャラリー(ヒルサイドテラスA8)にて交流会を開催します。
◆中原佑介について
1931年神戸市生まれ。京都大学、同大学院湯川秀樹研究室で理論物理学を専攻。55年修士論文と並行して書いた「創造のための批評」が美術出版社主催第2回美術評論募集第一席に入選、美術批評の道へ進む。以後、批評活動と並行して、数多くの先鋭的な展覧会を企画。70年には第10回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)「人間と物質」のコミッショナーを務め、以後日本における国際的な現代美術の展開に大きな影響を与えた。京都精華大学学長、水戸芸術館美術部門芸術総監督、兵庫県立美術館館長などを歴任。2011年3月3日逝去。享年79歳。同年8月から現代企画室とBankART1929により『中原佑介美術批評選集』刊行開始、2026年3月完結。
◆詳細・申込方法
以下をご覧いただきお申込みください。
https://artfront-nakahara-symposium.peatix.com
主催:アートフロントギャラリー、BankART1929
共催:現代企画室
お問合せ:アートフロントギャラリー