【横浜クリエイティブCOOP】商品のご紹介-象の鼻テラスアーティスト編vol.1

BankART実験広報部の今井です

今回は、海のすぐそば🌊 で横浜らしい景色を眺めつつアートを楽しめる 象の鼻テラスにゆかりのあるアーティストさんをご紹介していきます👏

初めにご紹介するのは 荒牧悠 さん
物の仕組みや認知に注目した作品を制作しているアーティストさんです💡
クリエイティブCOOPではユニークなシールと、自由に貼るのが楽しくなっちゃうシールブックを販売中!大人も楽しめるシールブックになっています🙋

続いてのご紹介は 信耕ミミ さんです
現在、活動名が「ハテサテオ」さんになったそうで、コマ撮りアニメーションの制作以外にも活動していくとのこと✨
信耕さん改め、ハテサテオさんのグッズは、開くと飛び出す物語カードとカードが作れるキットのセット📝 計3種類お取り扱いしております!

次にご紹介するのは 曽谷朝絵 さん🌈
色鮮やかなのに柔らかく優しい油彩画を描かれるアーティストさんです
様々なポストカードと過去展示の冊子、A2サイズのポスターなど魅力的なグッズたちを販売していますが、イチオシは透明なアクリルキューブです🧊✨

続いては 山口典子 さんのグッズをご紹介😆
京都を拠点に活動されていて、幅広く様々な表現方法が特徴のアーティスさんです
今回は1点1点を手作業でペイントしたというカラフルな紙袋を販売🛍️ プレゼントの包装などにおひとついかがでしょうか?

「人や物事のかかわり」をテーマに、作品制作やイベント企画をおこなっている 𠮷田結美 さん👫
優しく素朴な絵本冊子やドローイングのほか、日本神話に登場する神様「スクナビコナ」モチーフのキャラクターの焼き物が皆さんをお待ちしています☺️

横浜グッズの制作・販売をおこなっている株式会社エクスポートさん🛟
「赤い靴」を模したチョコレートのほか、中川憲造さんデザインの「ブルーダル」のグッズであるチョコレートやサイダー、可愛らしいブルーダルの人形を販売中🐶 横浜土産にぜひ!

続いては、アーティストと料理人の両方の顔を持つ 内藤正雄 さんのグッズ
横浜市中区で飲食店などを運営しつつ料理のケータリングを、時にはアーティストとしてインスタレーションなどおこなっていらっしゃいます🧑‍🍳
今回は内藤さんの写真集zineを2点お取り扱いしていますよ📷 内藤さんの料理が食べたくなること間違いナシです

続いてご紹介するのは 井上尚子 さん
井上さんは「匂いと記憶」から表現のアプローチを試みるアーティスト👃 匂いに関係するワークショップを多数企画されています
今回は過去に開催された展示とワークショップがデザインされたオリジナルエコバッグを販売!作家さんが1つ1つミシン縫いしたものになります🪡

次のご紹介は orangcosong さん🧳
アーティストでダンサーの住吉山実里さんと、同じくアーティストや批評家などで活動されている藤原ちからさんの2人組のアーティストグループです
過去の活動や日記を記録した書籍と、実際に街中を冒険できる冊子、今すぐ旅に出たくなるカバン2種類を販売しております!今すぐ旅に出かけよう♫

最後に SLOW LABEL さんのグッズをご紹介
国内外で活躍するアーティストや企業、福祉施設をつなげることで、新たな「モノづくり」「コトづくり」を目指すNPO法人です
今回はタイポグラフィと点字が共存する封筒2種を販売✉️ マイノリティの壁を逆手に取った素敵なデザインのアイテムです✨

現在、象の鼻テラスでは5月10日より「7 SEEDS -COMMUNICATION UNDER TREES-」が開催中!横浜クリエイティブCOOPからも歩いていけますので、お散歩がてらこちらにもぜひ✨

次回も象の鼻テラスゆかりのアーティストさんをご紹介しますのでお楽しみに👀
皆さまの来場、心よりお待ちしております

テキスト・写真:今井
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創造都市20周年記念「横浜クリエイティブCOOP」
会期:2024年3月15日(金)~ 6月9日(日) 10:00~18:00
定休日:毎週木曜(4月4日、5月2日、6月6日を除く)
会場:BankART KAIKO ショップエリア
横浜市中区北仲通5-57-2 北仲ブリック&ホワイト 1階

https://bankart1929.com/…/artists/yokohama-creative-coop

【多様な地図で巡るツアー】クリエイターが集まる街、関内外を訪ねるツアー : 関内外OPEN!16幹事 小林璃代子さん、原﨑寛明さん(CHA)

「関内外」とはどこでしょうか?
1859年(安政6)年に横浜は開港し、諸外国との商取引などが始まりました。伊勢佐木町から馬車道に向かうあたりには関所が設けられ、この関所の内側、現在のJR関内駅の線路より海寄りを「関内」と呼称します。この「関内」と線路より外側の大岡川と中村川に囲まれた首都高速神奈川3号線の花ノ木あたりまでの場所(吉田新田)やその周辺を合わせて「関内外」(関内・関外地区)です。

「関内・関外地区位置図」横浜市都市整備局WEBから転載

このエリアには、街の記憶を物語る銀行建築など歴史的建造物が存在し、戦後復興の中で建てられた防火帯建築が現役で使われるなど、高層建築が林立するみなとみらいとは、様相が異なる街並みとなっています。そして、防火帯建築では、アーテイストやクリエイターがリノベーションしスタジオやオフィスを構えて、互いの持ち味を活かした協働作業に結び付く場が形成され、創造的な活動が繰り広げられているのです。なぜ、「関内外」にクリエイターが集まり、何を起きているのか。今回のツアーでは、関内外に集まったクリエイターの活動を知ってもらうため、2009年に始まった「関内外 OPEN!」を背景に、実際に何カ所かのオフィスやスタジオをお訪ねし、「クリエイターが集まる街」の魅力を体感しました。

集合は泰生ビルの一階。防火帯建築でクリエイターが集まるきっかけとなったビルです。関内外OPEN!16幹事小林璃代子さんのツアー趣旨を皮切りに、創造都市やBankART Life7について、BankART1929秋元副代表が説明し、次に芸術文化振興財団 アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)の小原光洋さんが「関内外OPEN!」について、経緯と現状をスライドで説明しました。

「関内外OPEN!」では、普段見ることが出来ない仕事場を見学できる「オープンスタジオ」や公共空間を活用した「道路のパークフェス」など、クリエイターと交流できる機会を創出してきました。

いつも会場となるこの場所も、あちらこちらに手が加えられたリノベーション物件です。

リノベーションを手掛けたオンデザイン岩穴口さんに案内されオフィスに伺いました。外から見えづらいクリエイターの様子を、通りを歩く人たちにも感じ取ってもらえるよう、まるでカフェのような雰囲気を醸し出す一階。空間に植物を繁茂させたり、意外な隙間から上下動が可能な場所があったりと、無機質で画一的なオフィスとは異なる有機的な匂いすら感じさせる設えの二階。

同じ二階のさくらWORKSはシェアスタジオです。運営者(横浜コミュニテイ・ラボ)の姜美宇さんから、開設から10年を経て、コロナ過での低迷期を切り抜けた様子、イス一つでもOKな入居方法など、単なる場所貸しだけでなく、人と人とのつながりから生まれるプロジェクトを発展させる場を創設するなど、ユニークな活動の様子を伺いました。整然とデスクが並ぶオフィスではなく、まるで迷路のような部屋の有様が、意外に落ち着ける空間となっているのです。そして屋上では、菜園の実験を続けている現場も見せていただき、活動の奥行を感じました。

この泰生ビルが面する通りは「さくら通り」ですが、通りに面する泰生ポーチや古民家・さくらHOUSEなど、この一角を中心として、多数のクリエイターによる多彩な活動が展開されています。そして、今年の「関内外OPEN!16」では、さくら通りがメイン会場になる予定とのこと。期待が膨らみます。

次に、同じく防火帯建築の常盤ビルへ移動し、オフィスを構える入居者の原崎寛明さん(CHA)岡部さん(voids)から、入居のきっかけやリノベーションについて伺いました。

元々の部屋は住宅仕様でした。CHA(3階201-202)では二戸一に壁を抜いて、オフィス内で行き来が出来る一体の空間を創り出しています。元は泰生ポーチにオフィスがあったのですが、手狭になったことから移転先を探してたところ、こちらは、一部屋では狭いものの、隣り合わせで構造的に壁を抜くことが出来る部屋を選んで借りられたこと、家主がリノベーションに理解を示してくれたことが、オフィスを構える動機付けでもあり大きな要因だったとのことです。

続いて、voids EDIT(3階205)とvoids DESIGN(3階210)の二つのオフィスにお邪魔しました。こちらのリノベはCHAが手掛けられたのですが、CHAのオフィスでは床から上がってくる冷気に難儀した経験を踏まえて、voids EDITでは床に断熱材を仕込んだり、水回りの工夫を施し天井にパイプを這わせて、緑を吊り下げられる仕掛けを造ったり、快適さを向上させていました。voids DESIGNでは、作業と打合せスペースを分けるため室内を区切る必要がある中、かっちり仕切る壁をあえて作らず、その代わりに金網状のカーテンを施し、それを開閉することで互いの視線は合わないが、閉塞感がない空間が創出されていました。このカーテンの素材はファッション界で活用されているもので、この後伺う予定のニブロールさんに相談して、カーテンとして作られたものだとのこと。

部屋を活用するサイドのニーズを丹念に聞き取り、思い切った手法と確かな技術で反映させたリノベーションは、入居者の満足度を高め、場所に対する思い入れを醸成することにつながります。リノベだからこそできたことのワクワクするような感覚が共有できるのではないでしょうか。

常盤ビルには、建築家やデザイナー、アーテイストが多く入居していています。実はこれは関内地区の特徴でもあります。このような環境の中で、リノベーションの際に相談し合あったり、雑談の機会を持つため、オフィスに自由に出入りできる雰囲気があるなど、通常の仕事だけでは生まれない多面的な関係性を、入居者同士で築き上げて来た様子が伺われました。

入居者自身が企画して屋上で交流会を開くこともあるそうですが、更に住民同士の行き来を深めるため設けられた、4階(311)住民共有スペースで休憩しながら話を聞きました。このスペースは、家主さんと交渉して、居住賃貸をせず、入居者の交流を目的とした入居者による作品展示会やトークショーなどを企画しているそうです。今年の「関内外OPEN!」では、外向けの展開も検討中とのことです。

参加者の皆さんは、泰生ビルや常盤ビルに訪れたのは初めてという方も多く、狭い廊下や階段の様子や、あまり見る機会のないクリエイターの仕事場やリノベーションの工夫に声を上げたりと、興味津々でした。

「関内外」には、建築系のオフィスが多い傾向にあること、すなわちリノベーションが仕掛けやすい環境だということ(大家さんの理解は当然ですが)。規模的にも顔が見える関係を創りやすい、「村」っぽいところが良い。など、実態を語る言葉に参加者も納得されている雰囲気でした。

常盤ビルから関内駅方面に向かいインキュベーション施設のYOXO BOXに辿り着きます。残念ながらYOXO BOXは土日はお休みです。目の前の旧横浜市役所再開発現場と併せて秋元副代表から説明。重ねて小原さんからも、起業家支援を行うYOXO BOXや、G Innovation Hub YOKOHAMA、AGORA KGU KANNAI、そしてさくらWORKS<関内>と、シェアオフィスが集積していて、オフィスや新しい繋がりを求める起業家・スタートアップ企業も数多く集まっていること。だからこそ、「関内外OPEN!」は起業家・企業がデザイナーやアーティストと出会い交流を生み出す場を設けるなど、『クリエイターが集まる関内外』という街の特性を活かした取り組みにつなげることができると説明がありました。

ここから横浜スタジアムを左手にして線路の向こう側の「関外」に向かいます。ツアーの最終地点は守谷ビルに入居するスタジオニブロールです。代表の矢内原充志さんから、スタジオを構えた経緯や現在の活動の様子など伺いました。

スタジオは、グラフィック・プロダクト・建築・ランドスケープ・インテリアなど幅広いクリエイターが創作活動をするコワーキングスペースとなっていることが特徴です。ファッションという領域を超え、矢内原さん自身、過日手掛けられたパブリックアートテーブルのように、街づくりにも関連する動きやブランデイングを手掛けていることなど話していただきました。

元々のスタジオは、現在の新港ふ頭客船ターミナルハンマーヘッドの場所に、2008年トリエンナーレ会場としてあった新港ピアを前身とする「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(シェアスタジオ)からスタートして山下町を経て、この場所に移転したとのこと。

観光客や企業会社員に溢れた関内地区を目前として、スタジオが隣接するエリアは、横浜港の発展とともにあった日雇い労働者が多く生活を営んだ寿町です。この寿町を舞台として2017年に開催された「KOTOBUKI INSIDE project」の話を伺いました。これは、超高齢化や複雑な境遇にある住民たちと対話し好みや昔の話を聞きながらその多様性に着目し、それぞれの人にマッチした洋服を着てもらいポートレイト写真とした写真展です。スタジオ移転をきっかけに、この街にアプローチすることの必要性を感じたことが、この企画に取り組んだ動機だったそうです。「関内」から「関外」へ、様子を違えた場所に移転し、双方を見通す立ち位置を強く意識されているのが印象的でした。

2時間少々の行程で参加者からは、「自分が住んでいるまちでこんなに面白い場所があることは知らなかった」「クリエイターがまちや居住者同士で馴染んでいるのが興味深い、このような関係があるから新しいものが生み出されることに納得した」「オフィスを開放してくれるのはすごいこと」といった声が聞かれました。
コンダクターの小林さんやACYの小原さんからは、今年の関内外の予告もたっぷりしていただきました。都市に棲むクリエイターやアーテイストの活動に触れる絶好の機会である「関内外OPEN!」での再訪につながることを期待しています。

皆さん、11月3日「関内外OPEN! 16」で、またお会いしましょう!

関内外OPEN!16幹事小林璃代子さん撮影
関内外OPEN!16幹事小林璃代子さん撮影

文章・写真(撮影者記載以外) BankART1929スタッフ 大蔭直子

【横浜クリエイティブCOOP】商品のご紹介-黄金町スタジオアーティスト編

BankART実験広報部の今井です

大型連休も終わり、少し落ち着きを取り戻してきたこの頃、トリエンナーレ展示会場、ショップ、共に落ち着いて鑑賞できる絶好の機会🤩
何気ない日々を彩るのにぴったりなグッズの中でも、黄金町にスタジオを構え制作されている作家さんのアイテムをご紹介します!


今回最初にご紹介するのは usagi さん🐇
ゆるりと日々を生活するうさぎのグッズを多数お取り扱い中です
Tシャツ、トートバッグなどの布製品のほか、シールやアクリルキーホルダー、ポストカードも!どれも可愛くて迷っちゃいます🥰

続いてのご紹介は 宇田見飛天 さん
あたたかくも力強く描かれる幼い子供や猫に思わず心が惹かれます
店頭では宇田見さんの作品を手軽に楽しめるキャンバスアートとポストカード、猫型のファントムマスクを販売しておりますよ🐱

次にご紹介するのは 太田瑞穂 さん
太田さんは横浜市や黄金町などで子供向けのワークショップを手がけていらっしゃいます👦
柔らかな印象を受ける陶器のお皿と箸置きは日常使いもしやすくて大変オススメです✨


続いては、アーティスト2名のコラボグループ acatunderbubblewrap さん
プログラミングと手作業で作品を生み出す小林誠一さんと、布や刺繍などを用いて作品制作をおこなう美塩・持田・ジャックさんによるTシャツを販売中です🤝
様々なTシャツが並んでおりますが、どれもほぼ1点モノ!お好きな模様、色のTシャツを探してくださいね


次は編み物で作品を制作されている 近あづき さんをご紹介🧶
CMやテレビへの衣装協力のほか、黄金町であみもの教室を開いたりと様々な方面で活動されているアーティストさんです
今回はご自身のブランド「pipi-goldfish」さんからハンドニットのブローチやヘアクリップ、ヘアゴムを販売🎀 和紙のブローチは要チェックです!


続いては SUZUKIMI さんのご紹介です
動植物をモチーフにした絵画や、牛乳パックや食品の包装といった廃棄物で作品を制作されているSUZUKIMIさん🧃
クリエイティブCOOPではシルクスクリーン印刷のカエルのTシャツに、インスタレーション作品が印刷されたポストカードを販売中🌱 一緒に環境問題について考えてみませんか?


日常風景を描いた絵画が目を引く 橋村至星 さんのグッズ👀
よく観てみるとなんだか奇妙な風景に見えるような…日々の景色に紛れる違和感を描くアーティストさんです
たくさんのいちごが描かれたマグカップやスマホケース、Tシャツには他の食品が描かれたものもお取り扱いしています😆


色彩が素敵なアイテムは ビココンドウ さんのグッズです
独学で作品制作を始めたというビコさん、淡くカラフルな作品や青を基調とした作品を制作されています🌌
作品を気軽に身につけられるピアス、イヤリングのほか、小さなキャンバスのようなマグネットを絶賛販売中です✨


次にご紹介するのは Ariane Mercier-Beau(アリアネ・メルシエ・ボー) さん
ドイツ生まれのフランス人アーティストで、テキスタイルや油彩などを利用した作品を生み出す若手作家さん🎨
今回のクリエイティブCOOPには手刷りのポストカード3種と、イラストと文字が描かれたキュートなパンツをご用意しております👖💖


最後にご紹介するのは キウチアサミ さんのグッズ🩰
オランダでパフォーマンスとワークショップをおこなっていたグローバルなアーティストさんです
現在販売している木靴とビニール靴のストラップは、既に同じものを持っている方がヨーロッパに30人程いるそうです😳 片手に収まる不思議な体験をしてみませんか?


5月は心身ともに疲れやすくなる時期ですので、のんびり街歩きしながら美術鑑賞で息抜きもおすすめです💨
皆さまのお越しを心よりお待ちしております

テキスト・写真:今井
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創造都市20周年記念「横浜クリエイティブCOOP」
会期:2024年3月15日(金)~ 6月9日(日) 10:00~18:00
定休日:毎週木曜(4月4日、5月2日、6月6日を除く)
会場:BankART KAIKO ショップエリア
横浜市中区北仲通5-57-2 北仲ブリック&ホワイト 1階

https://bankart1929.com/…/artists/yokohama-creative-coop

【多様な地図で巡るツアー】 blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー  大東忍 「例えば灯台になること」♯1

横浜の海辺はたくさんの照明・ライトアップがされていて、その中にあって、大東さんの小さな灯台を見つけた時はわぁっとほっこり嬉しくなるのでした。
が、灯台は突端で吹っさらされなかなか過酷な仕事だということも分かりました。人を導くのは簡単ではありません。
華やかなみなとみらいから少し離れて、いつもと違う横浜を観ました。

テキストと写真:blanClass

【多様な地図で巡るツアー】山野真悟さんと往く古書店の魅力を堪能する馬車道、伊勢佐木町古書店ツアー

こんにちは☀️

BankART実験広報部の福谷です。

本日は山野真悟さんと巡る、馬車道と伊勢佐木町の古書店ツアーに参加してきました!🚶‍♀️📚

山野さんは今回BankART Life7と連携している黄金町バザールのディレクターさんです。

今回の古書店ツアーは山野さんのご趣味とのことで(笑)。私も本が好きなので一緒に楽しもうと思います!

最初にBankART KAIKOで山野さんから古書店マナー講座がありました👀

古書店に行く時のマナーは3つ!

✔大きな声で喋らない!本が買える図書館だと思うこと🤐

✔店内の写真を撮らない!個人経営のお店もあるので経営の邪魔をしてはいけません🙅‍♀️

︎︎︎︎✔一か八か、高いなと思っても買ってみること!絶版だったり署名が入ってたり、希少なものなのにすごく安かったりするのでそういうのを探して買う楽しみを今日は練習するツアーなんだそうです😏

マナーを頭に刻んでいざ古書店へ…!

馬車道と伊勢佐木町をみんなで歩きながら、なんと6軒も古書店を回りました。多いので印象に残った場所をご紹介しようと思います!

まずは一番最初に訪れた「本の木 誠文堂書店」さん📚

駅から近く、キリスト教や歴史、芸術関係中心の古書を扱っています。普段読まない系統のものばかりで新鮮です👀✨お店の歴史も長く、入り口から中まで本棚に収まりきらない量の本が…!ツアー参加者の方もここで本を買われてる方が多く見られました。私もここで一冊購入してみましたよ〜!

次は「玩具文庫活刻堂」さん📚

本ももちろんありますが、昔のフィギュアやレコードがとっても多く、ショーケースにたくさん並んでいました。見てるだけで楽しいお店です!

お次は「馬燈書房」さん📚

棚ごとに値段設定やジャンル分けがされており、文庫本から雑誌、郷土史、宗教本やDVDまで幅広く扱っています。ここの特徴はなんと言っても料金箱型のセルフレジ!外で売られている本は料金箱にお支払いするだけでお買い物ができてしまいます。レジ精算だと別途消費税がかかるのでセルフの方がお買い得です…!

一通り回ったあとはみんなで黄金町へ🚶‍♀️

黄金町芸術センター集会場で今日買った古書をみんなで見せ合い山野さんからコメントをもらいました!

私の買った本は、なんと初版の復刻版だったようでケースと奥付が二つついているものでした。面白い…!BankARTのキオさんが一番本を購入していて楽しそうでした(笑)。

みなさんのお話も聞いていましたが、衝動買いで買った人、ずっと探してた本を安く見つけられた人、新しい版の本を持ってるけど装丁が可愛いから古いのを買った人。いろんな理由で本を買われていました!みんな元は知り合いではないのに楽しそうにお話されていて、趣味で繋がることのできるとても良い機会になったんじゃないかなと思います!😊

山野さんがディレクターを務める黄金町バザールは、現在BankARTLife7と共に横浜トリエンナーレと連携して開催中です!セット券を買うと別個で行くよりお得になっています。購入はこちらのリンクからお求めください。https://shorturl.at/fhCR0

そちらもぜひ足を運んでみてください🌟

【アートラーニング・インタビュー #8】BankART Life7 参加アーティスト・婦木加奈子 by BankART実験広報部

こんにちは!BankART実験広報部の福谷です。

今回はLife7出展作家さんの婦木加奈子さんにインタビューです!🎤

婦木さんの「洗濯物の彫刻」という作品は洗濯物もハンガーもグレー1色。設営時も一番会場に足を運んで作品を作られていた婦木さんの魅力を伝えていきます!👇

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Q.今回の作品について教えてもらえますか?

婦木:これは柔らかいものを外側からテグスでギュッて引っ張って形にしているっていう作品で、展示されている空間の中で柱とか壁とか天井の構造と物理的に繋ぎ合わせて形を保てる彫刻みたいなのを作れないかなと思って作りました。洗濯物をモチーフにしてるんですけど、洗濯物って街を歩いててどこでも目に入るというか、そこで暮らしてる人がいたらそこに立ち現れてる風景という感じがして、日々生活する中で現れてしまわれてまた現れてまたしまわれて繰り返し立ち現れる風景だなって思って。そういう洗濯物みたいに、展示されている空間の中でだけ現れる形みたいなものを考えて作った作品です。

Q.この繋いでいるテグスはわざと見せてる感じですか?

婦木:そうですね。ぷらっと展示室に入ってきたときに「あ、洗濯物が干されてるな」ってまず目に入って、近くに来ると「あ、テグスでめっちゃ引っ張られてるんだな」っていうのが後から見えてくるといいなみたいな。

Q.テグスが結構不規則に垂れていたりとかくるくるしてるのがあると思うんですけど、それもわざとですか?

婦木:なんかライブ感というか、実際にここに物を持ってきて作業していく中で形ができていて、これはこう引っ張れそうかなとかその場で作った痕跡みたいなのを残しておけたらなと思って。

Q.彫刻の色が全部グレーなのは意味がありますか?

婦木:洗濯物の風景を一つの形として見えるように現せたらいいなって思っていて、ものとしてはバラバラなんだけど、全体では一個の塊みたいに見えたらいいなと。この洗濯物の彫刻っていうのはだんだんステップアップしている作品で、元になる作品があって展示するのは今回が3回目ぐらいで展示される場所によっていろいろ要素を変えたりしているんですけど、かかっているものが本当の洗濯物だったときもあって、そうなるとまた別の意味になってくる感じもあって。今回は都市の中の一個の風景として全体に現せたらいいなと思ってグレー1色にしました。

Q.今回の洗濯物は全部婦木さんが作ったものですか?

婦木:これ(Tシャツ)は作ったもので、本物の洗濯物もちょっとあったりします。本物の洗濯物があることで日常の知ってる風景にぐっと近づく部分もあれば、洗濯物の形をトレースした偽物の部分、表象をなぞっている作り物の部分もあることで、現実の世界と作り物の世界を行き来するような駆け引きみたいなのをちょっと入れてみました。

Q.ハンガーとか洗濯バサミも全部作ったものですか?

婦木:はい、全部手で縫ってふにゃふにゃなんですよ。本当は触ってもらうと良く分かるんですけど。やっぱり見るだけだと針金が入ってるみたいに見えて、でも実際は全部ふにゃふにゃ。でも触ってOKですって言って色々外れちゃうと怖いので(笑)。もし触ってもいいですか?って聞かれたら優しく触ってください!って気持ちです。

Q.今回のテーマが都市なので、婦木さんにとっての都市について聞かせてください。

婦木:ちょっと逸れながら話す感じになってしまうかもしれないんですが、私決まったスタジオとか持っていなくて。レジデンスに参加してその先で期間限定のスタジオに入ったりとか、製作期間に裏の倉庫の中にいさせてもらって制作したりとか、定住の場所をあんまり持っていなくって。住む場所も製作する場所も入れ替わりながら制作活動をしていて、それに作品の形態がついてきてる感じがあって、大きい形があるものを物理的に持っておけないからこそこういう柔らかい小さくたためて展示のたびに形を変えられる作品形態になっていったりとか、自分が都市に棲んでいるっていうことが作品の形態や質感とか制作の技法に表れている感じがしています。今回のテーマの「再び都市に棲む」の棲むも棲みつくの棲むじゃないですか。いろんな都市の中の限られた制約のある場所へ自分の生活とか制作の方法の形を変えながら、そこの場所に収められるように変えていっている感じがあって、それが棲むっていう言葉とちょっと通ずる気がしています。都市ごとに自分自身が形を変えていくみたいな。この作品も展示される場所の中にある要素によって繋がれ方が変わっていく作品なので、都市に棲むというテーマに合うんじゃないかなって。私にとって都市って、限られたスペースの中にいかに棲み着くかみたいな、なんかそういう感じがします。

Q.最後に今後の展示の情報とかあれば!

婦木:7月の31日から1ヶ月ぐらい、京都芸術センターで丸山のどかさんというアーティストさんと2人展があります。ぜひ来てください!

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婦木さんはなんとBankARTのスタッフに大学の後輩がいたそうで😲

たまたまここで再会したみたいです✨雑談もたくさんしてくださって楽しかったです!

婦木さんの作品情報はこちらから見ることができます!👉@kanakofuki

婦木さんありがとうございました😊

【アートラーニング・インタビュー #7】BankART Life7 参加アーティスト・片岡純也+岩竹理恵 Part 1 by BankART実験広報部

こんにちは。BankART実験広報部の傳田です。今回はLife7に展示されている、片岡純也+岩竹理恵「新陳代謝のある都市の風景」の作者の1人である岩竹理恵さんにインタビューさせていただきました。

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この作品の動きと音、そしてコラージュされた都市の様子にはずっと見入ってしまいます。岩竹さんはどのような思いで制作をしているのでしょうか。まず作品のモチーフである伊勢佐木町について聞いてみました。

__伊勢佐木町というのは、どこにあるのですか?

岩竹:場所は桜木町と関内駅の間あたりですかね。歴史で言えば、横浜といえば桜木町っていう感じだと思うんですけど、、、この辺は港が開港して、町ができて、その後に大震災と大空襲があって。で、その後アメリカになっちゃったんです。

__えー!アメリカになっちゃったんですか!

岩竹:はい。日本人入れない、みたいな。それで、戦後は日本に戻ってきて復興して、華やかな町になったんです。でも今横浜って人通りは多いんですけど、中心が移動しちゃってたりとかして。結構、波のある町ですね。

__じゃあ、結構最近の建物が多いんですかね?

岩竹:そうですね、馬車道あたりと比べると戦後の建築が多いですね。本当に人が、生活してきた場所です。だから今回は、その横浜っていう華やかな町のイメージというよりかは、”生活感のある町”。で、自分と本当に接触していて体感的に感じているような”身の回り”っていうものを扱いました。

__作品に身の回りのものを使っているから、なんだかそれがすごく伝わります。

岩竹:”身の回り”は、身の回りにあるから見てみて気になって、その形の特徴や物理的な現象からイメージが湧いて、そのアイデアを作品化してますね。結構、その素材の形の特徴をどうアウト プットするか、ということを考えています。

__いつも片岡さんと2人で作ったり展示したりしているのですか?

岩竹:いつも、、じゃないですけど結構多いですね。まあ、8割くらいかな。夫婦なので。

__あ!ご夫婦なのですね。

岩竹:そうそう。生活が一緒なので、見てるものとかのことをなんか話し合ったり。でもやっぱりまあ、気になる点はズレがありますよね。私は平面に関心があって、彼は動きに関心がある。彼はどうしたらどう動くか、というふうに物を捉えてて、私はこの3Dというか、立体的な自分がいる環境を平面に起こすときにどんなことが起こるのかってところに関心が高めです。

__それが組み合わさっているのがすごくいいですよね。

岩竹:それぞれ作って組み合わせてみるっていうやり方なんですけど、うん、なんか意外と合うんですよね。

__作品に使っている物たちはどのように選んでいるのですか?

岩竹:私たちは2人とも、元々の役割は無視して物として見直すっていうことが多いです。新聞は鳥とかが見たら確実に巣の材料に、、笑

__私は学校とかで、使う素材に対して意味を求められることがあって悩んでいて、、、

作品を見るときにも、たとえばこれが瓶であるということに意味があるのかなとか考えてしまいます。

岩竹:現代の美術に求められがちですけど、私たちは形の特徴から発想します。でもこれを抽象的な形にするとまた、作品のバランスが違くなる。やっぱり、使われてて社会的な背景があるゆえの背景をとっぱらってる、というところがおもしろいかなと思います。というより、使いやすいから最初は使ってますね。それが物理的な実験として新しく抽象的な形を作る、ということではないですが。

このトンカチは瓶が乗ると立つんですけど、でもその理由が聞いてもだからおもしろいというわけでもないし、なんかその理由がおもしろいってことでもないですよね。

結局、コンセプトを出す段階で身の回りのことや、世の中のこととその目の前のことの関係性を探したり考えたりしてみるという感じですかね。

作ってるうちに自分が実際に物を使ってみるとうまくいかないことがあって、そこをクリアするためにまた物理的な関係性を考えたりすることが、クリエイティブなのかなと思っています。

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作品の細部についてもお聞きしました。

__この、ところどころに置いてある立体物はなんでしょうか?

岩竹:これは(写真のトンカチのような形の物)たとえば、新聞紙でできていて、、

__えっこれ新聞紙なんですか!?本当だ、少し面影がある!

岩竹:そうなんです。持ってみていただくとーー

__あ!軽い

岩竹:新聞の写真とかを貼って、削り出して。

絵画的な感覚で私はこういうのを作っていますね。見たものを映し取って置き換えるっていう造形行為が、絵画的かなと思っているので、、立体的なコラージュのようなものですね。

それでいうとその上のものも感覚が近くて、これは紙を丸めたものに、アクリル絵の具でその紙のシワを絵の具で辿って形を辿るっていうことをしています。素材としても紙にアクリル絵の具という、ペインティングなんですけど”形を辿るっていう行為”ですね。

__岩竹さんは紙をたくさん使われてますね。

岩竹:そうですね。このへんはまさに身の回りの日々の紙ですね。こういう身の回りの工業製品で何かこう、街の景色のようなものを描いてるんですけど、机の上で見る工業製品の素材も、その時代の街レベルの風景とか情景とかそういう感覚が表れるんだなって、やってみて思いまし た。

これ、(コラージュ作品の一部)使い捨てカイロのゴミだったものなんですけど、この”貼る”というのがコラージュとかかってる、とか。その辺は材料とのたまたまの出会いでやっています。たまたまあった包装物の文字や形を、電柱に見立てたり、雨戸のようなものに見立てたり。文字情報とイメージがバランスよくなるように、でも文字を読んだ時のそのイメージのこの行ったり来たり感とか、、、、

今、戦後のモダニズム建築が表面が剥がれてきて、ポストモダニズムの街、っていうのとコラージュっていうのが、ちょうどモチーフと技法が合ってたな、とやりながら思いました。

__この波の画像のようなものは?

岩竹:これは、海の表面の写真を分割してその網点の大きさを変えてるんです。離れて薄目で見ると写真のような画像に見えて、近づくと紙とドットに還元されてしまうというのが、印象派のような対象と距離との問題を扱ってます。全体のバランスや横浜のイメージとかを考えた時に置きたいなと思って。

__横浜といえば海のイメージがあります。

岩竹:横浜といえば、海があるからできた街、ですからね。

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岩竹さん、ありがとうございました!形を辿るだけでなく、都市のバックグラウンドも辿っていると感じました。機会があればぜひ片岡さんにもお話を聞いてみたいです。

BankART Station での展示に加え、オリマツ中央市場店でもお2人の作品を見ることができるので是非チェックしてみてください。

※特別に作品に触らせて頂きましたが、会期中はお手を触れずにご覧ください。

片岡純也+岩竹理恵の作品や情報はこちらから→https://kataoka-iwatake.tank.jp

テキスト・写真:傳田

【横浜クリエイティブCOOP】商品のご紹介-黄金町バザール出展作家編

BankART実験広報部の今井です
大型連休も終わりましたが、皆さまはどのように過ごされましたでしょうか?

さて、今回は「黄金町バザール2024」に出展されている作家・クリエイターさんのグッズをご紹介します
まずは 安部泰輔 さん
端切れや古着からぬいぐるみを制作するアーティストさんです🧸
恒例になってきたヨコトリぬいぐるみバッジには、タイトルの「野草」からとってクローバーがあしらわれています🍀

次にご紹介するのは かずさ さん
お米をモチーフとした作品制作やパフォーマンスをおこなっている作家さん🍚
横浜クリエイティブCOOPでは、素朴で可愛らしいお米のポストカード2種とお米の手ぬぐいを販売中です

Tシャツに描かれたイラストレーションが目を引くのは さとうりさ さんのグッズ!
描かれているのは「こはち」というお名前で、さとうさんの作品に登場します😳
お花のこはちのTシャツと、さとうさんが翻訳を担当された絵本をお取り扱い中です

続いてご紹介する 瀧健太郎 さんは、平面や立体作品のほか、映像作品を制作するアーティストさん🎥
今回は瀧さんのスケッチが印刷された真っ赤なTシャツと、過去展示や今回のバザールのスケッチが含まれるポストカードセットを販売しています
黄金町での展示は映像作品を投影していますので、暗くなった夕方ごろが見頃です🌆

最後にご紹介するのは、油絵特有のテクスチャが印象的な 実実生 さんのグッズ
実さんの描いた油彩画がそれぞれポストカード、ステッカーになって販売中です🎨
描かれた女性と、その女性たちの間で交わされる関係性を想像するとより楽しめますよ

見どころも見応えも満載の黄金町バザール✨
竹内化成ビルや、黄金町アートブックバザールでも様々な作家さんのグッズや書籍が販売中とのことですので、横浜クリエイティブCOOPとあわせてぜひお立ち寄りください!
皆さまのご来店を心よりお待ちしております☺️

テキスト・写真:今井
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創造都市20周年記念「横浜クリエイティブCOOP」
会期:2024年3月15日(金)~ 6月9日(日) 10:00~18:00
定休日:毎週木曜(4月4日、5月2日、6月6日を除く)
会場:BankART KAIKO ショップエリア
横浜市中区北仲通5-57-2 北仲ブリック&ホワイト 1階

https://bankart1929.com/…/artists/yokohama-creative-coop


【アートラーニング・インタビュー #6】BankART Life7 参加アーティスト・電子音響ピープル・柴山拓郎 by BankART実験広報部

こんにちは福谷です。

またまた作家さんにインタビューさせてもらいました!

今回はLife7唯一のサウンドアート作品「Imaginary Sphere 2024」を作られた電子音響ピープルの柴山拓郎さんにお話を伺いました。作品や電子音響ピープルについて紹介できればと思います!

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Q.作家活動名について教えてください

柴山:作家活動名は電子音響ピープルプロジェクトと言います。ここではアーティスト名を電子音響ピープルと記載させていただいています。これは参加型のプロジェクトアートです。

Q.柴山さんお一人で電子音響ピープルなんですか?

柴山:このプロジェクトに関わったアーティストや参加者も含めて全員まとめて電子音響ピープル、という、アーティスト名として使っています。

Q.今回の作品はどんな作品ですか?

柴山:このインスタレーション作品は、去年実施したワークショップの参加者の皆さんの音からできています。ワークショップでは参加者の皆さんがお家から持ってきたものを使って音を録音して、それをコンピュータを使って切り貼りして作るんですが、ちょっとヘンテコな音楽なので、多くの人々はそれを音楽として楽しめないことが多いんですが、作ってるうちにみんな何か楽しくなってくるというプロセスも作品の一部です。ワークショップの後には、講師を務めたプロの作曲家が皆さんの作品をまとめて全部で8曲の新作ができまして、それを2月のライブで上演しました。その後でワークショップの音を使ってみんなのサウンドインスタレーション作品として完成させたのが、この作品です。私はこれのプログラムを組んだだけで、鳴っている音は参加者皆さんの音です。誰の作品だかよくわからない作品になっているところが表現の柱です。

Q.音自体は何の音が使われているんですか?

柴山:色々あります。参加者の皆さんがお家から持ってきたものなので、例えば下敷きとか筆記用具とか、調理器具とか、ちょっと忘れちゃいましたけど空き缶とか瓶などもありました。野球の応援をするメガホンを持ってきてた方もいました。

Q.普段はどんな作品を作られてるんですか?

柴山:私自身は電子音響音楽をコアにした音楽作品とか、こういうインスタレーション作品を作ってます。最近の軸足を、自分の作品を作るのではなく、みんなで作って楽しんだ方がいいかなと思って、こういう社会実戦に置いています。仲間外れがいない方がいいと思うんです。最近の音楽界隈にしろアートにしろ、ある意味かなりコンペクティブになってしまって、一人のヒーローが誕生するために千人の屍が必要だったりするのではないような世界ができるといいなっと考えています。

Q.過去の代表作とかありますか?

柴山:この作品のプログラム画面には2024年って書いてあるんですけど、元になっているこのプログラムは、2017年から2018年にかけてドイツのZKMで作ってきました。今回は画面に、ワークショップに関わった全ての皆さんのお名前が記載されています。こういった作品が、活動の代表作という位置づけになりますが、並行して、ライブも含めて、全体の流れを作品にすることを目指しています。参加型プロジェクトは活動自体が作品だと思います。ですので、ワークショップも、ライブも、このサウンドインスタレーションもその一部であるといえます。

Q.今回のテーマが都市だと思うんですけど、柴山さんにとっての都市とは?

柴山:都市や街には、目に見えないレイヤーがいくつもあると思います。地図で見えてる部分は表面だし、街の風景として見てるのも表面だし。そこにはいろんな人が住んでいて、いろんな仕事の人とかいろんな国籍の人がいて、みんながそこで動いてるんだけど、そういう全体を可視化することってできないじゃないですか。同じようにアートについても、レイヤーがあって、例えばそれを作り出す人と、それを楽しむ人が別々のレイヤーに分かれてるんですよね。BankARTとか美術館はそういう人たちが一緒に集うインターフェースと捉えることもできると思います。私達の活動は、都市の中に住んでいる、アートを作る人も、それを好きで観る人も、普段別々に棲んでいるレイヤーをかき混ぜながら、みんなが少しずつ気づいたら、作る人側に近づいていみませんか、トイ提案をしている活動が電子音響ピープルプロジェクトです。この作品も今まであんまり音楽なんか作ったことがなかったよ、という皆さんが「作ってみた」結果と、皆さんが棲むむ街の音が重なって鳴り響いているという構成になっています。

Q.今後の活動の情報などあれば!

柴山:今年の今後の活動は、ストックホルムとドイツとフランスでワークショップをやります。ストックホルムは6月で、ドイツが7月でフランスが8月です。そのワークショップでまたみんなで電子音響音楽を作って、プロとの協働制作作品を6作品完成させて、ドイツで9月に公演をやることになっています。この公演は、日本で協働制作した作品も上演する大きなイベントです。そのあと10月には、今度はヨーロッパで協働制作された作品を日本に持ってきて、ゲー下インスティテュート東京でライブとシンポジウムと展示をします。2024年は活動メインの年間計画で、2025年にはそれらをアーカイブ化する予定です。よろしくお願いします。

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柴山さんは東京電機大学の先生でもあり、インタビュー時間外で大学のお話や機械の詳しいお話も聞かせてもらいました!とてもためになりました

柴山さんと電子音響ピープルの活動情報はこちらから

・柴山さん

https://m.facebook.com/takuro.shibayama.14?mibextid=LQQJ4d

・電子音響ピープル

https://www.facebook.com/denshionkyopeople?mibextid=LQQJ4d

柴山さんありがとうございました!福谷

身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト トークイベント「身ひとつと、ひとりひとりの明日の話」

今瀬風韻、加藤修央、高畑圭介、萩のゆき、山田睦美 
進行:小林晴夫(blanClass)
2024/5/5 sun. 19:00-21:00

今年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。
その参加作家から5名の作家にお話をお聞きしました。

やはり、それぞれ違う経験をして、4か月経った今の状況もそれぞれ違い、これからもきっとそれぞれ違うのだと思いますが、復興といって、それは元の状態に戻るのではなく、町だけじゃなく個人でも、新しく作っていくことなんだなぁと思いました。

聞きに来ていた出品作家の山岸優羽さんも一緒に奥能登ポーズ👍
トークの様子は近日中に公開予定です。

テキストと写真:blanClass