キム・ガウンさんワークショップ 「ガウンさんとハートをつくろう!」

今日は画家・絵本作家のキム・ガウンさんが講師をするこども向けのワークショップ、「ガウンさんとハートをつくろう!」が12日と13日の2日間に渡って開催されました!

ガウンさんは現在神奈川公園にある仮囲いに60mを超える大きな壁画「夢を描く人たち」を製作中で、今回のワークショップでは最初にその壁画を見に行きました。参加された方はガウンさんと作品についてお話したり、壁画の前で写真を撮ったりと楽しそうでした。

壁画は12月の完成を目指し、それまで制作の様子を見ることができますのでぜひ訪れてみてください!

壁画を見たあとはみんなで大きなハートのアクリル板と、プラ板キーホルダーを制作しました。今回願い事が大切な要素になっており、作品にはみんなに願い事を書いてもらいます。願い事と言っても七夕に書くような自分の願いではなく、周りの人や世界に向けた「みんなのための」願い事です。壁画にも街の人たちのみんなのための願い事がたくさん記されていますこれはガウンさんの「外に向けた願いは結局自分の力になり、自分をより幸せにしてくれる」という信念なんだそうです。

ハートのアクリル板はふたつに分かれており、2日間かけて完成させていきます。ガウンさんが事前に描いていたハートの中を、こどもたちが願い事とイラストで埋めていきます。みんなとても上手で、ハートを埋めたあと「周りにも絵を描いて良いよ」と言うと、元気に「やるー!」と言って終始楽しそうに描いていました。

このハートのアクリル板は、最後は繋げて公園の壁画の一部に設置予定です。壁画は8年ほど残るものなので、こどもたちが大人になってからどんなふうに思うのか気になります。

プラ板キーホルダーはガウンさんのイラストが描かれていて、そこにアクリル板と同じ願い事を書き込んで持ち帰ります。制作の際使用したオーブンの電力は、なんと神奈川トヨタ自動車会社の協力でお借りした車から給電されていました。災害や停電等で電力が使えなくなった時にも活用できるものなので、すごいです!

来週19日、20日には大友邦子さんが講師をする大人向けのワークショップ、「ドローイングから自分だけの図案をつくる」が開催予定です。そちらもまだ参加受付中ですので、ご興味ありましたらぜひ参加してみてください!

文・写真:福谷

■1日目

■2日目

坪内あつし パーカッション6時間即興×4日間『進化』2日目10/12

アルバイトのジョンです。今日はBankART Staitonで行われているライブイベントを紹介します!

坪内あつし パーカッション6時間即興×4日間『進化』は、2024年10月11日から14日まで開かれる今回のイベントは、15時から21時まで休まずに続ける即興演奏です。今日で二日目を向かいました!

坪内あつしさんの演奏に使われる楽器は種類が多く、アフリカのジェンベなど普段は見れない楽器で演奏を行なっております。今まで聞いたことのない独特で綺麗な音を聞くことができました!

その隣では彫刻家、橋本雅也さんの即興彫刻パフォーマンスが見れます。大きい木を削ったり、叩いたりしながらどんどん形を作って行きます。四日間行われるライブパフォーマンスのなので、毎日新しく変化していく作品を見ていくのがライブの一つの楽しみ方です。

広い会場で二人の音だけが鳴り響き、木が叩かれる音とリズムが楽器の演奏と重なる時の緊張感を感じました。

即興演奏が終わった20時からは、毎日異なるゲストミュージシャンとダンサーの共同公演が始まります!

BankART Stationには飲み物とお菓子を販売しているので、ふわふわのソファーでゆったりしながら楽しむことができます。

当日券での入場もできるので、興味がある方は気軽にお越しください!

文:ジョン

写真:ジョン、弥嘉

坪内あつし パーカッション6時間即興×4日間『進化』1日目10/11

Sundrumのリーダーで打楽器奏者の坪内あつしさん主催のライブイベントを開催。
BankART Stationにて明日から4日間連続で、6時間即興演奏ライブを行います。

各日、15時~20時は彫刻家・橋本雅也との共演、20時~21時はゲストミュージシャン、ダンサーを迎えたライブ公演となります。

好きな時間に訪れてお酒を飲みながら臨場感あふれるライブを楽しめます。
耳だけでなく、皮膚からも音を聞くような体験。


みなさまのご来場をお待ちしております。

2024/10/11
1日目
坪内あつし
橋本雅也

ライブBゲスト
横手ありさ
松島誠

写真:中川達彦

BankART妻有 2024 創造的修復と交信 その23

2024/10/7

作品:松本秋則、牛島達治

撮影:橋本貴雄


10月からオープン時間が16時に変更となっております。会期も11月10日まで。
みなさまのご来場お待ちしております。


その1はこちら

ミニヨコハマシティ2024

2024年9月28-29日

毎年恒例の「ミニヨコハマシティ」が、昨年に引き続きBankART Stationにて開催されました。2日間だけ出現する、大人立ち入り禁止の特別な場所。連日170名を超える子どもたちが集まり、ここならではの営みを生き生きと堪能していました。

今年の「ミニヨコハマシティ」参加者はまず、横濱ゲートタワー内「アートスタート」に設置された受付へ。手続きを終えて市民証をもらい学校でまちのルールを教わって、ミニヨコハマシティへ向かいます。

ジョブセンターで仕事をもらったら、アルバイトに励んでお金をためて、ゲームセンターで遊んだり、美味しいご馳走をいただいたり……過ごし方は人それぞれ自由です。タクシーに乗ったり、銀行に預けることだってできちゃいます。

2日目にはミニヨコ市長選の結果発表が行われました! 政見放送での演説やポスターから、真剣に選んで投票します。2日間の来場者による投票率は85パーセントと、皆さんの関心の高さが伺えます。迅速な開票作業を経て、市民が見守る中、結果発表が行われました。みごと当選した市長と副市長のスピーチには、温かい拍手が惜しみなく送られていました。

主催:認定NPO 法人ミニシティ・プラス
協力:BankART1929 / 横濱ゲートタワー管理組合
後援:横浜市こども青少年局/ こども環境学会 / キッズデザイン協議会

文・写真:秋山直子

「夢を描く人たち」キム・ガウン 神奈川公園内工事仮囲い壁画制作

横浜駅北改札から歩いてすぐそばの神奈川公園は、1930年(昭和5年)に開園した歴史ある公園です。同じ年には関東大震災のがれきを埋め立てて造った山下公園も開園しています。

こちらは桜の名所としても有名で、地域の方々に親しまれている公園ですが、現在大きな工事が行われていて、公園を半分に仕切るような形で工事仮囲いが巡らされています。

この仮囲いに子どもたちを見守るような壁画が描かれることになりました。

描いているのは画家・絵本作家のキム・ガウンさんです。

広大な自然の中で冒険するウサギとクマと、彼らの仲間の物語。ペン画の世界に、木や桜など、この公園に由来のある自然のモチーフが調和した幻想的な風景が描かれる予定です。

神奈川公園を訪れる住民や子供たちに、壁画を眺めながらそれぞれの夢の世界を想像してもらいたいです。これからも皆さんに、神奈川公園で幸せなひと時を過ごしてほしいという思いを込めました。(キム・ガウンさん談)

昨年壁画制作の依頼を受け、長年公園に親しまれていた地域の方々のお気持ちに沿いながら、イメージ図を直して準備を進め、この夏7月下旬から制作が始まりました。

大変な暑さの中、陽射しの反射を避けるため早朝から頑張って描いています。描き始める前は眼に痛いほど真っ白で殺風景だった仮囲いが、どんどん変わってきています。

公園を通る人たちやご近所の方々が、最初は不思議そうに遠巻きにしていたのが、制作が進むにつれて、「もうこんなに描けている!」「楽しみにしているよ!!」など、声を掛けてくれています。毎日犬の散歩で通る方の中には、写真を撮って変化を楽しんでいると教えてくれました。工事現場の人たちも、見に来てくれているそうです。

約8年間予定されている工事期間中、たくさんの人たちの眼に触れて、公園で遊ぶ子どもたち、グランドゴルフに興じるお年寄りの皆さん、ランチタイムでお弁当を広げるオフィスワーカー、散歩する人や連れられている犬にも語り掛けてくれるでしょう。

制作は公開で続けられています。完成は年内を目指しています。どうぞ、日々描きこまれていく様子を楽しみに見守ってください。

その様子はこちらでもご覧になれます。ぜひ、フォローをお願いします。

なお、この壁画が描かれているすぐ隣のヨコハマポーサイド地区では、『ヨコハマポートサイド アートの街に出かけよう!2024秋』が開催されます。10月4日から11月4日までの期間中『アート&デザインの街』を意識した展示やツアーやワークショップを予定しています。この壁画をガウンさんと一緒につくるお子さん向けのワークショップもあります(対象:小学校3年以上)。

ご参加お待ちしています。