Student Freepaper Forum 2015が3Fで開催された。
SFF(Student Freepaper Forum)とは学生フリーペーパーを応援する学生団体。
10周年目となる今年は全国から78団体のフリーペーパーと出品チームが集結。各々個性豊かなフリーペーパーを紹介、交流する場となった。
Twitter・Facebook・Instagramなどインターネットでの情報発信・交流が主流になる時代に、自分たちが気になるもの好きなものをひとつの雑誌 (物)を作り上げる。そんな志を持つ学生たちが全国から一同に集まり、交流する場はとても貴重である。フリーペーパーブースの他に、学生フリーペーパー制作団体によるワークショップ。ゲストによる講演会など、一般のお客様もフリーペーパーの魅力に触れることができるイベントも充実していた。
月: 2015年11月
「中平卓馬 お別れの会」 11月8日
この9月に77歳で亡くなられた写真家、中平卓馬氏のお別れの会が行われた。
生前、中平氏は、付き添いの方を伴いながら、横浜の街のスナップを撮り続けた。その合間に、BankART Studio NYKに立ち寄られることが何度かあった。また2011年には、「BankART Life 3-新・港村」(新港ピア)で開催した「横浜プレビュウ」に横浜のスナップの一部を展示していただいたこともある。
この日、3Fのコンクリート打ち放しの空間に、中平氏の写真や映像記録などが、点々と配され、愛用されていたカメラとともに祭壇が設けられた。たくさんの写真家や関係者に愛された中平さんだから、この会にも多くの人々が訪れた。会の最後に、あがた森魚さんが、祭壇の前で「赤色エレジー」を熱唱。
ジーンズに赤いジャンパー、赤い帽子の中平さんは、今でも私たちの中にいる。
宇徳ビルヨンカイ シンポジウム 11月8日
11月7日〜8日に開催された「関内外OPEN!7」に合わせて、アーティスト・クリエイターの集合拠点である「宇徳ビルヨンカイ」主催のシンポジウムがBankART Studio NYKのKawamataホールで開催された。テーマは「ヨコハマでクリエイティブに生きるとは?~北仲から10年、この先10年~」。
2005年横浜の創造界隈拠点として誕生した北仲BRICK&WHITE。そこで活動を始め、長きにわたり活動するクリエイターたちのインタビュー映像も含めて、横浜で活動すること、その可能性について語りあった。このゾーンに増加してきているシェアスタジオについて、その成り立ちと今後について考えさせるミーティングであった。
都市に棲む〜BankART1929のアクティビティ 光州市立美術館11.6-12.3 その1
韓国光州市の光州市立美術館で開催中のBankART1929の展覧会の様子。
今回は、作家の仕事を紹介する展覧会ではなく、BankART1929の日常の活動、空間の雰囲気、都市との関わりを
プレゼンテーションした。受付、カフェ&パブ、ショップを、BankART Studio NYK本体に近いサイズで再構成。椅子等は、光州で行なった「椅子プロジェクト」で、市民から提供してもらったものだ。空間全体に響き渡っているのは、松本秋則の竹の作品。複雑な白い壁面で構成されている映像の部屋は、高橋啓祐が担当。これまでBankARTで行なった大型の展覧会やイベントの記録が、4台のプロジェクターを駆使して再構成されている。BankART Studio NYK本体の改修設計を担当してくれたみかんぐみ、受付周りの設計等を担当してくれ小泉アトリエ等も参加。この2チームは創造都市の展開として、黄金町、寿町でのプログラムも紹介してくれた。開発好明は一年後に配達される「未来郵便局〜韓国編」で、皆さんを楽しませてくれている。
巨大なアジアハブセンターも11月25日には正式にオープンする。光州方面へでかけられる方は是非!
会期11月6日〜12月3日(月曜休館)10時〜18時