京都に拠点を置く劇団地点の演劇公演がNYKの3階で行われました。
フランスの詩人ジャン・ジュネのテクストを、女優安部聡子と舞踏家山田せつ子が言葉とからだでつぶやくように演じるシンプルな舞台。硬質な倉庫空間に響く硬質なテクストと、柔らかく抽象的な動きが出会い、すれ違う。暗くもない明るくもない灰色の曖昧さが観客をどこまでも、どこかの「地点」に引っ張っていくように感じました。どこにいくのかはワカラナイ、だけど行きつくところはあるのでしょう。急遽決まった上演ですが、立ち見もでる超満員の盛況でした。
月: 2010年3月
full course フルコース 食と現代美術 part6
毎年恒例になっている、食と現代美術。
1月から3月は卒展・学校展の若いパワーに、NYKの館を委ね、BankARTは外に出ることが常となっていますが、今年はまさに街を巡る「フルコース」という企画。
NYK から本町実験ギャラリー、ぴおシティをへて、野毛の鯨横町、BankARTかもめ荘、そして初黄日ノ出町の民家に立ち寄ってBankART桜荘という全長約2キロを、食べては歩き、歩いては食べ、2時間前後のフルコース。
噂が噂を呼び、会期終了に近づくにつれ、お客さんがどんどん増えています。
いよいよ今日は最終日。参加できなかった方は、下記の写真で、ご堪能ください。
野毛では、占い師、三宅航太郎氏の「おしょくじら」で、くじを引いてお店を決めます。
初黄・日ノ出町では、池田光宏氏の「のれんの向こう側」
かもめ荘でごはんを容器につめて持参し、お宅におじゃまして、おかずをもらいます。
とってもおいしいおかずに皆大満足!
写真は成岡家での風景。
TETSUSON 2010 開催
全国から集まった学生の合同卒業制作展覧会「TETSUSON2010」が、昨年に引き続き今年も開催されました。参加している学生の分野は、絵画やテキスタイル、グラフィック、プロダクト、建築など様々。
日本全国の大学から約70名、韓国からは12大学なんと50名!の参加がありました。
今日は、公開審査会にレセプションパーティとイベント尽くしの1日。
ゲスト審査員は、伊藤有壱さん、作田知樹さん、下川一哉さん、鈴木恵千代さん、鈴木康広さん、曽我部昌史さん、柘植喜治さん、仲原正治さん、代表の池田修、というそうそうたる顔ぶれ。
公開で1審査員が選んだ1作品の作者がプレゼンテーションを行い、講評しました。
レセプションには、過去のTETSUSONの代表も多く訪れ、とても盛り上がりました。
10周年を迎えたTETSUSON。今後どんな進化をしていくのか楽しみです。
「みる、つなぐ、ひらく」展 只今準備中
BankART school 2009年8-9月期に行われた、飯沢耕太郎ゼミ「ポートフォリオを作る」。
ゼミ受講生有志による写真展「みる、つなぐ、ひらく」が、この春に開催することが決定し、只今準備中です。
毎週、PUBに集まっては展覧会に向けてあーだこーだと話し合いを行っています。
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開催が近づくにつれて、メンバーの作品制作にも熱がこもってきています。
写真をみること、つなぐこと、ひらくこと。「写真の多様性」を眼で、肌で感じて頂ける展覧会になるよう、一同団結して準備に取り組んでいます。どんな展覧会になるのか、楽しみにしていて下さい。
展覧会は3月23日(火)~4月4日(日)。
詳しい情報は、オフィシャルサイト(www.mirutuna.com)まで。活動状況もチェックできます。