柳幸典さんのスタッフ大橋実咲さん(右)と八島良子さん(左)と合流。
月: 2016年8月
続・朝鮮通信使2016夏・秋《神戸ー大阪》 2016年8月30日
神戸のチャイナタウン、南京街を通って駅に向かい、電車で大阪へ。
今日訪れるのはクリエイティブセンター大阪(CCO/旧名村造船所)。
千島土地の芝川能一さんがお忙しいなか、挨拶に来てくださった。左は本日案内をしてくれる、おおさか創造千島財団の北村智子さん。
北加賀屋駅からCCOまでの間の空家、土地、工場跡などを活用して、様々な試みを行っている。ここは「みんなののうえん」として空き地活用しているところ。
MASK(Media Art Strage Kitakagaya)
元工場の大空間で大型作品を保管しているのだが、年に1回、展覧会として一般公開している。収蔵作家は、ヤノベケンジ、やなぎみわ、名和晃平、宇治野宗輝、久保田弘成、金氏徹平、など。
やなぎみわさんの日輪の翼のトレーラーが、高松公演を終えて大阪に戻っていた。今週末はお膝元CCOでの公演があり、それにあわせて、MASKや周辺でも展覧会を開催するという。
名村造船所時代の資料や説明などのコーナー。当然、BankART Studio NYKの建物の所有者である日本郵船会社の船もつくられていたという。
そして鶴橋のコリアタウンへ。
2011年の朝鮮通信使の旅で一緒に韓国へ行った、大阪水都の会の藤井薫さんと杉本清さんと再会。
続・朝鮮通信使2016夏・秋《犬島ー神戸》 2016年8月29日
続・朝鮮通信使2016夏・秋《高松ー女木島》 2016年8月25日
続・朝鮮通信使2016夏・秋《清州ー南原ー光州》 2016年8月17日
清州で7店舗も展開しているチョコレート屋さん、本情へ。
オーナーのリ・ジョンテ氏は、アートサポーターで日本語が堪能。
バンカートにも何度もきてくれている。
清州からはKTXでパンソリの街、南原(ナムウォン)へ。
文化都市推進委員会のシンドングンさん、ソンムンガブさん、ジョンジュファンさんと廣寒樓苑(クァンハルルウォン)で待ち合わせ。古典芸能パンソリで有名な「春香伝(チュニャンジョン)」(=韓国版ロミオとジュリエットのような物語)の舞台として知られている。
次は、「国楽の聖地」(博物館のようなもの)へ。南原には国楽の学校もある。
今年の通信使瀬戸内編で、サンドラムとともにパフォーマンスするパク・ヨニさんの演奏する伝統楽器、伽椰琴(ガヤグム)も展示されていた。
南原の人口は約8.5万でその主産業は農業と観光。「田舎」の風景が続くのだが、住んでいる人たちの満足度は高く、さながら「韓国のなかのブータン」という印象。パンソリで有名ということで、音楽や音をテーマにした文化都市を形成しようとしている。
バスで光州へ。夕立の中、巨大な国の施設であるACCの夜間オープンの水曜日だったので、ちょっとだけのぞく。
人はまばらだが、アーカイブ資料も大分整いなんとか運営の方も進んでいるようだ。
夜は、ACC近くのドイツ人の夫と韓国人の妻が経営しているKUNST LOUNGEへ。
今回の旅も最後の夜。光州には去年の展覧会で長期滞在していたので、ここへ来るとちょっとなつかしい。
続・朝鮮通信使2016夏・秋《ソウルー清州》 2016年8月16日
パジュからソウルへ電車移動。
都合で順番が逆になったが、ジャパンファンデーション(国際交流基金)のソウル事務所にご挨拶。
所長の山崎宏樹さん。
韓国最大規模の元タバコ工場(清州の工芸ビエンナーレ会場でもある)に到着。
延べで18万平米ある。規模はまったくこっちの方が大きいが、建物とその雰囲気はNYKとそっくりだ。池田は以前ここでの国際シンポジウムに参加している。
財団事務総長のキムホイルさんとミート。
これまで、巨大な空間をいっぺんに改修開発せず、活用しながら少しづつ改修計画を進めてきたが、ついに大まかな計案がまとまったようだ。
建物の改修計画や今後の活用計画などについてお話を伺った。
18万㎡のうち、2万が国立現代美術館関係。6万が工芸館、アミューズメント、1万が市民向けの施設。
既存のオフィス棟、等。今後300億円投下していくそうである。
財団事務所やホールが常設されている建物は、外壁が無数のCDで覆われている。
(昨年のビエンナーレの作品)