【多様な地図で巡るツアー】 blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー  大東忍 「例えば灯台になること」♯1

横浜の海辺はたくさんの照明・ライトアップがされていて、その中にあって、大東さんの小さな灯台を見つけた時はわぁっとほっこり嬉しくなるのでした。
が、灯台は突端で吹っさらされなかなか過酷な仕事だということも分かりました。人を導くのは簡単ではありません。
華やかなみなとみらいから少し離れて、いつもと違う横浜を観ました。

テキストと写真:blanClass

【多様な地図で巡るツアー】山野真悟さんと往く古書店の魅力を堪能する馬車道、伊勢佐木町古書店ツアー

こんにちは☀️

BankART実験広報部の福谷です。

本日は山野真悟さんと巡る、馬車道と伊勢佐木町の古書店ツアーに参加してきました!🚶‍♀️📚

山野さんは今回BankART Life7と連携している黄金町バザールのディレクターさんです。

今回の古書店ツアーは山野さんのご趣味とのことで(笑)。私も本が好きなので一緒に楽しもうと思います!

最初にBankART KAIKOで山野さんから古書店マナー講座がありました👀

古書店に行く時のマナーは3つ!

✔大きな声で喋らない!本が買える図書館だと思うこと🤐

✔店内の写真を撮らない!個人経営のお店もあるので経営の邪魔をしてはいけません🙅‍♀️

︎︎︎︎✔一か八か、高いなと思っても買ってみること!絶版だったり署名が入ってたり、希少なものなのにすごく安かったりするのでそういうのを探して買う楽しみを今日は練習するツアーなんだそうです😏

マナーを頭に刻んでいざ古書店へ…!

馬車道と伊勢佐木町をみんなで歩きながら、なんと6軒も古書店を回りました。多いので印象に残った場所をご紹介しようと思います!

まずは一番最初に訪れた「本の木 誠文堂書店」さん📚

駅から近く、キリスト教や歴史、芸術関係中心の古書を扱っています。普段読まない系統のものばかりで新鮮です👀✨お店の歴史も長く、入り口から中まで本棚に収まりきらない量の本が…!ツアー参加者の方もここで本を買われてる方が多く見られました。私もここで一冊購入してみましたよ〜!

次は「玩具文庫活刻堂」さん📚

本ももちろんありますが、昔のフィギュアやレコードがとっても多く、ショーケースにたくさん並んでいました。見てるだけで楽しいお店です!

お次は「馬燈書房」さん📚

棚ごとに値段設定やジャンル分けがされており、文庫本から雑誌、郷土史、宗教本やDVDまで幅広く扱っています。ここの特徴はなんと言っても料金箱型のセルフレジ!外で売られている本は料金箱にお支払いするだけでお買い物ができてしまいます。レジ精算だと別途消費税がかかるのでセルフの方がお買い得です…!

一通り回ったあとはみんなで黄金町へ🚶‍♀️

黄金町芸術センター集会場で今日買った古書をみんなで見せ合い山野さんからコメントをもらいました!

私の買った本は、なんと初版の復刻版だったようでケースと奥付が二つついているものでした。面白い…!BankARTのキオさんが一番本を購入していて楽しそうでした(笑)。

みなさんのお話も聞いていましたが、衝動買いで買った人、ずっと探してた本を安く見つけられた人、新しい版の本を持ってるけど装丁が可愛いから古いのを買った人。いろんな理由で本を買われていました!みんな元は知り合いではないのに楽しそうにお話されていて、趣味で繋がることのできるとても良い機会になったんじゃないかなと思います!😊

山野さんがディレクターを務める黄金町バザールは、現在BankARTLife7と共に横浜トリエンナーレと連携して開催中です!セット券を買うと別個で行くよりお得になっています。購入はこちらのリンクからお求めください。https://shorturl.at/fhCR0

そちらもぜひ足を運んでみてください🌟

身ひとつで生きる~奥能登アートクラフト トークイベント「身ひとつと、ひとりひとりの明日の話」

今瀬風韻、加藤修央、高畑圭介、萩のゆき、山田睦美 
進行:小林晴夫(blanClass)
2024/5/5 sun. 19:00-21:00

今年元旦に起こった能登半島地震で被災した奥能登のクラフトアーティストたちへの応援プロジェクト。
その参加作家から5名の作家にお話をお聞きしました。

やはり、それぞれ違う経験をして、4か月経った今の状況もそれぞれ違い、これからもきっとそれぞれ違うのだと思いますが、復興といって、それは元の状態に戻るのではなく、町だけじゃなく個人でも、新しく作っていくことなんだなぁと思いました。

聞きに来ていた出品作家の山岸優羽さんも一緒に奥能登ポーズ👍
トークの様子は近日中に公開予定です。

テキストと写真:blanClass

【多様な地図で巡るツアー】 blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー  ミルク倉庫+ココナッツ[配牌(パイズ)ダービー]♯2 

今回はメンバー全員が出走。
アバターもですが、前回にもましてプレイヤーの審査基準を決める話し合いが白熱した感じです。
最終レースはアバターはプレゼンをパフォーマンスでしなければならず、まさにここでしか見られない作品になっていました。

テキストと写真:blanClass

オークションを経て作品を手にした皆さん。

【多様な地図で巡るツアー】電子音響ピープルプロジェクト Sound Scape & Sound Montage workshop @ BankART Station

電子音響音楽の創出に関わる満足感高いワークショップ、今回は「BankART Life7」ツアー担当の桑原がレポートします。

今回のツアーはワークショップ主体で、日常、聞き流している様々な「音」を改めて認識し、「音」に関する感覚を高めていくフェーズと、「音」自体を作り出し、それを素材に「音楽」を作り出していくフェーズに分かれています。13時から17時までとなかなか長丁場。前半の部分はともかく、後半はどのように進むのか、興味津々です。

さて、始まりました。

最初に電子音響音楽や環境音についてのレクチュアを少し。電子音響音楽は、「なんの音か」より「どんな音か」を中心に音を味わうもの、「音が出ているからには、その原因となることが目に見える形で起こっているはず、それと音を一体化して感じる」ということなのだというお話。この後、マリー・シェーファー(カナダを代表する現代音楽の作曲家。サウンドスケープの提唱者)の本「世界の調律」で述べられていることや、ロバート・カーソンの「46年目の光」のエピソードなども交えての説明は、これから「音を聴く」ことに関しての意識を高めてくれました。

その後、記録用のシートを受け取って外へ出かけます。BankART Stationの前の通路、外の広場、歩道橋の上などで耳を澄ませ、どんな音が聞こえてくるのかを記録していきます。

意外に難しかったのは、最後に歩道橋の上で行った、「どんな音が・どんな順番で・どっちから」聞こえてくるかを記録して行くというもの、3つの要素をどのように記録するかを考えながら書いていくのが思いの外大変でした。

その後、戻って、各参加者が聞こえた音を発表していきます。自分がそのとき聞こえていなかった音を記録している人がいたりして、はっとします。記録の仕方もいくつかあって、例えば「こどもの話し声」、「エスカレーターの音」といった記録の仕方もあれば、「ブーン」「コツコツ」「ドンッ」といった、いわゆるオノマトペ的なものもあり、そういった面でも、それぞれとらえ方が異なるのだなと人との違いを再認識しました。

そうやって「音」に対する感性を高めたあと、休憩を挟んで、いよいよ、「音」を創り、それを紡いでいくという作業になります。

今回は、あらかじめ何か音を出すものを各自持ってくるということで、各人、いろいろ持ってきています。ペットボトル、ネックレス、ホッピーの瓶とバリエーション豊か、柴山氏は「オイルが少し残る缶の中に小石のようなものを一つ入れた」という品で、少し遅れて「コトン」と落ちる感じの音が気に入っているとのこと。参加者は最初に名前を言ってから、持ってきたものを音素材として録音していきます。

全員が録り終えたら、各自に用意されたパソコンでその音を材料に15秒ほどのフレーズを創っていきます。利用するのはAudacityというサウンド編集ソフト、基本的な編集は易しい操作でできるもので、初めてでしたが割とすんなり操作できました。

しかし、操作は出来るものの、意図したようなフレーズを創るのが難しい。これまでいわゆる「打ち込み」作業は少し経験があるものの、「ガイドのリズム無し」、「そもそも素材の長さや音程がない」もので、「こんな感じにしたい」というものに近づけるのがむちゃくちゃ難しい。正直、できあがったものはイメージしたものとだいぶ違ってしまいました。しかしとにかくあっという間に時間が過ぎて、作業時間終了。作成したものを、みんなで聴く時間となりました。

音の使い方など、当たり前ですがみんな違って面白い。「フレーズ」というには少々抵抗があるけれど、こんな感じのものを創りたいのよ!という意図のようなものが伝わってきます。おまけに、柴山氏の「いやー、この音の使い方がいいですねー」とか「ここで、間があるのが表現を拡げてますねー」とかの絶妙な褒め方で、なんだか、「電子音響音楽創れちゃってる、俺~」みたいな気分になります。

長丁場でしたが、時間があっという間にすぎ、満足感高めでワークショップを終えました。今後、今回の音、フレーズを元に、編曲して、BankART Stationで行われるコンサートでお披露目となります。(5月26日(日)を予定)

今回参加してみて、「電子音響ピープルプロジェクト」が目指す「音楽の受け手としてではなく、少しヘンテコな音楽を自ら創るアーティストとして、共にその体験を楽しむこと」を、充分に感じられるツアーとなっていたことを改めて実感しました。

【多様な地図で巡るツアー】 blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー  今井しほか+大石一貴 「影を描く、影を送る」♯1 

馬車道、関内周辺から象の鼻パークまで、街を歩きながら2人が各ポイントで絵描くイメージを使って影送りしました。

空を見上げて像を浮かべるという行為が、自身の網膜・脳内で起きている残像現象ではあるけれど、なにか文脈が生まれるというか、その不釣り合いな感じが不思議でした。

次回は5月25日(土)19時集合 夜の影送りです!

写真とテキスト:blanClass

【多様な地図で巡るツアー】 blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー  山本浩貴(いぬのせなか座) 「死の視線」をつくる♯2 

前回の3時間みっちりレクチャーからガラリとかわり、外に出て、その場所と静かに向き合う時間でした。

そして、それを言葉にするのですが、参加者の皆さん難しそうな顔していましたが、しっかり文章にしていて、さすが山本さんのWSに参加してくる方達でした。

1回目に書かれた文章をシャッフルして配り直し、他の人の文章を受け取って、もう一度考え言葉にするのですが、その微かな他者との接点が、どんな風に言葉にまたは外を歩く体に影響したのでしょうか。とても静かなワークショップでした。

写真とテキスト:blanClass

【多様な地図で巡るツアー】 blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー 佐々木文美 空中の歩道橋♯1

みなとみらい周辺にはたくさんの階段であり橋でもある歩道橋があります。ビルとビルを繋ぎ、車道と歩道を分け、人々の移動を可能にします。

その上ちょっと高い位置からの景色を味わうことができます。

イベントで引用された倉俣史朗のテキストにある元来の橋の役割は歩道橋に残っているかもしれません。

知ってましたか?新高島駅の4臨港パーク口の階段はフィラデルフィア美術館のロッキー・ステップスと同じ72段なんです。

テキストと写真:blanClass

【多様な地図で巡るツアー】 VERDE+吉田山による「都市GENEの抽出・反転・流通 ワークショップ WS for Extraction, Reversal and Distribution of Urban GENE」♯2

こんにちは!

本日もバイト広報チーム福谷が書いています ✍️

今日はBankART Life7 にも作品を展示している吉田山さんの企画「都市GENE の抽出・反転・流通」のワークショップに参加させていただきました!

今日はBankART の外に出てカップヌードルミュージアム近くの海辺へ。とても良い天気で桜も綺麗です

向かう途中今日のツアーコンダクターVERDE(ヴェルデ) さんにお話を聞いてみました。 VERDE さんは植物の探求と表現のグループで、スペイン語で緑という意味らしいです!今日いらしてた三人とも本当に探究熱心で、移動中もそこらに生えてる木や花と土の関係について話されていて、私も興味深く聞いていました。

今回のワークショップは、普段とは違う視点で植物を観察し、その後松を蒸留させ松の香りを体験、最後にみんなで観察して発見したことをディスカッションする、という内容盛りだくさんです。

ワークショップの中で写真にあるビャクシンという植物をみんなで触って観察したのですが、すり潰すとほのかに針葉樹の香りがして面白かったです。中には食べた方もいたようで、思ってたよりはライトな苦味だったそうです(笑)

参加者には普段は林業をしている方や仕事で植物を研究してる方など多方面から植物に詳しい方がいて、ディスカッションでは本当にたくさんの視点から意見が飛び交いVERDEさん達も参加者の方もみんなとても楽しそうでした✨

今回のツアーは前に比べ、参加者同士もVERDEさん達もみんな気軽にお話されていて、とてもアットホームな雰囲気でした。私も色んな方とお話できて楽しかったです!

元の企画の吉田山さんの作品は普通の地図ではなく、BankART Station を中心とした半径 5km の円形の地層を表した地図です。見た目だけでもとても綺麗ですが、説明を聞いて更に見るのが楽しくなってずっと見てしまいます…👀

こちらなんと版画で一枚一枚手で刷られていて、BankART で税込13,200 円で購入もできます!購入されて地図が流通することが企画の一つでもあるみたいなので、欲しい方お気軽にお声がけください!お待ちしております😊

福谷

【多様な地図で巡るツアー】 blanClass+神村恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー ミルク倉庫+ココナッツ「配牌ダービー」♯1

2024/4/6 sat. 11:00/13:30/16:00/18:30

プレイヤーによって導き出されたお題に対し、ミルク倉庫+ココナッツのメンバーが作品を作ります。プレイヤーは誰が一番良い作品を作るか予想し評価基準を決めます。出来上がった作品のプレゼンを聞き順位を決めます。作られた作品はオークションにかけられます。
なかなかハードなレースでしたが、短時間で形にしてくる瞬発力は流石です。
次回は5/4(土) なかなかレアな作品が出来上がる上に格安で作品購入できるチャンス!
ぜひプレイヤーとしても、オーディエンスとしても参加をお待ちしています。

写真とテキスト:blanClass