ミニヨコ ノ キセキ ト ミライ ~キミがいないとこのまちははじまらない~

2011年「新・港村」で参加してくださったチームの本ができました。
以下、本文より
いつから私たちのくらす、この「まち」ができたのでしょうか。
人が誕生してからずうっと、つながっている歴史の中で、今のまちの形になったのはいつごろなのでしょう。
今の社会のしくみを簡単に変えることはできない、と大人である私たちは思い込んでいるような気がします。
もしも、今の私たちの社会のしくみについて、あまり知識のない子どもたちがまったくはじめの一歩から、まちをつくろうということになったら、いったいどんなまちになるのでしょう? 遊びの中から生まれるまったく新しい「こどもたちのつくるまち」は、私たちに「楽しくなかよく暮らしていく」という当たり前のこと… その原点を教えてくれるかもしれないのです。
こどもたちはいとも簡単に、迷わずやりたいことをみつけます。
「歌手かケーキやさん」
「楽しい公園を造りたい」
「お花いっぱいのまちにしたい」
「妖怪の来そうな道を造りたい」
「コンビニの店長やってみたい」などなど…
それぞれのこどもたちの描くオリジナルなストーリーを組み合わせて、こどもたちが自分の夢を他のこどもに、大人に、伝えていき、それをみんなで、ちいさなまちの中に落とし込んで行き、ミニヨコハマシティは生まれました。まず自分のやりたいことありき。そして「自分のやりたいこと」がまちの中でどんな役割を果たしていけるのか、自分がやりたいことをするために必要なしくみはなにか? を他のみんなと考えていくのです。
自分たちの小さなまちを世界一すてきなまちにしたい、という願いはみんな同じです。世界一すてきなまちにするために、小さなこどものまちの中はいつも足りないものだらけで、いつも互いのこどもたちの力を必要としているのです。
そう、「キミがいないと このまちは はじまらない!」

編集:NPO法人ミニシティ・プラス
発行:BankART1929
本体500円+税
A5横判/28p

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歴史を生かしたまちづくり 25周年イベント

歴史的建造物の調査や活用の研究を行う専門家団体、公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリティッジ)が設立25周年を迎え、その記念事業が、横浜市都市整備局とヨコハマヘリティッジの主催によりNYKホールで行われました。すこし肌寒い日でしたが、午前中から関内の歴史的建造物25箇所を歩いて巡り、午後はBankART Studio NYKで展示、記念講演、シンポジウム、そして認定歴史的建造物所有者への感謝状授与式もあり、多くの方々が参加されました。。25周年に合わせて記念冊子も出版されています。

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大野一雄フェスティバル2013 横浜ダンス界隈2013

フェスティバル最終日は恒例の横浜ダンス界隈。街を巡りながら、ダンスをみる回遊型プロジェクトです。スタートはNYK、ヨネヤマママコさんの詩情溢れるパントマイム、YCCではおやつテーブル、アイランドタワー横では、岡登志子さん、アオキ裕キさん、垣尾優さんと公募参加者による「今日の踊り」チーム、弁天橋からはボートに乗った眞島竜男さん、汽車道で即興バイオリンの定村史朗さんが加わり、運河パークではアベマリアさん、そして最後の新港埠頭では、全員参加で「11月3日 今日の踊り」。横浜の風景の中に溶け込みながら、レリーフのように浮き上がってくるダンス。劇場で見るのとは違うダンス体験です。すこし肌寒い文化の日に、約3時間の街歩き。観客の皆さん、出演者の皆さん、そしてこの企画の実現にご協力頂いた多くの皆さんに感謝します!

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大野一雄フェスティバル2013 中村恩恵 岡登志子 内橋和久「眩暈」

日本を代表するコンテンポラリーダンスの振付家、中村恩恵さんと岡登志子さん、そこに世界に3台しかない特殊な楽器「ダクソフォン」を演奏する内橋和久さんが加わり、即興ダンスと即興音楽による公演が行われました。エドガー・アラン・ポーの短編「メエルシュトレエムに呑まれて」にインスピレーションを得て、タイトルは「眩暈」。ぐるぐる回る渦の中に身を任せるかのように、体と音が空間全体を動かして行くダイナミックで、贅沢なレイトショーでした。

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