BankART AIR 2019 オープンスタジオスタート 2019年5月31日

アーティストインレジデンス事業、「BankART AIR 2019」の「オープンスタジオ」が始まった。Station 会場25組、SILK会場6組の総計31組60名の参加アーティストが、この2ヶ月間、これらの場所に居を構えて、作品制作を行ってきた。展覧会ではないので、完成度はまちまち。すごいものもあれば、さぼったなというのもある。そして、作品だけではなく、制作場所、道具、本人がそこにいるので、みていてあきない。皆さん、気軽に声をかけて楽しんでいただければと思う。

観客には、みなとみらい線の新高島駅と日本大通り駅(徒歩4分)に位置するニカ所を巡ってもらうことになり、恐縮する部分もあるが、決してつまらない風景を通過するわけではない。高層ビル、巨大施設群が林立する「みなとみらい新高島地区」、重要な古い建物が建つ「日本の開港の広場」。このふたつの往来は、横浜の歴史であると同時に、日本の近代から現代への旅でもある。展示はないが、ドリンクサービスのある「BankART Home」は、横浜の実質的な「心棒」といっていい、関内地区に位置する。
 これら三カ所のポイントに降り立つと、その土地が生きてきた時代の記憶と匂いが感じられるが、それと同時に「これからどこにむかうのか?」という横浜という大都市が、根本的に抱えている問題を少なからず垣間みることになる。

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BankART AIR 2019 アーティストトーク 第6回 2019年5月18日

登壇作家AYUMI ADACHI/Junction 2019/窪田久美子/結いの丘
本日のBankART AIR 2019のアーティストトークの会場は、BankART SILK。
この会場があるシルクセンターは、坂倉準三の設計した建物だ。村野藤吾が設計した横浜市の現庁舎と同じ年、1959年に誕生している。コルビジェからの影響は強くて、私たちのガラス張りのギャラリーも、いわゆる柱だけが建物を支えているピロティ空間の構造になっており、外から見ると建物が浮いているようにみえる。夕方だったので、プロジェクターの光の強度も大丈夫だったので、広場(外面)面したカーテンを全開してトークを行った。当然のように街の気配、人々の好奇心が、内部からみてとれ、スライド上映の画像と重なって楽しい。シルクはそれほど広くなく、アーティストが制作している現場でのイベントはちょっと無理があるかと思ったけれど、結果、とにかくここでやってよかったと思った。

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