11.30 清洲市長一行のご来館

韓国の清洲(チョンジュ)市長イー・スンフン氏が視察に来館されました。新潟市、青島市とともに、2015年東アジア文化都市に決まった清洲市。
過密な公式スケジュールを縫ってのご来訪でしたが、バンカート事業についてとても関心を持って頂きました。

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福岡でのトーク「ムービング=移動する文化」

11月29日、福岡アジア美術館のカフェでおこなわれた「ムービングトリエンナーレ_メイドイン福岡」(以下MT福岡)のトークに参加してきました。トークのテーマは「ムービング=移動する文化」ということで、BankARTから細淵が続・朝鮮通信使について話をしてきました。
他のパネラーはキム・ソンヨン(元Bandeeディレクター、ムービングトリエンナーレ_メイドイン釜山展展示ディレクター)宮川敬一(Gallery SOAP ディレクター)、そして途中から ソ・サンホ(openspace Baeディレクター)パネラーにしても、これを企画運営している宮本初音さんにしても、以前からお世話になっている方々ばかりで、とても楽しいトークでした。トーク会場のとなりの彫刻ラウンジでは、釜山から移動してきたカバンプロジェクトが2日間のみの展示。同館で行なわれていた福岡アジア美術トリエンナーレもしっかり堪能して、アジアパワーを蓄えて帰ってきました。

MT福岡について詳しくはこちら→ http://watagatainfo.wordpress.com/2014/11/25/mtfukuoka2014/

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11.21 アジア生産性機構 (APO)視察

アジア生産性機構(APO)はアジア・太平洋地域における社会経済発展に寄与するため、生産性向上に関する諸活動を行っている国際機関です。アジア、太平洋の約20ヶ国が参加しています。今回は、各国からあわせて約20数名の代表団が、「未来都市」というテーマ研究の一環で横浜市を訪問され、バンカートを視察しました。

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「東アジア文化都市と都市再生」パネル展

横浜市立大学主催の「東アジア文化都市と都市再生」のパネル展が
11月16日から12月4日までNYK3Fの3Cギャラリーで開催された。
「東アジア文化都市」とは文化庁が推進する、日中韓の文化交流を促すプログラムである。
各国が文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市間の交流を一年間かけて行なう。
スタートにあたる今年選定されたのは、横浜、泉州(中国)、光州(韓国)。
ご存知の通り、BankART1929の企画としては、「東アジアの夢」を開催した。
本展覧会はそのパートナー事業で、横浜市大がリーダーシップをとる。各都市の都市・芸術・文化などを紹介した56枚の大型パネルからなるベーシックな内容の展示だ。
ちなみに来年は、新潟、青島(中国)、清洲(韓国)が選ばれている。

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「光の都市 光州」展 BankARTで開催中!

横浜市では、文化庁が推進する「東アジア文化都市」の2014年開催都市として、中国の泉州市、韓国の光州広域市と多彩な文化交流が行われきた。BankART1929もヨコハマトリエンナーレ2014と連動する「東アジアの夢」を通して、東アジアの作家、チームを数多く招聘。
この動きに続き現在バンカートでは、来年大規模な「国立アジア文化センター」が誕生する、光州広域市の市立美術館の企画主催事業を開催している。会期は11月16日(日)〜12月4日(木) 11時〜19時

以下は光州市立美術館学芸員の卞吉鉉(ビョン・ギリョン)によるコメント

 光州は文化が都市を再生させ、市民の生活を豊かにできるという信念をもって様々な文化事業に取り組んでいる街です。その代表的な事業が光州ビエンナーレやアジア文化のハブシティ構想です。もちろん文化が僅か数年間で都市を変化させることはできないでしょうが、長期にわたる継続的な努力が、次世代の生活や都市をより文化的でクリエイティブにすると信じています。また光州は精神の自由さを重んじ、芸術的な伝統や創造性が目立つ都市です。光州民主化運動に代表されるような反骨精神、農耕社会だった19世紀から受け継がれてきた伝統絵画や20世紀前半の日本留学派が移入した西洋画の影響、そして21世紀の現在はメディアアートが新しい芸術の流れを形成しています。
 他方横浜は、先進的な取り組みの都市計画や成熟した市民意識で知られているアジアを代表するクリエイティブシティです。BankART1929はこのような横浜で活動しているNPOで、アジアに横浜を広く知らせたアートスペースです。韓国のアーティストたちは、BankART1929を通して横浜を知り、横浜や日本に行ってみたいと考えています。「光の都市光州」という展覧会を東京やソウルではなく、横浜で開催する理由は、私たち自らがBankARTの持つ自生力や横浜の文化の力をみて、きいて、感じたいのと同時に、横浜の人々に光州の芸術世界をみていただき、アートを通じての共感や文化的交流に寄与したいからです。
 まるで運命のように名付けられた「光州」という地名のように、光州は「光の都市」だといえます。光州の人々は自ら意識していないかもしれませんが、確かに光州にはある種の「光」が存在するのだと。その「光」がどのようなかたちのメシアであるかは誰もわかりませんが、光州の人々がもつ各々の想いを代表し、今回の展覧会が光州の光を象徴するものであり、また隠喩するものであることを信じています。

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オープニングは、11.17の東アジアのクロージングイベントがあったため、
作家はもちろんのこと、光州市長や議員、美術館の館長、学芸員など、総勢45名のもの韓国からの参加があった。

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吉野石膏美術振興財団 若手芸術家支援プロジェクト 「記憶のイメージ / イメージの記憶」展

吉野石膏美術振興財団による若手芸術家支援企画展「記憶のイメージ / イメージの記憶」展が
11月15日から30日までNYK2FギャラリーA・Bで開催中だ。
吉野石膏美術振興財団は、2008年の設立から若手芸術家が海外で行う研修への助成を続けている。
7年目を迎える本年、初の試みとして、これまでの助成採択者により選出された若手アーティストの展覧会を行なった。出品作家は16名。絵画、彫刻、映像、インスタレーションなどジャンルは様々。

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「東アジアの夢〜BankART Life4」が終了

「東アジアの夢〜BankART Life4」が終了した。たくさんの皆さんにみていただいた。感動や驚きや静観や罵倒等、様々な声をいただいた。
数多くの作家やパフォーマーが参加してくれ、力強く楽しい作品を提示してくれた。設置や搬入出では専門家や専門の業者さん、アルバイトの皆さんにお世話になった。毎日の食事では吉田町のタイレストランが好評を博した。さらに街中の「ランドマークプロジェクト」では、商店街組合や企業、ビル管理会社、公的機関等にも多大なご協力をいただいた。展覧会の運営や日毎のイベントがスムーズにいったのは、アルバイトの皆さんの活躍によるものだ。そして最後になったが、横トリの組織委員会、東アジア文化都市チーム、横浜市文化観光局には、日頃にもましてご尽力いただいた。これら全ての人々、組織に感謝したい。

横トリなどの大きなイベントは、非日常でパブリックなものである。でも、それを支えているのは、プライベートな日常の営みとささやかな夢の積み重ねだ。「東アジアの夢」は、これからも続く私たちの日常と夢の未来にある。

11.3 中村恩恵 「白い不安」

BankART Life 4最終日、中村恩恵、廣田あつ子新作デュオダンス公演「白い不安」が開催されました。会場は、高橋啓祐(オフニブロール)の映像インスタレーションで多くの観客を魅了したkawamataホールです。柔らかい光の差す木の空間で、中村さん、廣田さんの立ったり歩いたりする何気ない動作が、その場の空気と不思議にシンクロして、思わず「ダンス」の世界に引き込まれてしまいました。圧巻は、高橋さんの映像インスタレーションの中で2人が踊るコラボレーション。まさにBankART Life 4ならではの、サイトスペシフィックなプログラムでした。

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写真 ヒロ・オオタケ

11.2 100人先生職員会議

「東アジアの夢ーBankART Life 4」において、開発好明氏により連日開催されてきた「100人先生」。11月2日、遂に翌日で100人目達成という祝いを兼ねて「公開職員会議」というパーティーを行った。
直前の連絡だったため、みんな来てくれるのか心配だったが、当日は50人を超える先生、生徒が参加してくれた。みんな初対面の人が多いはずなのに大盛り上がり。
名札にある「○○先生って何ですか?」という会話から始まり、それぞれが自分のこと説明し、相手の話を興味津々に聞いていた。まさに「誰もが先生、誰もが生徒」のような空間でした。

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TPT Setsu Asakura トリビュート「天守物語」公演 10.28 – 11.2

「東アジアの夢〜BankART Life 4」では2010年開催「朝倉摂展 アヴァンギャルド少女」で展示した、Asakura Theaterを再構成して展示しています。2010年展覧会当時、朝倉さんはこのTheaterを舞台にした「天守物語」構想を語っていたそうです。TPTによる「天守物語」は、今年3月惜しくも逝った朝倉摂さんへ捧げる作品として、Asakura Theater 展示の中で上演されました。昼間の展覧会が終了した空間に、静かに幕を開ける泉鏡花の世界。窓の外は横浜の夜景。バンカートならではの一期一会の上演でした。

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