深沢アートのカブさんが、前回のアーティストインレジンデンスプログラムの際に植えた野菜たちが、だいぶん大きくなってた。川俣さんの作品の通路にも徐々に緑が増えてきて、夏の暑い日差しを和らげてくれている。今日は7月のラストデイ。これからもまだまだ暑い日が続き、もっともっと野菜は大きくなりそうだ。
月: 2015年7月
桐山の家(BankART妻有) オープンしています!
第6回目となる大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015が7月26日より
スタート。それに伴いBankART妻有 桐山の家もオープン。
今回も普通の「家」として、さまざまな人を招きながら夏とアートを楽しめる場にしていきたい。
呼び鈴、手すり、カーテンなど約50組のアーティストによって家の様々な部位が作品によって構成された作品が1階から3階の屋根裏まで。今年もアーティストが数組レジデンスを行い、作品を追加する予定だ。
夏合宿も開催。木村崇人氏による「出前調理人in妻有」村田真氏による「われにかえる」
会期中は、BankARTスタッフが居住し、いつ来ても冷たい麦茶とときどき、かき氷を提供できるようにスタンバイしている。小さなプールもWi-fiあります。
詳しくは、以下を!
http://bankart1929.com/cms/wp-content/uploads/2015/07/tsumari2015.pdf
アートと都市を巡る横浜と台北(その3)
アートと都市を巡る横浜と台北(その3)
ライペイユさんは、様々な大きさのドットを用いて都市のイメージを平面で表現する作家なのですが、今回はムービーに展開した作品を発表。本当は白いドットしかない平面作品の連鎖による構成なのですが、飛行機から見下ろしたような「夜景」が見事に迄に表現されています。
チンワンリンさんは、同じ場所を時間を変えて撮影し、それをひとつの画面に連続マッピングしていき、あたかも瞬時に見えている空間のような表現をする作家ですが、今回は2007年の横浜での滞在の際に制作した作品を大きくプリントアウトして展示しました。
村田峰紀さんは、台湾で行なった「背中で描く」シリーズのシャツのインスタレーションをベースに展示を展開。今回は、それと併行して、分厚い辞書にボールペンで穴をあけるという、すさましいパファーマンスと展示を展開しました。
磯崎道佳さんは、台北の大規模な学生デモにTAVごと巻き込まれたために、ほとんど制作発表することができなかったのですが、今回はそうした状況をテーマに新作を発表しています。彼らしいウィットの効いた表現になっています。
オフニブロールの高橋啓祐さんは、10年前の滞在中に制作した「お部屋」と
新作のすいこまれるような「日の丸」の二作品を展示。「生活」と「国家」対比させて提示しています。
東野哲史さんは、滞在当時記していた日記をBankARTの大きな壁面に手書きで写す作業をしています。
疲れて、台湾ビールを飲んで、布団で寝て、また描いて、冷蔵庫から台湾ビールを取り出して
というような仕事です。
TAVの現在のディレクター、ウ・ダクンは、この展覧会の台北での展開を検討してくれており、これからさらに、「往来」は続くと思います。
関係者の皆様に謝謝。