いよいよヨコハマ国際映像祭2009「CREAM」が始まりました。世界中から集められた映像作品を観ることができます。BankART Studio NYKはその会場の1つで、特に海外の作家の作品が中心に設置されています。
前日までほぼ徹夜で作業をしていました。作家の皆さん、スタッフのみなさんお疲れさまです。
全館を通して約1ヶ月間NYKは映像づくし。作品もかっこよいものばかりです。期間中はイベントも多く開催予定とのこと。芸術の秋、ぜひ足をお運び下さい。
詳細はCREAM公式HPへ。http://ifamy.jp/
月: 2009年10月
大野一雄フェスティバル2009 「禁色 work in progress 1 1957~1959」
舞踏の原点と言われる作品「禁色(きんじき)」の初演50周年を記念する企画です。
「禁色」は、1959年に土方巽と大野慶人のデュオとして上演されました。日本のButohの最初の作品と言われていますが、あまり資料もなく、実際にどのような作品であったのかは知られていません。そこで、当時直接に関わった人を招き、再現を試みました。第1日目は、「禁色」に出演した大野慶人さん、1957年に土方巽とデュオ作品を作った小原明子さん、土方巽の愛弟子の和栗由紀夫さんが、それぞれの立場から「禁色」にアプローチしました。
横浜ダンス界隈2009
大野一雄フェスティバル2009。荒天の間隙をぬって晴れ間ののぞいた日曜日、街に出ました。毎年恒例のプロジェクトとなりましたが、今年はBankART Studio NYKを起点に、ヨコハマクリエイティブシティセンター(旧第一銀行)、郵船プール前の遊歩道、象の鼻芝生広場、象の鼻防波堤、山下公園へと、約3時間の行程を歩きました。
中嶋夏 : BankART Studio NYK 3階
タンゴで踊る車椅子とのデュエット
ケンジル・ビエン : ヨコハマクリエイティブシティセンター
サンマを焼きながらクレージーなダンスを展開
羊屋白玉(指輪ホテル)& スカンク : 郵船プールの船の上
ちょっとコワイ大人の童話の世界
大野一雄フェスティバル2009 AAPA 「COVERS」公演
AAPAはAway At Performing Artsの頭文字をとって、アアパと読みます。パフォーマンス、環境音楽、照明、美術、建築などジャンルを超えたアーティストたちの共同作業で独自の表現を創り出す活動をしています。これまで劇場などでの公演はほとんどせず、野外やビルの屋上、海水浴場など様々の空間で活動を展開してきました。今回はNYK3階の2ブロックを使い、観客は前半と後半で場所を移動してみるというユニークな演出でした。
観客が移動して舞台が出来ていったり、視界を遮っていた半透明のものが次第にセットバックしていき、空間が現れて来たりする中で、それとは無関係にダンスも展開していく。大げさな表現はどこにもないのですが、いろいろなところから感覚を刺激される時間でした。