BankART AIR 2016 オープンスタジオスタート 5.27〜6.5 その1

これまで約二ヶ月間、BankART Studio NYKで制作してきた50組のアーティストによるオープンスタジオが、5月27日(金)からスタートした。昨日までどたばた作業中の現場だった場所が、かなりすっきりした空間になった。もちろん通常の展覧会とは異なり、まだ制作している人もいるが、現場に作家本人がいて話しかけたりもできるので、楽しい空間が生まれている。初日のパーティは約350名が来館。人気のあるブース(スタジオ)もあれば、あまりひとの寄り付かない場所もあるが、よくみると大半が頑張った仕事をみせてくれている。
会期は6月5日(日)7時まで。是非ご来場ください。

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友部正人×七尾旅人×大野悠紀「はじめぼくはひとりだったアンコール!」2016年5月21日

友部正人×七尾旅人×大野悠紀、3人のシンガーソングライターによる公演「はじめぼくはひとりだったアンコール!」が5月21日、NYK1階のKawamata Hallにて開催。
今年の1月、七尾さん、大野さんが2人の故郷である高知へ尊敬する友部さんを招いて公演。そのお返しとして友部さんが地元横浜で公演しようという流れで、再演が実現した。
本公演は、横浜の人に来てもらいたいということから、チケットはネットを介さず、BankARTの受付だけでの販売を行ったが、満員盛況。
友部、七尾、大野の順でソロ、アンコールは3人でマイクなし生音での演奏。kawamata hallは一体感を感じさせる気持ちの良い音響空間になっていた。3人の世代を超えて共鳴したライブ。なんとも心地の良い夜でした。

BankARTスクール 乗越たかお「広く・深く・面白くコンテンポラリーダンス徹底ガイドーこんなものまでダンスなの」スタート2016年5月12日~

作家・ヤサぐれ舞踊評論家である乗越たかお氏のスクールがスタート!
ダンス批評だけではなく、国内外のフェスティバルの取材やアドバイス、ダンスコミュニケーターなど、海外と日本のコンテンポラリーダンスを繋ぐことも行っている先生。そんな世界中のダンスを見てきた先生の本講座では、ダンスの歴史から、いま最もアツイ国内外のコンテンポラリーダンスまで徹底的に語っていただく。
同時代のダンスという、大まかなくくりで、定義付けしにくいコンテンポラリーダンスをあえて「コンテンポラリーダンスはほとんど〇〇である」と型にはめてみたり、「ダンスを疑う」ことでその魅力、本質をあぶり出そうとしたり、見る人、作る人、踊る人、どんな立ち位置でもわかりやすく、そして深く面白く学べる講座である。

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BankARTスクール村田真「作品で読み解く現代美術」がスタート2016年5月10日~

5月10日、BankARTスクールの村田真校長による講座「作品で読み解く現代美術」がスタート。
本講座は、現代美術の入門編として、デゥシャンの《泉》、岡本太郎の《明日の神話》、川俣正《Expand BankART》など、現代美術作品や展覧会を毎回一種取り上げ、なぜそのような作品が生まれ、どんな評価をされてきたのかをわかりやすく解き明かしていく。
初回に取り上げられた作品は、黒田清輝の《智、感、情》。洋画と日本画の要素が混在するその作品を軸に時代を概観し、日本近代美術史形成の特徴に言及した。

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5月8日アートツアー 続・朝鮮通信使2016スタート!その2

5月8日、昨日で公式行事は終了したので、今日はアートツアー。釜山のマチュピチュ(?)と言われている場所(甘川洞文化村/カムチョンドンムナマウル)に向かう。タクシーで坂の上の方まで上がり、ゆっくりと坂を下りながら町を探索。山と海に囲まれた斜面にびっしりと家がたっていて、ほとんどすべての家がパステルカラーで塗られている。アート作品も30点ぐらい設置されているが、全体の空間の豊かさと複雑さが圧巻で楽しい。小さな飲食店や小物屋さんが並びこれもいい。若者達も写真などを取りながら、楽しそうに歩いている。住民だろうか、おばさんたちも、普通にお茶していたり、歩いていて楽しい空間だ。ここに住む人に話を聞いてみると、やはり迷惑だという人もいた。自分の家の前50センチをカメラかかえた人たちがたくさん歩いていくのだから、仕方がないかもしれない。でも、今の様子だとこれからも、きっとうまくやっていくと思う。
そのあと、海雲台(ヘウンデ)の釜山市立美術館の方に向かう。今年秋は、釜山はビエンナーレだ。同じ頃、BankART全館を使用しての個展を開催する柳幸則氏も参加が決まっている。リーウーハンの美術館(別館)が同じ敷地にできていた。あとはいくつかのギャラリー巡り。バンカートにずっとスタジオを構えている高野綾さんのJohyun galleryも見学。
夜は、韓国でもっとも重要で親密なCさんと約束したお店でミート。トタトガのセンター長キム・ヒジン、ベーのソーさんも同伴。Cさんとは、話の流れでバンカートのAIRプログラム参加も可能性があるかもしれないということになった。お店は、Cさんの友人のアーティストがやっているレストラン。サワラ、ボラ等の刺身がおいしい。アフターディナーでは道路を挟んだ店主の自宅の屋上でビール。夜景がすばらしい。Cさんらしい演出だ。ありがたい。

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5月6-7日、釜山文化財団が主催する「続朝鮮通信使祭2016」に参加ー続・朝鮮通信使2016スタート!その1

5月6日、7日、釜山文化財団が主催する「続朝鮮通信使祭2016」に参加してきた。
7日は、いつもの大規模なパレードと晩餐会。龍頭公園の周りを数千人規模のパレード群が闊歩する。出発式にあたっては、かなり重要人物が集まってスピーチ合戦。池田も政治家に混じってひとり背広を着用せずに列席。
晩餐会では350人以上が集まった。朝鮮通信使の世界記憶遺産登録のことがあるので、今年は特に役人の数が多い。政務次官(浜地雅一)、釜山市(Suh,Byung-soo)、長崎県知事(中村法道)、下関市副市長(坂本康一)、対馬市長(比田勝尚喜)、静岡副市長(小長谷重之)、各自治体の財団理事長が参加。僕の円卓の周りは下関市関係者だったが、博物館の館長(町田一仁)にお会いできたのはよかった。学術会議の方の副代表だそうだ。(仲尾先生が代表)

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BankARTスクール バンカート義塾part2 スタート 2006年5月2日〜

アーティストを支え、社会とつなぐ、ギャラリーやオルタナティブスペース、フリーランスのコーディネーターを目指す人のための実践的なゼミ。初回はアート、アートコーディネータ、観客の定義を行いながら、このゼミでこれから行っていく内容についてのガイダンスを行った。展覧会、プロジェクトの企画立案、ファンドレージング、経済的な組み立て、具体的な運営業務、チラシ、書籍の編集やデザイン、場所を選ぶ力、展示レイアウトする能力、顧客の管理、広報する力、などなど。「万の神、八百屋、百貨店」を目指す。