BankART School 堀越ゼミ ワークショップ

金曜日の「ヒートアイランドから街を学ぶ」の講座では、名古屋工業大学の石松丈佳さんと横浜国立大学の田中稲子さんをゲストに、普段見えない「風」や「湿度」を「見える化」するための道具作りを行いました。
ひとつは「牛乳魚」。牛乳パックと利用済みの乾電池を使った、名前の通り、魚のように風にそって動くツールです。みんなで完成させた後は、牛乳魚を外に並べて風の帯を観測。風が吹くと同じ方向になびきます。身近なもので、しかも簡単な仕組みだけれど、感度が良くてみなさん驚いていました。
もうひとつは「湿度計だゾウ」。セロファンやアルミの特質を活かして、おもしろいキッドを作成しました。
みんなでワイワイと、環境を考えながら作品づくりができたワークショップでした。

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アーティストトーク@BankART Pub 第2弾

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毎週水曜日の夜は、アーティストトーク@BankART Pub。パブを会場に、現在スタジオインしている作家さんによるミニトークを開催しています。
今週は、吉本伊織さん、渡邉トシフミさん、周育正さんの3人のトークでした。それぞれ自身の取り組みや作品の紹介、作家活動のきっかけなども含めてお話をしていただきました。
今回、トリで発表した周さんは、3ヶ月に及ぶ横浜滞在エクスチェンジプログラムを終了し、30日に台北へと帰国されます。今日は最後の発表となりました。

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BankART School その2

スクールを引き続き、ご紹介します。

木曜日は大野慶人さんの「生活と舞踏」。舞踏のワークショップです。一つ一つの動きを言葉と動きで丁寧に教えて頂きます。流れる音楽に、感じるままに体を動かしていきます。受講生も汗を流して参加していました。
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金曜日は、名古屋工業大学大学院教授の堀越哲美さんによる「ヒートアイランドから街を学ぶ」。ヒートアイランドを様々な角度から分析、体感していきます。先日は、BankART studio NYKの館内で天井や床、壁の表面温度を計ったり、サーモグラフィーを使っての実測を行いました。みなさん夢中になって実測。
言葉はよく耳にするけれど、ヒートアイランドって実は一体何なのか?を解きほぐしていきます。
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土曜日、今福龍太さんの「〈スキャンダル〉考 ー アートと批評の政治学」では、批評家スーザン・ソンタグについて追究していく講座。ソンタグに関わるたくさんの資料を元に、書物、映画、写真等の視点から見つめていきます。
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授業の途中経過も随時ブログでご報告していきます。

BankART School4-5月期スタート

BankARTがスタートして以来、日曜日を除くほとんど毎日開講しているスクールも7年目に突入しました。
今期は、これまでの人気講座はもちろんですが、新たなプロジェクトへ向けて始まった講座もあります。

月曜日は「朝鮮通信使への招待」。講師に仲尾宏さんをお迎えして、ゲストを交えながらの8回となります。この講座は、7月から始まる瀬戸内国際芸術祭2010へ向けたBankARTのプロジェクトの一環としてスタートしました。学校で習ってきた歴史だけではなく、朝鮮半島とのやり取りの中で生まれた文化や交流、裏エピソードなど、細かに解説して頂きます。
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火曜日は岩渕潤子さんによる、「拡張する芸術のプラットフォーム」。今話題のtwitterやfacebookといったソーシャルメディアのアートサイトでの活用事例の紹介や、お金のかからない広報を伝授してもらいます。
もちろん、美術館のあり方など、美術館論の講義もあり。
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水曜日は、現在スタジオインしている作家によるアーティストトーク。毎週PUBにてドリンクを片手に開催されるトークです。作品の紹介や滞在期間中にどんな活動をする予定かなど、話して頂きます。
こちらは参加無料の講座ですので、是非飲みながらご参加ください。
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後半へ続く。

「アートのみかた」発刊!

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村田真氏の本「アートのみかた」がBankARTから出版された。Web上で村田さんが展開していた、artscapeの1999~2009年までの11年間分の文章からの抜粋で、延べ512頁。厚い。何がすごいって、書いた展覧会・イベントを全てみていることだ。なんていうと、見ないで書いている人を批判しているみたいだけれど、「やっぱり、ジャーナリストは足でかせいでがなんぼの世界だ」ということを教えてくれる本だ。なーんちゃっての村田さんだから、適当なところは本当に結構適当なんだけれど、こと「アートのみかた」に関しては極めて信用できる人だ。

Yu-Cheng CHOU(周 育正)「Residency Goods」展

台北市・横浜市アーティスト交流プログラム2009滞在成果発表として、2月から滞在していたYu-Cheng CHOU(周 育正)さんの「Residency Goods」展が始まりました。初日オープニングパーティは、4月からスタジオインしている4-5月期レジデントアーティストのウェルカムパーティと合同開催となり、たくさんの方々がご参加されました。

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作品のテーマは、自分の置かれている環境をテーマとしていくシリーズで、今回はまさに「アーティストインレジデンス」がテーマ。台北に生まれ、パリで8年学び、横浜に2ヶ月半滞在してきたアーティストとしての彼の、制作のスタンスとその在り方を探る作品でもあります。スタジオ内でのインスタレーションと、40ページの本が今回の作品です。

Artist in Studio 2010 Welcom Party!

先日からスタジオインしているアーティストの皆さんを招いてウェルカムパーティを開催しました。
これからの2ヶ月間、様々なジャンルのアーティストが作品制作の場所として活動します。
今日はパーティということもあって、入居したてのスタジオをオープンしました。作品を展示しているスタジオも多く、来場したお客様で賑わいました。

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5月末にはオープンスタジオを予定しています。
この期間でどんな作品が生まれるのでしょうか。楽しみです。

横浜インターナショナルスクール作品展

横浜インターナショナルスクールは、1924年に設立され、現在47ヶ国から長期短期の滞在を含め730人の生徒が在学しています。横浜の「インターナショナル」の歴史の一翼をになっている伝統ある学校です。今回の作品展は、美術科専攻の学生15人の、審査会を兼ねた卒業作品展でした。生徒ひとりが10数点を出展し、それぞれの作品に制作意図の懇切な説明テキストも添付されてます。これを読んでいるととても面白い。作る人の心が伝わる、若いエネルギーに満ちた展覧会でした。

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BankART ARTIST in Studio 2010

いよいよ2010年度 第一期アーティストインスタジオが始まりました。
前回よりもエリアを拡張して、BankART Studio NYKの2階、3階のフロアを大きく使用。個室の他、パーテーションで仕切りを作って、第一期は23チームのクリエイター達がここで制作活動を行います。期間の最終週には、合同のオープンスタジオを開催する予定です。

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17日(土)には、19時よりアーティストウェルカムパーティを行います。(台北アーティスト周育正さんの展覧会オープニングパーティも同時開催)アーティストの入居祝いに遊びにきてください。

餅つき大会@桜まつり

大岡川プロムナード整備事業にともなって伐採された桜の木を使って、地域の方々・行政との恊働で始めた桜プロジェクト。昨年初黄日ノ出町を中心とした地元のチームによって制作された杵と臼を使って、桜まつりイベントとして、餅つき大会を行いました。会場は桜桟橋の台船上です。

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近所の子供たちやお祭りにきた親子連れの皆さんに餅つきを体験してもらいました。
初めての餅つきの子も多かったようで、お母さんたちが記念に写真をパチリ。
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つきたてのお餅は、参加者や観客に振る舞い、待ちの列もできるほどでした。
少し寒かったけれど、大盛況で終了しました。参加してくれた皆さんありがとうございました。