BankART school 講座「アート・コーディネーターの仕事vol.4」開講

展覧会やアートイベントを舞台裏で支えるキュレーターやコーディネーターという仕事。その第一線で活躍される内田真由美さんと児島やよいさんによるリレー講座「アート・コーディネーターの仕事」がはじまりました。近年おふたりが関わった「ネオテニー・ジャパンー高橋コレクション」展や「クサマトリックス」展をはじめとした展覧会の企画からコーディネーション、広報、カタログ制作など実践的な仕事の進め方を、資料や映像を交えて幅広く学びます。BankART schoolで4回目の開催。優れた展覧会とはこのようにして生まれるものなのか。受講生にはコーディネーターを目指す方も多く、現場感や情熱あふれる話に士気が高まる2時間です。

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鳥公園#2 「すがれる」

2007年に結成された若い劇団鳥公園の主催する新作公演、「すがれる」がNYKホールで開催されました。この作品は、2月に大阪、3月に北九州と、それぞれ異なる環境と空間で上演を重ね、今回はバンカートの倉庫空間での公演でした。いろいろな空間と人に出会い、作品を成長させながら、自分たちも成長していく、そんな前向きなエネルギーが伝わってきます。「すがれる」は文学作品を舞台化する試みで、平松洋子のエッセイ「野蛮な読書」に着想を得ています。何気ない会話に心をえぐるリアリティがあり、それが役者の生の身体からだけでなく、映像や増幅された音やいろいろなチャンネルで立体的に造形された舞台でした。演技空間を大きくとる贅沢なレイアウトで、客席数が少なめでしたが、連日多くの皆さまにご来場頂きました。

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アーティスト・イン・スタジオ2012スタート!+幸田千依台北市滞在報告

BankART Studio NYKの2F+3Fでは、28組のアーティストのスタジオインが始まっている。(5.15~7.16)今日はそのウェルカムパーティ。久しぶりにみかんぐみの煉瓦炊事場でバーベキューを行なった。7月初旬には、広く一般に公開するオープンスタジオを開催する予定だ。
また今回7回目となる「横浜市台北市芸術家交流事業」で、台北市のTaipei Artist Villageに滞在していた幸田千依さんが3ヶ月間の滞在制作の報告を行なった。幸田さんも今回のスタジオアーティストだ。

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『新・港村-小さな未来都市』が完成!

ヨコハマトリエンナーレ2011と特別連携したプログラム『新・港村-小さな未来都市』(272P/2,520円/BankART出版)の記録集が完成した。延べ400にも及ぶイベントがリレーされた真夏の夢の温度が伝わってくる内容になっている。

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Future Shorts Festival 2012 Spring 2012

Future Shorts Festival は、ショートフィルムのフェスティバルです。Future Shorts Japanが主催しています。「フューチャー・ショーツ」というネーミングには、短くて今まであまり注目を集めなかったけどこれからは違うよ、というメッセージもあるように思います。短い作品なので、一日に何本も上映できて、それぞれが精度の高い作品。作家さんのトークもあり。世界55ヶ国150都市でフェスティバル開催という、GOGOGO! の軽快感もうなづけます。横浜では初めての開催でまだなじみがないせいか、あまり大きな動員はできなかったようですが、夏秋とバージョンアップして続く予定。ご期待下さい!

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ハンマーヘッドスタジオ「新・港区」オープンスタジオ

昨日に引き続き、今日19日は昼間のオープンスタジオ。お天気もよく、外に出ていると日焼けするほどだったが、春の光と海が美しく、多くの人が訪れてくれた。カフェテラスでビールを楽しむ人も多かった。この建物は、トップライトがBブロック以外にあり、晴れた日は夕刻まで自然光のみで過ごせる。確かに建物外観は倉庫のようにぶっきらぼうではあるが、フラットなしっかりとしたスラブと自然光が確保され、建築の基本、「大地と空の確保」が実現している豊かな空間だ。建築家やアーティストたちが残してくれた個性あふれる構築物も適当に複雑で豊かな表情を与えてくれており、親近感のもてる空間になっているといえよう。さてこれから入居者はどのようにここで棲んでいくのか。

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ハンマーヘッドスタジオ「新・港区」オープニングパーティ

ハンマーヘッドスタジオ「新・港区」がオープンした。今日はそのお披露目のオープニングセレモニー。横浜市鈴木隆副市長が挨拶をしてくださり、文化観光局の中山局長が乾杯の音頭をとってくださった。
「新・港区」は昨年開催した「新・港村」を引くプロジェクトだが、大きく異なる点は、今回は2年間継続するクリエイターのシェアスタジオで、発表の場所ではなく、制作・試行の場ということ。もうひとつは、運営母体が「BankART 1929」と有識人で構成される「活用協議会」の共同経営であることだ。まだまだはじまったばかりだが、既に熱気を帯びているブースもあり、訪れた人たちは、スタジオ内で立ち止まり、熱心にアーティストの話に耳を傾けていた。約400名の人たちが参加した。

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tpt82 「ベルナルダ・アルバの家」

バンカートで毎年公演を行っているtptが、NYKホールで公演を行いました。演目は、ガルシーア・ロルカ原作「ベルナルダ・アルバの家」。バンカートでのロルカ原作の作品上演は「血の婚礼」「イエルマ」に続いて3回目。今回がロルカ三部作の最終章になります。舞台美術は朝倉摂。柔らかいレースのカーテンが硬いコンクリートの空間と対比され、音の響きも吸音して、台詞を聞きやすくしています。いわゆる舞台照明は使わず、ミニマルな明かりの中、黒い情念のドラマが静かに展開します。主演は安奈淳さん。連日満員の客席でしたが、役者さん達を間近に見る迫力に、皆さんとても満足されていました。

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『開港5都市モボモガを探せ!』ついに発刊

1920年頃から戦前まで数多くいたモダンボーイ、モダンガールを探す写真収集のプロジェクト『開港5都市モボモガを探せ!』の記録集(184P/2,100円・BankART出版)が刊行された。2005年の「横濱モボモガを探せ!」が起点にはなっているが、函館、新潟、横浜、神戸、長崎の開港5都市が連携しながら、収集方法、展覧会の開催の仕方等、独自に展開したプログラムの記録集だ。こうして各都市で展開したものが一冊の本にまとまってくると、当時の日本中の都市が開港を機に諸外国を受け入れ、反応していたかの息吹が伝わってくる。BankART事務局のミスで発刊が遅れてしまったが、2012年からは、次のステップ「アジア/ユーラシア モボモガを探せ!(仮称)」にはいる予定だ。

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