「これからどうなるヨコハマ研究会」。今日は陣内先生が水辺についてお話をいただき、そのあとの各チームの発表にもコメントいただいた。予想通り、終わらない。これからもしばらくは延長戦が続く。本を出版するまでいきますよ。
サンキューフォトグラフ一挙に。皆さんとてもいい顔しています。
月: 2011年3月
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土田俊介個展 トークセッション&交流会開催
現在開催中の土田俊介さんの個展で、ゲストに彫刻家湯原和夫さんを迎えてのトークセッションとレセプションパーティが開催されました。震災の影響で延期となっていましたが、美術評論の谷新さんや横浜市創造事業本部部長の秋元康幸さん、TPAMの佐藤道元さんほか、様々なジャンルの方々にご参加頂きました。
対談では、現代科学の話、巨大な涅槃仏の話、先日産まれた土田さんのお子さんの話等、多岐に渡りました。湯原和夫さんから土田さんへ力強い激励の言葉があり、土田さんから「この時期だからこそ、自粛せずに展覧会をやって良かった。震災で9日ぶりに助かった高校生がアーティストになりたいといっていた話を聞いて、確信した」と御挨拶もありました。また、CAIの端聡さんからも未来の創造の基点はアートにあるという力強い話もいただきました。
「土田俊介個展−考えても作れないんだけど、考えていないと出会えないモノ。−」は今月30日(水)までの開催です。
ぜひご覧いただければと思います。
防水工事
BankART studio NYKは、1953年竣工の建物。これまで港湾倉庫から転用するために、何度か改修工事を行なってきている。最初は20年前ぐらいに、日本郵船がここを船の資料館としてオープンする際。その次が2005年のNYKが誕生したとき。2Fのインテリアの撤去と未使用だった1Fホールを改修。その次が2008年の横トリの際の大規模改修。1Fショップ&パブと階段、EV等の導線、設備、未使用だった3Fの改修等。そして昨年6月には3F空調工事。そして現在の屋上の防水工事。実をいうとかなりひどい雨漏りが数十カ所あり、これまでだましだまし使用してきたが、なんとか今回、メンテナンスをかけてもらえることになった。こんな風にゆっくりと少しずつ改修しながら歩んできたのは、たまたまそうなったともいえるが、運営自体も実験プログラムだからともいえる。こうしてみると非常に合理的な歩みだったようにも思える。
「クリエイティブ」と「防災」
静かな夜です。赤レンガなど、周りの施設はほとんど全て休館しています。BankARTは、これで(あけていて)いいのかと自問自答しながら、省エネ体勢でオープンを続けています。4年前、「地震EXPO」の際に行なったシンポジウムのチラシに記した文章を取り出してみました。
シンポジウムメンバー
北川フラム、河田惠昭、日比野克彦、難波喬司、上原美都男、宮本佳明、北沢 猛(司会)
『クリエイティブシティとは、都市化が進み、老朽化、高齢化し、個人や家族や社会がますます分断していくなか、芸術を育むことを起点に、街をシェアし、楽しみ、創造性と協働作業を取り戻し、新たなコミュニティを創成していくプログラムです。一方、防災都市とは、防災施設が整っている、備蓄があるということだけではなく、ライフラインや食料が途絶えたとき、どうしたら米や水を配給できるか、どのように風雨をしのぐのか、あるいは、寝たきりの老人はどこにいるのか等の、知恵や力の共有や情報の伝達能力が最も問われます。一見すると相反するようにみえるこの二つの言葉「クリエイティブ」と「防災」は、究極の時、緊急の時、何が可能かという命題に対して、「創造性」と「協働性」というふたつのベクトルで、その解く鍵を共有しているように思えます。』