東京藝術大学 大学院映像研究科 メディア映像専攻 OPEN STUDIO 2017年7月15日

横浜、元町中華街に校舎がある東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻のオープンスタジオをNYK 2F、1FのMini Galleryで3日間開催。
今年のテーマは、「北北東から進路を奪還せよ!」。横浜の北北東にある「東京」という目まぐるしく発展していくメディア表現の進路に乗っかるではなく、「新しい」メディア表現の可能性を丁寧に探り、多様な慧眼でメディアと人間の関係性を問い直していくことを目的としているとのこと。修士2年11名は、個々の映像やインスタレーションなどの表現で作品や研究成果を展示。修士1年15名は特別演習の成果を発表。連休3日間ということもあり、多くの関係者が来館した。

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BankARTスクール 今福ゼミ 2017年7月12日

BankARTスクールでは3回目となる今福龍太氏の単独ゼミ。今回は「ソロー、監獄、法の彼方」と題し、読売文学賞を受賞された氏の著書「ヘンリー・ソロー 野生の学舎」を教科書として、ゼミが行われました。ソロー200歳の誕生日にあたる初日の7月12日は、前日11日から四国・祖谷(いや)の茅葺民家を会場として特別篇を開催、スクール生も6人の有志が参加しました。

今、なぜ、ソローなのか?今福氏の読み解くソローを通して、現代に横たわる問題や自分たちの意識を問い直す、貴重な機会となりました。

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BankART school 2017年7-9月期 加藤種男「美術史の解体と構築」スタート 2017年7月11日

7-9月期の火曜日は、元メセナ業議会理事の加藤種男氏を講師に迎えた「美術史の解体と構築」がスタート。
通常の美術史は、画家や彫刻家が美術史のなかでどう位置付けられ、発展していったかについて語られているが、今回は美術を広い見方や視点、どういう風にみえるかを考える。つまり、作家、作品などの関係をプロジェクトとして、読み解いていく。作品だけで取り出されることが極めて不思議な出来事かを解説するために、初回は、バロック期フランドルの画家ルーベンスと鎌倉期東大寺で活躍した運慶快慶について。
ルーベンスは外交官のように、運慶快慶は起業家としての活動があったなど、東西二人の巨人には、社会との関わりへの共通性があることについて言及。目からウロコ満載の講座です。

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芸術結社モーツァルテ ユーゲント秘密集会「鋼鉄のオペラ」開催 2017年7月8-9日

芸術結社モーツァルテ ユーゲントとは、1984年に結成、廃材や鉄骨を楽器として用い、電子音楽、オペラなどを融合したアートパフォーマンスチーム。
「鋼鉄のオペラ」は、1986年大阪に川崎倉庫で行った伝説のライブの約30年ぶりの再構成・再演。昨年12月柳幸典展でのライブを行ったPBC(松陰直之、谷崎テトラ、ジャン・ピエール)メンバーを核に、岩崎園子(ソプラノ)、主催でもある横浜国立大学 横浜都市文化ラボ、その学生たちが出演、演出で加わった。リズム隊の金属音が会場に響き渡る迫力満点のライブでした。

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これからのいけばなを考える会 第1回展『新いけばな主義』開催 2017年7月2日

3階ワンフロアを使っての現代いけばな作家27名の展覧会を開催。いろんな家元が集まり展覧会をするのは、今回が初めての試みとのこと。公募12名と招待作家15名からなる。
いけばなといってもまずイメージするような花瓶や花は全くない。巨大な流木、ベニヤなどを用い、縦横5m区画を最大限に活用した「いけばな」が会場で待ち構えていた。
初日には公募出品12名のグランプリ審査と発表。深谷正子さんのパフォーマンスや美術評論家の金澤毅氏を招いてのトークも開催した。

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