横浜、元町中華街に校舎がある東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻のオープンスタジオをNYK 2F、1FのMini Galleryで3日間開催。
今年のテーマは、「北北東から進路を奪還せよ!」。横浜の北北東にある「東京」という目まぐるしく発展していくメディア表現の進路に乗っかるではなく、「新しい」メディア表現の可能性を丁寧に探り、多様な慧眼でメディアと人間の関係性を問い直していくことを目的としているとのこと。修士2年11名は、個々の映像やインスタレーションなどの表現で作品や研究成果を展示。修士1年15名は特別演習の成果を発表。連休3日間ということもあり、多くの関係者が来館した。
月: 2017年7月
BankART school 2017年7-9月期 加藤種男「美術史の解体と構築」スタート 2017年7月11日
7-9月期の火曜日は、元メセナ業議会理事の加藤種男氏を講師に迎えた「美術史の解体と構築」がスタート。
通常の美術史は、画家や彫刻家が美術史のなかでどう位置付けられ、発展していったかについて語られているが、今回は美術を広い見方や視点、どういう風にみえるかを考える。つまり、作家、作品などの関係をプロジェクトとして、読み解いていく。作品だけで取り出されることが極めて不思議な出来事かを解説するために、初回は、バロック期フランドルの画家ルーベンスと鎌倉期東大寺で活躍した運慶快慶について。
ルーベンスは外交官のように、運慶快慶は起業家としての活動があったなど、東西二人の巨人には、社会との関わりへの共通性があることについて言及。目からウロコ満載の講座です。