横濱展覧朗読コンサート

今週末にBankART Miniで行われたのは、横浜150周年記念プレイベントとしてハタステージングオフィス主催による横濱展覧朗読コンサート。横濱の歴史を詩の朗読と歌で語り継ぎます。
17世紀の横浜開墾から始まり、黒船来航による開港、文明開化、貿易港としての発展、関東大震災、横浜大空襲などなど・・・横浜という街の発展・破壊・再生を、老若男女、年齢層の幅広い出演者の方が演じました。港町の象徴、カモメが映る姿が印象的でした。

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再会

桜木町駅から国道16号を越える地下道で、横浜市社会福祉協議会のポスターを発見。
そこには見覚えのある、真新しいシンボルマーク…。

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そうです、これ、BankARTも協力しておこなった、社協シンボルマークのコンペで通った作品。そういえばちょうど1年くらい前、このコンペの募集をしていたのです。
今年1月に1929ホールでおこなわれた公開審査会では佐藤卓さんなどのゲストを迎え、そこで選ばれた作品。
こうして実用化され、ポスターとなって町中で再会すると、別に私の作品ではないのですが、ちょっと嬉しい感じです。
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↑コンペの募集チラシ

サイエンスカフェ@BankART Mini

横浜国立大学が行っているサイエンスカフェ。今回はBankART Miniで開催されました。
今回のテーマは「建物の耐震性って一体何?」大学院工学研究院准教授の松本由香氏を迎えての会となりました。近年の地震被害や耐震偽装問題などをうけて、耐震性という観点から建築文化について話し合われました。
お茶を飲みながら、大学を超えて幅広く語り合いの場を設けるというサイエンスカフェ。今回も定員を大幅に超えてたくさんの市民の方々が参加され、テーマについて議論が飛び交っておりました。
折しも、改修工事直後のBankART Studio NYK。こちらの建物の構造についても、みかんぐみさん、構造設計の金箱構造設計事務所ともにご尽力いただいたおかげで現在の姿に至ります。

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出張BnakARTスクール 横浜の歴史建造物をツアー!

今回のBankARTスクールは、根岸森林公園に出張し、めったに入ることが出来ない旧根岸競馬場を見学するツアー。大人気となった今回の授業は定員以上の方から応募をいただき、大勢の方が参加されたので遠足のような賑やかな授業となりました。
普段は鉄柵に囲われていて入ることが出来ませんが、公園の中に佇む重厚感のあるこの旧競馬場をご存知の方も多いと思います。今回は横浜市都市デザイン室の國吉直行さんと関東学院大学教授の関和明さんを講師としてお越しいただき、BankARTスクールの授業として特別に旧競馬場内を見学しました。

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まずは國吉さん、関さんのお二人から根岸競馬場の歴史について伺いました。
横浜にも数々の建築を残しているJ.H.モーガンの設計によって建てられたこの競馬場は、当時は華やかな社交場として優雅な人で賑わっていたのだそう。競馬場には正装でしか入場できず、入場料が当時の一流旅館の宿泊料以上だったことを考えると相当裕福な方しか入れない世界だったのでしょう。外壁の随所に見られる装飾や最上部の丸窓から当時の華やいだ面影が垣間みれます。
そしていよいよ柵の中へ。競馬場は老朽化が激しい為、建物の中には入ることは出来ませんでしたが、実際にスタンドの上に立って、当時の人々が眺めた景色を偲びつつ歴史建造物と対峙した時間は感慨深いものとなりました。
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その後、山手町のベーリックホールに移動して、國吉さん、関さんの授業を再開。ベーリックホールは同じJ.H.モーガンの建築で、実際に現存し開放されています。
異国の地で精力的に活動していた建築家の代表的な住宅建築を眺めつつ、出張スクールを閉講しました。
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出張BankARTスクール 古民家へ再び

12月7日のスクールは、瀬谷区の長屋門公園(https://bankart1929.com/blog/archives/15012)から二度目となる古民家での授業、都筑民家園に出張しました。
民家園管理運営委員会の理事長である岡本みどりさんから、民家園での様々な取り組みについて伺いました。こちらで開催される様々なイベントはなんと年間260回になるそう。とてもパワフルに活動されている岡本さんのお話は大変興味深く、茶室と現代アートを繋げたアートプロジェクトについて多岐にわたって解説して頂きました。

12.7-1.jpgその後実際に茶室に移動して、民家園の茶人の方々に抹茶をふるまっていただきました。当日はとても冷えていましたが、途中障子を開け目の前の竹林を眺めながらお茶を頂き、とてもリラックスした雰囲気の授業となりました。
運営には苦労されていることもあるそうですが、日本の伝統を活用しながら新しい文化を取り入れる、温故知新の民家園の柔軟な活動は今後も期待されます。
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蛍座caravan展オープン!

BankART school 田中信太郎ゼミ「手のひらサイズワークショップ」の受講生によるグループ展が本町実験ギャラリーではじまりました。
「手のひらサイズ」をキーワードに15名の作家がそれぞれ解釈した平面、立体、映像作品が出展されています。
初日は、講師の田中信太郎氏と美術評論家の福住廉氏のトークイベントとオープニングパーティーが行われました。トークでは、福住さんが国会図書館で集めてきた若かりし頃の田中先生の写真資料などを見ながら、読売アンデパンダンやネオダダのお話を伺いました。トーク終了後は多くの来場者とともに、和やかなパーティーとなりました。
展覧会は14日まで。詳細は、展覧会ブログをご覧下さい。
http://hotaruza.exblog.jp/

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