「横浜ガジェットまつり」は、手作りガジェット[デジタル家庭電化製品、目新しい小型の電子機器など]や新開発の製品などを見て触れて、エンジニアやクリエーターと市民が交流できる場を作ろうと、富士ゼロックスの有志の呼び掛けで2015年に始まった体験型交流イベント。4回目となる今年は、企業10社と横浜市経済局による実行委員会が共催し実施された。開催場所は、富士ゼロックス、横浜三井ビル、日産グローバルセンター、京セラ、資生堂パーラー、京急本社など、そのなかになんとBankART Stationも。BankART Stationは出展エリアのひとつとして、またトークセンション会場として活用された。出展ブースでは、VR、ロボット、AIなどのガジェットたちが、企業や大学、NPOなど他会場含め100団体以上が参加。学生や、小さい子供を連れた家族連れなどの来客も目立った。
トークセッションでは、クリエーターと拠点を結び付ける「芸術不動産事業」や、10月末に関内に誕生するベンチャー企業成長支援拠点「YOXO BOX」、ナイトアートプログラム「NIGHT SYNC YOKOHAMA」、2020年に中区・山下ふ頭に誕生する「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」などによるトークが行われた。
月: 2019年10月
「カフェ」と「ブック/グッズショップ」と「図書コーナー」 2019年10月24日
BankART Stationにも「カフェ」と「ブック/グッズショップ」、加えて、外通路にもちょっとした「図書コーナー」が誕生した。まだ書籍数も少なく、カフェの営業時間も短い暫定オープンだが、一般市民に対する窓口的な空間が生まれたことは喜ばしい。今年の冬にオープンしたときには、あるイベント開催が押していて、空調工事やオープンすること等を優先させていたので、こうしたユーティリティーは未着工だったが、ここにきて本来必要だった基本の空間が出そろった。
とはいえ、新高島駅周辺は、街中が巨大な工事中だらけの未完の領域。「こんな場所にこんなのがあるの?」的なまだまだ知られていない「BankART Station」。これからも、このみっつの機能を全開しながら、新参者としての丁寧な元気な立ち居振る舞いを行っていきたい。
BankARTスクール 福住 廉「アートの綴り方 vol.9」 2019年10月16日
10/16 (水)
福住ゼミ第一回目
美術評論家の福住廉氏の「アートの綴り方vol.9」が久々に開講座された。このゼミの目標は、「展覧会の批評が書けるようになること」。
授業前に文章を提出し、福住氏から添削をもらうというのがひとつのループだ。
今日の授業の前半ではその添削の話を、後半では文章の書き方について講義があった。
また文章の構成について説明があり、その後実践として他己紹介を行った。文章の構成についても言及され、「話の始めに論点を書き、その後具体例を挟みながら、最後にまた論点で終わらす」ことが大事だと強調された。
次に、2人1組になり、互いにインタビューをし、他己紹介を行った。初対面の人が多いため最初は手探りで相手に質問していきながら、自分が面白いと思った部分を深掘りしていく。その後、400文字で文章を考えていくが、これが意外と難しい。書きたいことがありすぎてまとまらないのだ。その時に肝心となるのが「論点」を決めることで、自分はその人の何を伝えたいのか、インタビューで書き留めたメモを頼りに考えていく。最終的に、この文章は宿題となり、福住さんから、丁寧に添削された赤いメールが皆に届くというのが、ひとつのループである。