横浜市医療局が展開する広報プロジェクト「医療の視点」。その最新の取り組みとして、マンガを活用した医療に関するコミュニケーションギャップの改善を目的に、患者や医療従事者が体験したエピソードに基づいて「視点の違い」を描くマンガ賞「医療マンガ大賞」を開始した。その企画のトークセッションイベントがBankART Stationで開催された。登壇者は、佐渡島庸平(コルク代表)、こしのりょう(マンガ家)、大塚篤司(SNS医療のカタチ)、井上 祥(メディカルノート/医師)。有名医療漫画を例に挙げ、正しい知識であること、また分かりやすく、漫画的楽しさがあること。また医師・患者それぞれの視点などのキーワードをポイントで解説された。
月: 2019年9月
松本倫子展「ニューヨークに銭湯」スタート 2019年9月27日
松本倫子氏の「ニューヨークに銭湯」が始まった。彼女がしゃれででつけたタイトルだが、本人は本気で、ニューヨークの銭湯を自身の作品で埋め尽くしたと夢見ているようだ。この兆し、実をいうと現在でもあり、大磯の古い平屋の家は、既に彼女の世界であふれている。ふすまなど、家のいくつかの部位に絵をどんどん描き始めている。まるで小さな子供がよくやるように、自分の世界をここぞとばかり夢中になって繰り広げている。これまでの一日一枚というペースは、一日一平方メートルというペースになり、一年たつと365平米のお風呂として建築クラスの空間も埋め尽くしてしまうかもしれない。最近地方都市でも頻繁におこなわれるようになった現代美術祭等で、古い銭湯などを誰かが提供してくれないか密かに願っている。