under35 菊地宏展

BankART bank under 35 若いクリエイターによる週替わりの展覧会シリーズ第3弾。建築家菊地宏さんの展覧会が始まりました。
ひとつひとつのプロジェクトに対して繊細な模型をつくる菊地さん。それらは木で制作されます。デザインプロセスの為の模型というよりも一つの作品として完成されており、独特の大きな存在感を持っています。また、今回の展示エリアの半分を占める「sonne und berg」もとても幻想的です。なんとこの作品は紙でつくられているのだそう。光と影が穏やかに空間を包み込んでいます。

今回の展示は菊地さんのこれまでの経験やデザインプロセスを垣間見ることができ、彼の中にあるものの考え方がよくわかります。
BankART Miniの一角に広がる菊地さんの世界。皆様ぜひ足をお運びください。

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大野一雄フェスティバル2008開幕

9月28日、大橋可也&ダンサーズの「Black Swan」が上演されました。
第1部がBankART1929 Yokohamaの公開空地、第2部がBankART Studio NYKの河岸で公演をしました。写真はNYKの野外です。雨模様の中、満員の客席。照明を透かして地面を叩く雨が、光の粒になってダンサーたちの頬を濡らしていました。リーマンブラザース破綻、麻生太郎首相就任。大野一雄さん102歳。街の中で見るダンスはいろいろなことを考えさせられる。なにか底知れない感じのBlack Swanでした。フェスティバルは週末中心に10月25日まで続きます。

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omu-life!!

久しぶりのオムトンライブ。今回は「BankART Life 2」のためにつくってくれたアルバム「omu-life for BankART Life 2」に収められた曲を発表。
オムトンはBankARTがスタートしたころから関係してきた、共に育ってきたチームです。マリンバを中心にした打楽器トリオの演奏は、いつもさわやかで力強く、勇気を与えてくれます。
3年前に「BankART Life」のためにつくってくれた楽曲「YOKOHAMA omu-ning for BankART Life」の演奏では、様々な経験を経て一段とパワーアップしたチームの確かな歩みが感じられ、聴いていて涙がでそうになりました。いい秋のライブコンサートでした。

アルバム「omu-life for BankART Life 2」は本日発売。(1,300円税込)
いつもBankART Miniにかかっています。当面はBankART1929でしかご購入できません。

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カメラに向かって ピースしてます、いつも元気なオムトン。

「開港5都市モボ・モガを探せ!プロジェクトとは?」とは

「開港5都市モボ・モガを探せ!横浜展」関連シンポジウム『開港5都市モボ・モガを探せ!プロジェクトとは?』が、BankART Miniで行われました。
各都市におけるプロジェクトのプレゼンテーションと、倉石氏による、モボモガ時代に至る写真の背景とプロジェクトの可能性の話の後、休憩を挟んで、各都市のプロジェクトから読み取れるものや意味、また今後について話し合いました。
倉石氏からは、ニューヨーク近代美術館におけるジャック・アンリ・ラルティーグの発掘の話と函館の津田氏の熊谷孝太郎の発掘を例に、過去の写真家の発掘の可能性について、新潟の丹治氏からは、お年寄りとのコミュニケーションがとても面白いという話。神戸の森下氏からは、都市と災害について、また、それらの記憶の残し方は、写真ばかりではないという話など、長崎の藤城さんからは軍港であった長崎では、モボモガ時代において一般の人が写真を撮影する事が難しかったという話など。後半は、デジタルアーカイブと”もの”としての写真についてのコアな話から、来年度の上海など、各都市の姉妹都市への展開の話もあがりました。
シンポジウム後は、お客様も皆さん残ってパーティに参加してくれて、楽しい交流会となりました。

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シンポジウムの様子。
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左から、特別ゲスト倉石信乃氏(元横浜美術館学芸員/写真評論/詩人)、津田基氏(はこだてフォトアーカイブス/函館)、森下明彦氏(メディアアーティスト/神戸芸術工科大学/神戸)、藤城かおる氏(アーティスト/長崎)、丹治嘉彦氏(アーティスト/新潟大学/新潟)

日々、BankART Life。

BankART Life 2 も2週目に突入。
NYKを追い出され(大部分をトリエンナーレが使っているという意味です!)、外に展開していかなくてはならないことから、今回のBankART Life 2は開催前から、高校野球の時の阪神タイガースの「死のロード」になぞらえて評されていました。そのロードもまだまだ序盤であります。
ところでこのBankART Life 2チケット、「会期中有効」であることにお気づきでしょうか?
ということは1929の「心ある機械たち」展は何度でも見ることができるし、BankART Mini Galleryで週替わりに展開される「BankART bank under35」も、何人もの作家の展示を見ることができるのです。おまけにBankART出版の書籍は割引になるし、会期中のライブやイベントも割引になる、まさに「芸術の秋」御用達チケットです。さらに、「野毛飲衛兵ラリー」のパスポートがBankART受付で割引で購入できるのですから「食欲の秋」もカバー。
今日も、展覧会場内で今まで気付いていなかった作品のディテールを発見してしまいました。何度も同じ展覧会をみると、いろいろな発見があるものです。
みなさんも何度も会場に足を運んで、秋の横浜の芸術と高い空をご堪能ください。

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これがチケット。さらに64pのガイドブックももれなくつくのです!
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こちらはさらにお得なトリエンナーレ共通チケット(一般2,100円!)

CUEL 手でたべるカレー料理

9月23日にMini KitchenにてCUELのワークショップがおこなわれました。
食べることを中心に生活の楽しさを追求するユニットとして活躍し、過去の「食と現代美術」展では毎年参加いただいてます。今回は、前回の続編として「手でたべるカレー料理」をふるまっていただきました!

Minikitchenの長いテーブルに花が生けられ、CUEL選曲「MODERN INDIA」が流れ、葉に盛りつけられたカレーがテーブルに並ぶと、なんだかその場の雰囲気が一気に変わりました。
CUELハギワラさんのミニトークは、白スパイス、黒スパイス等のスパイスをいかに論理的に組み合わせるのかを熱く語ってくださいました。最初は手で食べることに戸惑っていた参加者のみなさんですが、すぐに慣れて、手で食べることで感じる食の感触を楽しんでいました。初対面ながら大変リラックスされた様子が印象的で、まさにCUELさんのパワーのなせる技だと思いました。

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食う人、食われる人。

BankART bank under 35の松田直樹さんの展覧会が始まりました。
BankART bank under 35というのは、35歳以下の若いアーティスト・クリエイターを週替わりで紹介していくシリーズです。松田さんは若干25歳。今回最年少です。
食と現代美術4展でも紹介されたお米のエプロンの作品はご存知の方も多いかと思います。猫の作品も、近づいてびっくりです。しかし、今回一番のお気に入りは今回の新作。柱の下に添えられている石と葉っぱ。とても不思議なアプローチをしています。それぞれのディテールを、遠目に見ただけの印象にとらわれず、よーくよーく見てくださいね。
松田さん曰く、今回の展示は物語の舞台やセットをイメージし、「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家と米の家をリンクさせて構成しているのだとか。
だまし、だまされ、怖いけど、好奇心。食うか食われるか、悪気があるのかそうでもないのか。
もちろん松田さん自身は怖い人ではありませんし、悪い人でもありません。ものをつくることをフツーにとらえている方で、とても好感がもてます。
見逃した方、展示は今週日曜までですので、是非ご覧あれ。

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本町45(シゴカイ)住民会議vol.2

本町45(シゴカイ)が住民会議vol.2がオープンしました。このビルには大半、北仲プロジェクトにいらした方が入居されています。みかんぐみさんが、この9月4日にすぐ近くの大きな場所に移動されたので、新しい入居者が数組入りました。白井美穂さん、丸山純子さん、野老朝雄さん、川嶋貫介さん、ステップチェンジさんです。
昨日、住民本町45(シゴカイ)会議のシンポジウムがありました。パネラーには、小野田泰明さん、野田恒雄さん、杉崎栄介さん、櫻井淳さん、曽我部昌史さんを迎え、たくさんの人が集まりました。オープンスタジオは月曜日お休みで、23日(火・祝)が最後になります。併催しているすぐ裏にある本町実験ギャラリーは28日(日)までオープンしています。是非ご覧下さい。

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電話風スップリ

食べ物を素材にして発表をおこなっている作家のロイック・ストゥラーニさん。
9月20、21日にMini Kitchenで、パフォーマンスと映像展示をおこないました。(「食と現代美術part5」の文脈)小さな屋台で自ら揚げるライスコロッケの中から、前の参加者が残したメッセージが出てきて、メッセージが伝達されていきます。コロッケの中のチーズが溶けて、まるで電話線のように見えることから「電話風スップリ」と呼ばれているとのこと。イタリア人でありながら流暢な日本語をしゃべられるロイックさんの魅力と香ばしいにおいにつられて、続々とお客さんが集まってきました。

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友部正人「大岡川 川下りライブ」

台風13号が通り過ぎ、大岡川桜桟橋からのスタートで、友部正人さんのライブが無事行われました。大勢の人が、友部さんを乗せた船に大岡川両岸を歌を聞きながら、歩いてついてきてくれました。スマイル横浜マリンクラブの永井さんの船「第一橘丸」は、ゆっくりゆっくりと進みました。友部さんの歌に通りがかりの人たちも足を止めて、そこからついてきてくれた人もいます。日ノ出橋には、100人以上の方がいらっしゃいました。また満潮時の運行に、宮川橋の通過は大変で、スタッフが橋を下から押して、船を沈めてやっと通り過ぎる事ができたくらいでした。友部さん、その間も熱唱でした。最後は、NYKの河岸で船を降りてライブ。最高に楽しいライブでした。

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