食う人、食われる人。

BankART bank under 35の松田直樹さんの展覧会が始まりました。
BankART bank under 35というのは、35歳以下の若いアーティスト・クリエイターを週替わりで紹介していくシリーズです。松田さんは若干25歳。今回最年少です。
食と現代美術4展でも紹介されたお米のエプロンの作品はご存知の方も多いかと思います。猫の作品も、近づいてびっくりです。しかし、今回一番のお気に入りは今回の新作。柱の下に添えられている石と葉っぱ。とても不思議なアプローチをしています。それぞれのディテールを、遠目に見ただけの印象にとらわれず、よーくよーく見てくださいね。
松田さん曰く、今回の展示は物語の舞台やセットをイメージし、「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家と米の家をリンクさせて構成しているのだとか。
だまし、だまされ、怖いけど、好奇心。食うか食われるか、悪気があるのかそうでもないのか。
もちろん松田さん自身は怖い人ではありませんし、悪い人でもありません。ものをつくることをフツーにとらえている方で、とても好感がもてます。
見逃した方、展示は今週日曜までですので、是非ご覧あれ。

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