ミニヨコ ノ キセキ ト ミライ ~キミがいないとこのまちははじまらない~

2011年「新・港村」で参加してくださったチームの本ができました。
以下、本文より
いつから私たちのくらす、この「まち」ができたのでしょうか。
人が誕生してからずうっと、つながっている歴史の中で、今のまちの形になったのはいつごろなのでしょう。
今の社会のしくみを簡単に変えることはできない、と大人である私たちは思い込んでいるような気がします。
もしも、今の私たちの社会のしくみについて、あまり知識のない子どもたちがまったくはじめの一歩から、まちをつくろうということになったら、いったいどんなまちになるのでしょう? 遊びの中から生まれるまったく新しい「こどもたちのつくるまち」は、私たちに「楽しくなかよく暮らしていく」という当たり前のこと… その原点を教えてくれるかもしれないのです。
こどもたちはいとも簡単に、迷わずやりたいことをみつけます。
「歌手かケーキやさん」
「楽しい公園を造りたい」
「お花いっぱいのまちにしたい」
「妖怪の来そうな道を造りたい」
「コンビニの店長やってみたい」などなど…
それぞれのこどもたちの描くオリジナルなストーリーを組み合わせて、こどもたちが自分の夢を他のこどもに、大人に、伝えていき、それをみんなで、ちいさなまちの中に落とし込んで行き、ミニヨコハマシティは生まれました。まず自分のやりたいことありき。そして「自分のやりたいこと」がまちの中でどんな役割を果たしていけるのか、自分がやりたいことをするために必要なしくみはなにか? を他のみんなと考えていくのです。
自分たちの小さなまちを世界一すてきなまちにしたい、という願いはみんな同じです。世界一すてきなまちにするために、小さなこどものまちの中はいつも足りないものだらけで、いつも互いのこどもたちの力を必要としているのです。
そう、「キミがいないと このまちは はじまらない!」

編集:NPO法人ミニシティ・プラス
発行:BankART1929
本体500円+税
A5横判/28p

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