【多様な地図で巡るツアー】パブリックアート いま、ここで生きてる(みなとみらいエリア)

こんにちは!

BankART実験広報部の福谷です。

本日は最近BankARTから刊行した書籍「横浜パブリックアート大全」の著者、飯島悦郎さんと村田真さんが率いる横浜のパブリックアートを見て回るツアーに参加してきました👣

 

パブリックアートを巡るツアーは今回で2回目です。

このツアーはLife7最終日のツアーと合わせて計3回行われる予定ですが、参加者の中には全通する予定の方も!✨

私は今日が初参加なので、パブリックアートとは何なのか、基礎から聞いていきたいと思います。

今回はみなとみらい21地区編。JR桜木町駅に集合し、ツアースタートです!

最初に飯島さんから横浜のパブリックアートについて説明がありました。

みなとみらいではまちづくり基本協定で建物を建てる際にパブリックアートをつくることが決まっていて、建物の中や付近には何らかの作品があるそうです。初期は海とか風のような地域にちなんだ作品が多かったけど、最近はあまり関係ないものが増えているんだとか🤨

その辺りも含めて見ていこうと思います!

まず最初に向かったのは県民共済プラザビルです。

ここには日本で初めて品川〜横浜間に鉄道が開通し、まだ桜木町駅が横浜駅だった頃を描いた浮世絵が飾られています。

次は日石横浜ビルへ。

屋外にはイタリアの大理石でつくられた大きなオブジェ、ビルの中にも3つパブリックアートがあります。

隣の横浜銀行本店ビルの前にはとても大きな赤いオブジェが👀こちらなんと風によってゆっくり回転しているんだそうです。

ここで気がついたのですが、飯島さん達の解説を聞かないとこれらのパブリックアートの作品名や作家、コンセプトがわかりません。つまりキャプションがどれもないんです。

何故ないのか村田さんに聞いてみたところ、パブリックアートは芸術作品としてありがたがるより日常の中にあるものとして親しんで欲しいからあまりキャプションがつけられていないそうです。

確かに大きなオブジェなどはアートだとわかりやすいですが、公共の椅子として使える作品だったり建物の一部にあるものは一見わからないこともありますね。

そのあとはぴあアリーナの壁画、高速道路ランプのオブジェを見て横浜コネクトスクエアへ。

コネクトスクエアにはLife7の出展作家さんである野老朝雄さんの作品があります!

野老さんのデザインが壁や床に施されており、パッと見はおしゃれなデザインの建物という印象です。

よく見ると端に野老さんのロゴや作品ページに飛べるQRが設置されています。

アートを日常にするのもいいですが、私はぜひその作者や作品について知りたいと思ってしまうので、このように知りたい人だけ知ることのできるような工夫は良いなと思いました✨

そのまま道に沿って進みます。それだけでも5つ6つパブリックアートを見ることができます。

グランモール公園にあるジェットコースターのような巨大なパブリックアートは皆さんも一度は見たことあるかもしれません。この作品は風の通りや流れを意識し、たなびく雲をイメージして制作されたそうです。高さは17mもあります!

そのあとはクイーンズスクエア内のパブリックアートを見学しました。ここの作品は壁、床に大きく描かれているのに今まで気付きませんでした😵驚きです。

そのままみなとみらい駅周辺を散策し、途中の公園や建物にある作品を見ていき、グランモールを抜けて、最後はBankART Stationで解散しました。

ツアーの時間は2時間ほどでしたが、それだけでも30作品以上見ることができました!しかし横浜市内には約300点ものパブリックアートがあるそうなので、これでもほんの一部です。

参加者の方々は熱心な方が多く、解説付きで聞けるのはやっぱり良い機会のようで、メモをとって真剣に聞いてる人が多くいました。

今回のツアーコンダクターの飯島さんと村田さんが共同で出版された「横浜パブリックアート大全」には、そのほとんどのパブリックアートがマッピングされ、作品、作家名共に紹介されています。

今まで街中でパブリックアートを見かけても深く知ることがなかった方は多いのではないでしょうか!

ぜひこの機会に、「横浜パブリックアート大全」を片手に街歩きをしてみてください😼