2025年夏秋に、越後妻有里山現代美術館MonETの回廊で開催した企画展「こたえは風に吹かれている」に続き、このたび冬の企画についても、BankARTが引き続きディレクションを担当させていただくことになりました。
十日町では、小正月の頃に「ほんやら洞」と呼ばれる雪でできた家をつくり、地域ごとに人々が集い、憩いの場を設ける風習があります。この冬は、MonET の建物全体を、雪を楽しみ、感じながら人々が集う大きな「ホンヤラドウ」として演出します。
アトリエ・ワン共同主宰の塚本由晴と、塚本研究室出身の建築コレクティブ・6lines studioが、中庭に移り変わる雪の風景《雪待ち囲い》を生成し、夏秋に参加した山本愛子、井原宏蕗も冬を彩る新たな展開をみせます。会期中にはワークショップも実施します。
冬の越後妻有もぜひお楽しみください。
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⛄️越後妻有の冬 2026「ホンヤラドウーSnow Meeting」
参加作家:6lines studio+塚本由晴、山本愛子、井原宏蕗
ディレクション:BankART1929
場所|越後妻有里山現代美術館 MonET 回廊
会期|2026年1月24日(土)〜 3月8日(日)※祝日を除く火水定休
時間|10:00-17:00
※ライトアップ:1、2月は20:00まで、3/1(日)以降21:00まで
料金|無料
主催:大地の芸術祭実行委員会、NPO法人越後妻有里山協働機構、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
委託:令和7年度日本博2.0事業(委託型)Japan Cultural Expo 2.0
詳しくはこちら:https://bankart1929.com/project/echigo-tsumari-2026-winter/
【関連イベント】
⛄️「オープニングギャラリートークツアー」
1月24日(土) 14:00〜
会場|越後妻有里山現代美術館 MonET 回廊
参加費|無料(予約不要)
開幕初日、ツアー形式で参加作家によるオープニングギャラリートークを行います。
⛄️ 井原宏蕗「雪の下を想像(創造)する」
2月21日(土)13:00-15:00
会場|越後妻有里山現代美術館MonET 及び周辺
参加費|一般 1,000円、小中学生500円 ※要予約
対象|小学生以上
雪を詰めた箱の中に、指や道具を使ってくぼみや跡をつくり、その形に水性樹脂を流し込んでレリーフ彫刻を制作します。雪の詰め方や気温によって、形がはっきり写し取られることもあれば、樹脂の熱で雪が溶け、思いがけない形が生まれることもあります。流し込みは一度きり。偶然や自然の働きに身を委ねながら、この瞬間にしか生まれない、世界にひとつだけのかたちをつくります。
⛄️山本愛子
「 NATURE COLOR PICNIC in 妻有/草木染めの会 vol.2 」
3月7日(土) ①10:00-12:00 ②14:00-16:00
会場:越後妻有里山現代美術館 MonET
参加費:一般 1,000円、小中学生500円 ※要予約
対象|小学生以上
越後妻有で採れた冬の植物を使って草木染めを体験する会です。染料として使われる植物をお茶として味わう時間もあります。また、天気が良ければ、作家が昨年の夏に染めた布を雪の上に広げて行う「雪晒し」も実施予定です。のんびりとした時間のなかで、染色を通して自然の循環や色の移ろいを一緒に楽しみましょう。
※各イベントの予約お申し込みはこちらから
https://www.echigo-tsumari.jp/event/monet2026winter/
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