Anno Bomb

横浜は近代塗装発祥の地と云われている。1854年、マシュー・カルブレイス・ペリー率いる東インド艦隊が再来航した際に、ペンキと西洋式の塗装技術を伝えたことに由来するのだが、そこには1970年代にアメリカで流行し現代にも続くあるカルチャーを想起させるもう一つの起源があるのではないか。都市の様々な建造物の外壁塗装の塗膜を採取し、BankART Stationの壁面に都市の皮膜の積層を再構築する。

BankART Station

hallucination

築70年を迎える伊勢佐木町センタービルを舞台に、都市の様々な建造物の外壁の塗膜を採取し都市の皮膜としてアーカイブしていく志田塗装の活動を紹介する映像やこれまで収集してきた皮膜のコレクションの一部を公開する。

🅒 志田塗装(伊勢佐木町センタービル3F)
横浜市中区長者町7-112 伊勢佐木町センタービル3F
14:00-18:00(土日のみ)
㊡ 月・火・水・木・金・祝
info@shida-toso.com

関内地区

志田塗装+酒井一吉

しだとそう+さかい・かずよし

横浜を拠点とする塗装業者。経年劣化した外壁を新たに塗り替えるだけではなく、長年の汚れや雨染み、傷などの風合いは美しいという考えのもと独自の描画技術によってこれらを再現する特殊塗装を行う一方で、建物の外壁塗膜を剥がし、収集する活動にも取り組む。酒井一吉が代理人を務める。「そして、初めに戻る」大久保あり+志田塗装(アズマテイプロジェクト/2022)、「志田塗装 虚実の皮膜」酒井一吉(アズマテイプロジェクト/2022)など。