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「Yokohama Re:Portside Project」(ヨコハマ リ・ポートサイド プロジェクト)は、再開発から30年を迎えたヨコハマポートサイド地区を、現代の視点からあらためて捉え直し、新たな街の姿を見出していこうとするものです。
第一弾となる今回は、アーティストユニット「片岡純也+岩竹理恵」が、ポートサイドの街をフィールドワークし、リサーチをもとに作品を制作・展示します。2023~24年には中央市場通りの梱包資材店「オリマツ」を舞台に、商品をモチーフとしたユニークな作品を展開した二人が、今回はポートサイドの街そのものに向き合います。
フィールドワークの過程では、彼ら独自のリサーチに加え、ゲスト講師を迎えての「ポートサイドを学ぶツアー」や、ワークショップなど、地域の人々との対話と交流を重ねながら、多角的な視点から創作を深めていきます。その軌跡はYCS(横浜クリエーションスクエア)のアトリウムに少しずつ姿を現し、数ヶ月をかけて最終的な作品へと昇華していきます。
新たな視点と創造が交差することで、見慣れた街の風景が少しだけ違って見えることでしょう。その変化の過程と瞬間をぜひお楽しみください。
横浜クリエーションスクエア(YCS)に最初の作品を設置。以降、フィールドワークをもとに徐々に展示の全貌が見えていきます。
片岡純也と岩竹理恵のふたりが、ポートサイドの街をフィールドワークしながら、作品の構想を深めていきます。独自のリサーチとは別途、コンダクターとともに行うリサーチツアーは、一般の方々の参加も可能です。ぜひ一緒にポートサイドの街を歩きましょう。
フィールドワーク(リサーチ)の様子はInstagramでもフォローできます。
◉ 片岡純也+岩竹理恵と行く「ポートサイドを学ぶツアー」
①7/5[土]10:00〜12:00 「パブリックアートを通して見る時代背景」
コンダクター:村田真(美術ジャーナリスト/画家)
②7/6[日]10:00〜12:00 「ポートサイド公園の楽しみ方」
コンダクター:長谷川浩己(オンサイト計画設計事務所)
③7/13[日]10:00〜12:00 「ポートサイドの街はどう生まれたか」
コンダクター:秋元康幸(横浜市立大学客員教授、 BankART1929 副代表)
集合場所:横浜クリエーションスクエア(YCS) 横浜市神奈川区栄町5−1
参加費:無料 小雨決行・要予約
YCSの展示は随時変化していきますので、その変化の様子もお楽しみください。
この間の片岡純也+岩竹理恵の制作の拠点は、ポートサイド地区のお隣、みなとみらい21地区にあるシェアスタジオ「ExPLOT Studio」をベースにして進めていきます。「ExPLOT Studio」はシェアスタジオなので通常は一般公開していませんが、月1回程度のオープンスタジオの際には、その進捗状況を伺うことができます。(スタジオ入居期間:2025年7月〜12月)
9月のオープンスタジオ| 2025年9月12日[金]〜14日[日]
その他「ExPLOT Studio」のオープンスタジオについては以下のサイトでご確認ください。
リサーチをもとに制作された作品が、いよいよその全貌を現します。
作品を通して皆さんの目に映るヨコハマポートサイドの街は、果たしてどんな姿をしているでしょうか?