幕間 INTERVALLO 展
アート/ファッション/デザインのまくあいで。

会期:2009年6月26日(金)- 8月2日(日)
    11:30-19:00
    (オープニング 6月26日(金)19:00-21:00)
会場:BankART Studio NYK / 3F
観覧料:一般600円(400円)学生400円(200円)
※中学生以下65才以上無料
※( )内は10名様以上の団体割引料金




さまざまなジャンルが融合したり、掛け算をしたりの楽しい表現が、世界中で見られるようになっています。ベルリン、ロンドン、ミラノ3都市の3人のデザイナーが、横浜に集合し展開するのはまさに今のその表現。もの作りの基盤をファッション、インテリア、プロダクトの領域に置きつつ成果はアートの歓びを生んでいきます。決まりきったカテゴリーを外して作品に向き合うことを願う彼女たちの意を組んで、展覧会タイトルは幕間(まくあい)、英語のインターヴァル、明るい気分でイタリア語のインタヴァッロとしています。ライフスタイルのⅠシーンから次のシーンへ続く創作、またジャンルとジャンルの間の仕事と考えることもできるでしょう。
日常と非日常、服と衣装、ヌノとキレ、身体の周りから始まる表現がBankART Studio NYKの大空間を彩ります。

出品デザイナー  
コロンバ・レッディColomba Leddi (Milan)
クリスティーネ・ビルクレChristine Birkle (Berlin)
和井内京子 Kyoko Wainai (London)

トークセッション 
6月28日(日)コロンバ・レッディ 16:00-18:00
7月 5日(日)クリスティーネ・ビルクレ 16:00-18:00
7月18日(土)和井内京子 16:00-18:00
*参加無料 ただし当日有効な展覧会チケットが必要です。


なぜ女に大芸術家はいないのか?とリンダ・ノックリンは問いを立てた。そのとおり。アートとクラフト、芸術と工芸が区別され、民芸、染織、デザイン、ファッション、インテリア、装身具などがすべて「芸術ではない」と定義されているかぎりは、「女に大芸術家はいない」。「女の手しごと」はそれだけで「芸術」から放逐されてきたのだ。
神や王侯や美に奉仕するアートだけがアートではない。女は暮らしに、いのちに、日々の歓びに奉仕してきたではないか。それがアートでないはずはない。女たちは、アートの概念そのものを変えようとしている。
「幕間」はいずれ、芸術を神格化した幕そのものを引きおろすだろう。
上野千鶴子(社会学者・東京大学教授)

3都市でそれぞれ独特のもの作りしているデザイナー3人が出会ってハっと思ったそうです。同じように考えて生きている仲間の発見、つくることが生活することと一緒という信条。そして生まれたYOKOHAMAへのプロポーザルです。
同時発生的に3人がしてきたことは、身体というメディアから始まる創作で、生まれた表現はファッション、インテリア、インスタレーション、など。領域や業界を前提にしないで、既成の区分の合間をすりぬけるような軽やかさで、創りつづけてきた3人の仕事です。
人生のステージの幕間、生活時間の幕間、芸術と産業の幕間、いろいろな意味を主題にこめています。
小池一子(本展企画者)

最新情報は下記にて http://www.makuai.info/
企画監修:小池一子 
主催:BankART1929
協力:乗峰雅寛、長谷川直子

問い合わせ:BankART1929
info@bankart1929.com
TEL : 045-663-2812 FAX : 045-663-2813


デザイナー紹介
コロンバ・レッディ Colomba Leddi
ミラノ在住。1980年代初頭、ファッションデザイナーの下でキャリアをスタートし、92年、ロメオ・ジリのデザイナーであったアダ・ルセナが主宰するグループFrammentiに参加。96年にはミラノのVia Revereの一角に自身のアトリエを構え独自のスタイルで服作りを始める。顧客の嗜好とニーズに合わせて布地や色を決定し、しばしば1点ものの服を、伝統的な手法で、刺繍などの手作業を入れ込んでつくりあげていくその制作スタイルは、年2回のコレクション期のために回り続けるファッションデザイナー的なものではなく、むしろテイラーと言っても良いかもしれない。ミラノ、ローマ、NY、カリフォルニアの有名セレクトショップでその作品が取り扱われているほか、舞台・映画の衣装デザイナーとしても活躍している。

クリスティーネ・ビルクレ Christine Birkle
ベルリン在住。1961年ドイツSchwabmunchen生まれ。ベルリンでファッションデザイン科に在学中より関心を持っていたフェルトに注目し、93年にHut Up を設立。96年に初のファッション・コレクションを発表。99年パリでインテリア・ハウスプロダクトを含めたコレクションを発表。羊毛を伝統的な製法で加工し、フェルトの既存イメージを覆す、軽く、丈夫なプロダクトラインを確立してきた。やがてフェルトだけでなく、シルク、コットン、レースや麻といった異素材を組み合わせ全く新しい形態の製品を生み出すようになる。ドリス・ヴァン・ノッテンなどの他のデザイナーとのコラボレーション・ワーク多数、そして現代舞踊家サッシャ・ワルツの公演を支えるなど、衣装デザイナーとしての顔もある。

和井内京子 Kyoko Wainai
ロンドン在住。1958年横浜市生まれ。桑沢デザイン研究所で、インダストリアルデザインと写真を学ぶ。83年より株式会社サザビースでバックデザイナーとしてキャリアをスタート。86年に同社を退社後は、フリーランスデザイナーとして様々なプロジェクトに関わる。92年にイギリス・ロンドンに拠点を移し、個人として、また他の分野のデザイナーとコラボレーションの形で、バック、インテリア雑貨を中心とした多様なコレクションを発表。本年4月に東京西麻布、ルルペインギャラリーで行われた個展ではユニークなバック作品が好評を博した。パリ、ミラノでの展示会開催など、ヨーロッパを舞台に多様な活動を展開している。

■その他のイベント情報
ライブミュージック 亀渕友香&Her mates
7月4日(土)
人々の現在を歌い続けるベテランが「幕間」展への共感を込めて特別参加。
開演:19:30- 
料金:¥1,500+展覧会チケット(半券が必要です)
ご予約:info@bankart1929.com

亀渕友香|Yuka Kamebuchi
ゴスペルシンガー、ヴォイストレーナー。1944年北海道生まれ、東京育ち。68年デビュー。80年代は、アメリカを活動拠点とし、ゴスペル、発声学、ジャズ理論及び演奏形態を学ぶ。87年帰国後、ヴォイストレーナーとして多くのミュージシャンを指導。07年「VOJA・voice art college」開校。08年第1回横浜アフリカ会議におき、天皇皇后両陛下、並びに歴代首相の前で歌う。09年より本格的にソロ活動を始める。


巻きつけパフォーマンス 丸山 正
7月25日(土)
布と人体の関わりを劇的につくりあげるきもの作家。
開演:19:30- 
料金:¥1,000+展覧会チケット(半券が必要です)
ご予約:info@bankart1929.com

丸山 正|Tadashi Maruyama
きもの作家。1951年大阪生まれ。大学時代、油絵を専攻しながらアングラの演劇の世界で役者として活動する。85年より型絵染による着物制作を始める。"布を傷める、鍛える"手法、自由な発想、伝統的な手法を合わせ、独特の布を作り出す。08年より活動の拠点を長野・大岡村の工房に移し、布作りに専念。全国のギャラリーなどでエキシビジョンを展開している。

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サンダーランド大学× BankART1929 アーティストレジデンス交流事業
白井美穂展 Mio Shirai
「A Gift to Those Who Contemplate the Wonders of Cities and the Marvels of Travelling」

会期:2009年6月26日(金) - 8月2日(日)
    11:30-19:00 
会場:BankART Studio NYK/2F 
観覧料:200円(エリカ・タン展も観覧頂けます)

同時開催:エリカ・タン展 Erika Tan



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「Forever Afternoon 永遠の午後」
白井美穂の短編映画は伝統的な物語や神話を成熟した観客の為に語り直しつつ、そこに不可思議で不条理な感覚やサスペンス性を吹き込んだものである。彼女自身の言葉を借りれば「道を踏み外す」感覚である。
昨年はイギリスと日本が公式に通商条約を結んで150周年であり、1858年まで日本は西洋に対して鎖国していた。その年、イギリスの文明と産業経済を学ぶため日本から使節団が派遣された。白井の作品「永遠の午後」はこのことと架空の物語「不思議の国のアリス」を絡み合わせたものである。白井自身が演じたアリスは150年前にイギリス北東部を旅し、日本に異なる考えを持ち帰った使節を象徴する。
冒頭のロケーションはアリスを奇妙で見慣れぬ世界に引き入れる。ルイス・キャロルがアリスを巡って書いた場所の多くはこの近辺である。土地の美しさが彼女を新しい状況と出会いに導いていく、それが狂った帽子屋のお茶会だ。物語のいくつかの局面は西洋を訪問中の日本の使節団の役と反響し合う。アリスは「なんて失礼な!(that's not very 'civil' of you!)」と三月ウサギに言うが、彼らの訪問の目的はヨーロッパの文明('civilization')を学ぶ事にあった。そうして物語は優雅さと野蛮さの狭間に地滑りして行く。写真作品もまたキャロルの理論と言語ゲームにおける対比の連続を視覚化しており、一連のドローイングは白井の仕事の幅広い感覚と想像力豊な制作過程を明らかにした。
アリステア・ロビンソン(Northern Gallery for Contemporary Art) のテキストより抜粋


白井美穂
1988年東京芸術大学大学院美術研究科修了。1993年アジア交流基金日米芸術家交換プログラムでニューヨークに滞在。1980年代後半より活動を開始する。既製品を組み合わせて不条理感やずれを生み出し、日常的な認識に異議を申し立てるコンセプチュアルなインスタレーション作品により、早くから注目された。近作ビデオ・インスタレーション「芸術についての三部作」では、コミカルな要素を交えながら、創造行為のうちに存在する様々な次元を明らかにしている。主な展覧会は、第7回インドトリエンナーレ、「ザ・サイレント・パッション」(栃木県立美術館)、「Bolande, Dopitova, Rist, Shirai」(プラハ市立美術館)、「Kunst Heimat Kunst」(クンストラーハウス、グラーツ)、越後妻有アートトリエンナーレ、「アーティスト・ファイル 2008」(国立新美術館)

サンダーランド大学× BankART1929 アーティストレジデンス交流事業
2008年7月〜8月、サンダーランド大学(イギリス)とBankART1929が、アーティストレジデンス交流事業を行いました。この事業は、日英間で初めて調印された通商条約(日英修好通商条約)が150周年を迎えることを記念し、サンダーランド大学より提案されました。1872年8月、岩倉具視使節団はロンドンを訪れました。使節団はグループに分かれ、リバプール、マンチェスター、グラスゴー、エジンバラ、ニューキャッスルなど、サンダーランド大学のあるイングランド北東部諸都市を訪問しています。この外遊の目的は、諸外国の教育・技術・文化・軍事・経済などの社会構造を学び、日本の近代化のためその知識を持ち帰ることでした。今日、二国間の関係は大きく変化しましたが、150年を経過した現在、各々の都市にアーティストが滞在し、新たな視線で二国間の関係を照射するというのがこのプロジェクトの企図するところです。2ヶ月の滞在は、主にリサーチ、フィールドワークに費やされ、その成果の一部は昨年10月にサンダーランドで展覧会として発表され、今回のBankARTの展覧会へとリレーされます。

主催 :BankART1929 
共催:横浜市・開港150周年創造都市事業本部 
協力 :東京藝術大学大学院映像研究科、P3 and environment

お問い合わせ 
BankART1929 Office(BankART Studio NYK)
info@bankart1929.com
TEL : 045-663-2812 FAX : 045-663-2813

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サンダーランド大学× BankART1929 アーティストレジデンス交流事業
エリカ・タン展 Erika Tan
「A Gift to Those Who Contemplate the Wonders of Cities and the Marvels of Travelling」

会期:2009年6月26日(金) - 8月2日(日)
    11:30-19:00 
会場:BankART Studio NYK/2F
観覧料:200円(白井美穂展も観覧頂けます)

同時開催:白井美穂展 Mio Shirai



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「The Syntactical Impossibility of Approaching with a Pure Heart 」
エリカ・タンは今回、富士山を通して「日本」にアプローチする。富士山は、最もよく知られた日本のシンボルであり、多くの観光客が訪れる地である。そして富士山は、あらゆる写真の被写体となり、何百年にわたり風景画の題材となり、様々な形式で表現されてきた。
こうした題材をあえてここで選ぶことは、アーティストにとって勇気のある挑戦といえるだろう。 エリカ・タンは富士山の姿を自ら描き、また他人にも描いてもらい、それらをパソコン上で変容させながら組み合わせていく。それは自分自身と異なる世界をいかに受け入れることができるか、また自分自身の視線あるいは思考の限界はどこにあるのかを探る実験である。言い換えると、われわれが知り得ない遠くにある世界と世界観をどのように受容できるかを探る旅でもあるのだ。

「The Ghost in the Machine 」
The Ghost in the Machineは、2つのビデオと写真からなる作品である。
最初のビデオは、街を歩いていてもほとんど目にとまらない、日本の都市空間の狭小さが生んだ立体駐車場を素材としている。2番目のビデオは、カメラに向かって演技する俳優たちの顔のクローズアップである。俳優たちの異質な身体は、異質な思想が視覚化されたものであり、私たちは見なれた身体を見る時の安心感を奪われて、未知の場所を訪れた旅人のように奇妙な儀式に立ち会わされる。
これらの2作のビデオ作品を通して、人類学者でもあるエリカ・タンは、西洋の言語と文化が持ち続ける伝統的な区別、すなわち、心(mind)と体(body)、人間と機械、そして東洋と西洋といった2分法に、根本的な問いかけを投げかけようと試みている。
アリステア・ロビンソン(Northern Gallery for Contemporary Art) のテキストより抜粋


Erika Tan (えりか たん)
1967年シンガポール生まれ。アーティスト、キュレーターとしてロンドンを拠点に活動する。人類学と動くイメージに関心を持つ。その作品は、特定の文化的、地理的、物理的な文脈に関わり、様々のメディアを駆使して、観客を挑発し、反応を引き出すような状況を作り出すことに特徴がある。主な展覧会は、Thermocline of Art(ZKM ドイツ2007)、シンガポール・ビエンナーレ(2006)、80日間世界一周(South London Gallery/ICA2007)、EAST International (Norwich Gallery 2000)、Cities on the Move (The Hayward Gallery, London)、Incommunicado (Hayward 巡回展)。


主催 :BankART1929 
共催:横浜市・開港150周年創造都市事業本部 
協力 :東京藝術大学大学院映像研究科、P3 and environment

お問い合わせ 
BankART1929 Office(BankART Studio NYK)
info@bankart1929.com
TEL : 045-663-2812 FAX : 045-663-2813

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他者の形態 Unknown Binding
mio shirai installations & photographs

日時 2009年6月17日(水)-8月12日(水) 11:30-19:00 
会場 BankART Studio NYK ギャラリーA
(但し 6月30日から7月14日はギャラリーBで展示)
入場無料



クリックで拡大
「他者の形態 Unknown Binding」は、2008年日英修好通商条約締結150周年を記念して英国サンダーランドで制作したショートフィルム「永遠の午後Forever Afternoon」に呼応して、日本で制作される新作映像インスタレーションです。白井扮する不思議の国の「アリス」がイギリス北東部を訪問したかつての使節団を示唆したように、新作の為に来日する英国人俳優は横浜に開港をもたらしたペリーを暗示する出で立ちで、日本の神話や古典彫刻を生身の人間が演じる奇妙な世界に身を投じます。そしてこの互いの鏡のように向かい合った二つの作品世界を通して、開国後150年を経た現在に生きる私達が他者と対峙する際の荒々しさの感覚を照らし出していきます。
タイトルの Unknown Bindingは「未知との遭遇」と訳されます。
会期中展示換えを行いながらビデオインスタレーション、写真、ドローイング等が展示されます。

作 白井美穂
撮影・編集 飯名尚人
出演 Simon Daniel Relph  嶋田勇介 白井美穂ほか
ペリー衣装 高松丈一郎 菩薩衣装 白井美穂
音楽 中川敏光 広告デザイン Soak

主催・企画制作 エクスプロージョン 「他者の形態Unknown Binding 」実行委員会
問い合わせ 090-4833-7713
協賛 資生堂
助成 野村国際文化財団 アーツコミッションヨコハマ
協力 BankART1929

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BankART Butterfly Dream

日程 : 2009年8月23日(日)
時間 : 開場/16:30- 開演/17:00- 終演予定/19:45
場所 : バタフライパビリオン(大地の芸術祭作品番号003) 
料金 : 前売り1,500円/当日2,000円




詳細は画像をクリック
BankARTにゆかりのある第一線で活躍するアーティストたちが、ドミニク・ペロー設計の能舞台「バタフライパビリオン」に登場します。舞台の屋根は蝶の羽のように開き、万華鏡のように輝くメタルには外の風景と演者が浮かび上がります。
新潟十日町下条地区における、里山の風景と現代建築とアーティストの夢のようなコラボレーションです。

第1部 17:00- 首くくり栲象、ARICA、廣田あつ子、大野慶人、村田峰紀、友部正人
          ※順番は変更する場合があります
第2部 19:00- 梅若猶彦

アクセス 
新潟県十日町市下条地区神明水辺公園内
電車/JR飯山線 下条駅より徒歩約12分。
車/十日町市 越後妻有交流館「キナーレ」明石の湯から国道117号線を小千谷市に向かって約15分、交差点「下条本町」を右折後約2分。

ご予約・お問い合わせ BankART1929
TEL : 045-663-2812 FAX : 045-663-2813
info@bankart1929.com


梅若猶彦  Umewaka Naohiko
能楽師シテ方。1958年大阪府生まれ。多くの能楽で自ら演じる傍ら、創作能や現代舞踊とのコラボレーション等にも積極的に取り組む。現在、静岡文化芸術大学教授、ロンドン大学客員教授を経て、フィリピン大学デイリマン客員教授を務める。主な著書に『能楽への招待』など。BankART「食と現代美術part1・2」で、それぞれ「ショートケーキ食べたるで~トリスタンとイゾルデより」「一泊二食付き」を披露。2007年、主にBankARTスクールの氏の講座受講生の有志(既にプロで活躍中のアーティストも多数)とともにベリビーヨ・ストラスブルグカンパニーを発足。同カンパニーで2008年1月「食と現代美術part 4」において「世界最高の演劇 Italian Restaurant !」を上演。

ARICA  アリカ
パフォーマーの安藤朋子、演出の藤田康城、詩人・批評の倉石信乃、作曲家でコントラバス奏者猿山修、プロデューサーの前田圭蔵らを中心としたシアター・カンパニー。身体とテキスト、音、装置の関係を根底からとらえ直す演劇実験を継続している。2005年カイロ国際実験演劇祭に招聘され、最優秀ソロパフォーマンス賞受賞。2008年にはジャパン・ソサエティ主催によるニュヨーク公演、2010年にはインド公演を予定しており、最近は海外からのオファーも多い。今年11月6日- 8日に川崎アートセンターで新作「Tsukai」を上演する。

友部正人  Tomobe Masato
1950年生まれ。1972年「大阪へやってきた」でアルバムデビュー。最新作「歯車とスモークド・サーモン」まで21枚のオリジナルアルバムを発表。「すばらしいさようなら」、「夜中の鳩」など詩集を6冊「ニューヨークの半熟卵」などエッセイ集も7冊刊行。また、詩の朗読のプロジェクト「no media」も2000年からスタートし、詩の朗読CD のプロデュースやライブも行っている。BankART では「友部正人文化祭」「LIVE ! no media2006」などを開催。現在ニューヨークと横浜を行ったり来たりの暮らし。

大野慶人  Ohno Yoshito
1938年、東京生まれ。1959年、土方巽の「禁色」で少年役を演ずる。以後、アルトー館、暗黒舞踏派公演に参加。1985年「死海」で大野一雄と共演。1986年以降は大野一雄の全作品を演出。1998年、郡司正勝氏の遺稿を基に自身のソロ作品「ドリアン・グレイの最後の肖像」を上演。現在、国内外で公演活動を続ける。大野一雄舞踏研究所所長。著書に「大野一雄魂の糧」(フィルムアート社)。

廣田あつ子  Hirota Atsuko
幼少よりクラシックバレエとピアノを学ぶ。2年間のNY生活にて様々なジャンルを修得。帰国後も国内外数多くの振付家作品に出演。ダンスカンパニーとの創作活動、ヨーロッパ公演ツアーに参加。ソロとしても実験的なパフォーマンス、音楽家との共演など活躍の場を広げ独自の世界を深めている。2008年BankART LifeII BankART Cafe Liveにおいて、中村恩恵とのデュオで「夢見る権利」を上演。

首くくり栲象  Kubikukuri Takuzo
1960年代の終わりからアクションを実践。首吊り行為をおこなう。2004年大野一雄フェスティバル黒沢美香ダンス公演「ロマンチックナイト」(元BankART1929馬車道)出演。2008年ARICAプロデュース公演「黒焦げサンキュー」(神楽坂die pratze)を上演。

村田峰紀  Murata Mineki
1979年群馬県生まれ。多摩美術大学彫刻学科卒業。主な展覧会に「MURATA MINEKI EXHIBITION」(2003年/ART LABORATORY R3)、「奇想の庭(レセプションにてパフォーマンス)」(2006年/山本現代)、「意識を超える」(2006年/BankART Studio NYK)、「ART@AGNES」アート@アグネス」(2006年/山本現代の部屋のベランダ、神楽坂アグネスホテル)、「No comment」(2007/7stock/ドイツ・ドレスデン)、「( )4=bare」(08年/台北国際芸術村/台湾・台北)2007年度台北市・横浜市アーティスト交流プログラムとして参加。

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J-LAF主催 日本・ベルギーレターアーツ展

会期:2009年7月2日(木)-14日(火)
    11:30-19:00 (最終日は16:00まで)
会場:BankART Studio NYK / 2Aギャラリー
入場:無料




この展覧会では、現代ヨーロッパカリグラフィー界で重要な位置を占めるベルギーのカリグラフィー作品と、日本人カリグラファーや書家、タイポグラファー等、文字芸術家たちの作品を同時に展示することにより、現代の文字芸術を広く日本に紹介致します。今まで異なる分野として捉えられていた書、カリグラフィー、タイポグラフィー、レターカッティングなど、幅広い文字に関する芸術を「レターアーツ」という横軸でつないだ国内初の展覧会です。また、同時開催企画として、浅葉克己氏のレクチャーやベルギーカリグラファーYves Leterme氏によるワークショップを予定しています。現代文字芸術に「目で触れる」またとない機会です。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。


主催:ジャパン・レターアーツ・フォーラム
後援:ベルギー王国大使館、日本ベルギー協会、TOOLS
助成:野村国際文化財団


■レクチャー、ワークショップ参加申し込み方法
浅葉克己氏レクチャー
詳細はこちら→http://j-laf.org/2009/05/jlaf-7.html

Yves Leterme(イヴ・ルテルム氏)ワークショップ
詳細はこちら→ http://j-laf.org/2009/04/jlafyves-leterme.html


JAPAN LETTER ARTS FORUM
事務局:113-0023 文京区向丘1-8-6
ジャパン・レターアーツ・フォーラム(J-LAF)は、レターアーツを通した海外との文化交流と、国内におけるレター アーツの発展を目的として活動する非営利団体です。
http://j-laf.org/

お問合せ:info@j-laf.com 三戸(さんど)

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BankART School 2009年度
6-7月期、8-9月期 受講生募集開始!




詳しい講座内容は画像をクリック!
皆さま大変お待たせ致しました。
BankARTschool2009年度6-7月期、8-9月期 の受講生募集を開始しました!
これからの展覧会やイベントと関連した講座から人気講座まで目白押し。お申し込みはお早めに!

6-7月期
【火】中村恩恵 表現芸術としての舞踊活動を志す方へ
   6月9日、16日、23日、30日、7月7日、14日、21日、8月4日

【水】小池一子 ファッション考現学
   6月10日、17日、24日、7月1日、8日、15日、22日、29日

【木】ヨコハマ都市住宅ラボ (全7回) *研究会のため参加無料
   6月18日、25日、7月2日、9日、16日、23日、30日

【金】五十嵐太郎+磯達雄 現代建築を10倍楽しむ法3
   6月12日、19日、7月3日、10日、17日、24日、31日、8月7日

【土-月】BankART妻有桐山の家制作ツアー(土曜日から日曜日or月曜日)*参加費、交通費、宿泊費無料
   6月6-8日、13-15日、20-22日、27-29日、7月4-6日、11-13日、18-20日、25-27日


8-9月期
【月】飯沢耕太郎 写真ポートフォリオを作る
   8月3日、10日、24日、31日、9月7日(日吉)、14日(日吉)、21日、10月12日

【火】英語でおこなう世界創造都市会議
   8月11日、18日、25日、9月1日、8日、15日、22日、29日

【水】福住 廉 アートの綴り方4
   8月5日、12日、19日、26日、9月2日、9日、16日、23日

【木】住友文彦 映像を使った表現の現在
   8月6日、13日、20日、27日、9月3日、10日、17日、24日

【金】大野慶人 肉体の迷宮
   8月7日、14日、21日、28日、9月4日、11日、18日、25日

【土】木下直之 ミュージアムのある暮らし-さてどんなふうにつき合おうか-
   8月1日、8日(2回分)、22日(2回分)、9月12日(2回分)、19日


BankART school 2009年度 6-7月期、8-9月期 募集案内
■BankARTスクールの概要
基本的に週1回、2ヶ月間で全8回。定員は20名程度。講座時間は19:30~21:30(土曜日は16:00~18:00)です(講座によって異なる場合があります)。場所は、基本的にBankART Studio NYKになります。

■スクール受講生の特典
受講生には学生証を発行します。また、BankARTショップでの買い物が5%割引、BankARTパブおよびカフェの1,000円チケットが10%割引となります。

■アシスタントの募集
BankARTスクールでは、講座の記録やサポートをお願いするアシスタントを募集しています。アシスタントの方は、記録担当の講座を無料で受講することができます。意欲のある方のご参加をお待ちしております。

■お申し込み方法 
(1)受講したい講座名(2)お名前 (3)ご住所 (4)電話番号(5)メールアドレスを、メールにてお知らせください。その際に受講料の振込先をお知らせいたします。1講座15,000円(税込)。はじめての方は入学金3,000円(税込)も一緒にお支払いただきます。入金が確認でき次第、手続き完了となります。また、講座によっては別途材料費や資料代がかかる場合があります。なお定員になり次第、申し込み受付を終了させていただきます。また、一旦納入された受講料は返金できませんのでご了承ください。

■お申し込み・お問い合わせ:BankARTスクール事務局
school@bankart1929.com TEL 045-663-2812 FAX 045-663-2813
BankART Studio NYK 〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9

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