「BankART桜荘」活動終了のお知らせ





2006年6月30日に開始したBankART桜荘が、2010年6月、横浜市の広場計画のために解体撤去されることになり、本日4月30日をもって、その活動を終了しました。

当初の改修工事では、神奈川大学曽我部研究室の皆様、地域の工務店等にご尽力いただき、とてもいいスタートを切ることができました。

居住制作空間としては、ヤング荘、淺井祐介、地震EXPO実行委員会チーム、水川千春、栗原亜也子、藤井弘、尾崎祐太・永美正之、のびアニキ/金子良、頼 珮瑜(台北市)、何 明桂(台北市)、白井美穂、大和川レコード/アサダワタル、ルイスカラム(オーストラリア)、開発好明、山中カメラ、丸山純子、廣中薫、横須賀ヨシユキ、原口典之、田中信太郎、藤本隆行、三宅航太郎、和田みつひと、川本尚毅、その他卒業展関連のチーム等々、数多くのアーティストが滞在及び滞在制作を行い、歴史を刻んでくれました。

初期の頃の「これからどうする」シリーズのミーティング、地域の翁を招いての「桜荘夜話」、かき氷自転車を携えての夏恒例の「打ち水」をはじめとして、地域の人たちとの協働作業も行ってきました。とりわけ、大岡川沿いの工事のために伐採された桜の木を使っての「桜プロジェクト」では、アーティストと子どもたちとがワークショップを楽しんだり、多くの地域の人たちが参加・制作して下さった杵と臼が、共有の財産として残りました。友部正人「大岡川川下りライブ」や、新潟からもらいうけたチューリップを使っての「チューリップフロープロジェクト」等、桜桟橋を起点にした楽しい思い出も多いです。つい最近では「フルコース~食と現代美術part6」での隣の晩ご飯のようなプロジェクト(池田光宏作品)で、初黄日ノ出町地区の皆様には、大変お世話になりました。

このように、ゆっくりですが、BankART桜荘が、地域の方々と共に歩んで来られたことを、とても誇りに感じています。

地域の方々、アーティスト、訪れてくれた人たち、中区・横浜市及び神奈川県警、他関係者の皆様、これまでの暖かいご支援、本当にありがとうございました。

明日から、BankART桜荘はなくなりますが、BankART1929として、今後も地域の皆さんとともに行うプログラムもあるかと思います。
これからもよろしくお願いします。

BankART1929一同

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Yu-Cheng CHOU(周 育正)「Residency Goods」
台北市・横浜市アーティスト交流プログラム2009滞在成果発表

会期:2010年4月17日(土)-25(日)
    11:30-19:00
会場:BankART Stuido NYK/2F/スタジオ201
入場:無料




"Residency Goods"展は、横浜市台北市アーティスト交流プログラムを前提に進めたプロジェクトです。このなかで、アーティストとしてのわたしが、レジデンス期間中に引き起こされる思考を集積し、一冊の本にまとめます。簡単な言葉を用いてアーティストの存在の事実、ここでの生活やシステムについてのあれこれの話題、またアーティストという立場をごく当たり前と思えるような方法で叙述し描写したいと思います。
5 年間にわたり続いてきたBankART とTAV の交流事業のなかで、"Residency Goods" を見た方が、この交流についてさらにおおきな想像力と可能性を見い出せるようになれば良いと思います。アーティストである私が、このレジデンスで生み出す成果を展覧会タイトルにある"Goods" として見い出すように。

周 育正


台北市・横浜市アーティスト交流プログラム2009 
主催:BankART1929
共催:アーツコミッション・ヨコハマ
(横浜市APEC・創造都市事業本部、財団法人横浜市芸術文化振興財団)


周 育正 | チョウ・ユーチョン
1976 年8 月1日台北に生まれる。台北在住。www.yuchengchou.com
学歴
2006-08 エコール・デ・ボザール ラ・セーヌプログラム
2006-07 エコール・デ・ボザール ALL 修士課程
2005-06 エコール・デ・ボザール 修士課程
2002-04 エコール・デ・ボザール アトリエ・ギヨーム・パリ
1995-99 国立台湾芸術大学
個展
2010 Museum goods, 鳳甲美術館(台北)
Gallery goods, La Chamber Gallery(台北)
Made by Your Son, SUPERFROG Gallery(サンフランシスコ)
Taken from society & given to society, 台新タワー(台北)
Very Hard, 也趣画廊(台北)
2009 I for the other & the other for me, 貝瑪画廊(台北)
Representa.tiff, Galerie ColletPark(パリ)
2008 周育正, デンバー現代美術館ニューメディアギャラリー(コロラド)
Hierarchy of Surface, パリ国際芸術都市(パリ)
Superb Superficialness, ギャラリーGrand Siecle(台北)
Superb Superficialness, 台新財団(台北)
N.aiff & OBJECT.tiff, Miss Chine Beauty Room(バリ)
2007 Patisserie, Galerie ColletPark(パリ)
2005 M.A.J, Galerie Premier Regard(パリ)


台北市・横浜市アーティスト交流プログラム
横浜市は、「創造都市(クリエイティブ・シティ)」の実現を目指し、文化芸術の創造性を活かして都市としての新しい価値や魅力につなげていく取り組みを進めており、都心臨海部を中心に、アーティストやクリエーターが創作・発表・滞在(居住)しやすい環境づくりを推進するため、平成19年7月にアーツコミッション・ヨコハマを立ち上げました。また、横浜市は、アジアの平和と発展に貢献する都市を中期的な目標として、アジア諸都市とのネットワークづくりに取り組んでおり、台北市とは、芸術文化、スポーツ、高校、動物園、図書館などさまざまな分野での交流を進めています。芸術分野では、平成17年度から、芸術家支援の分野などで国際的に豊富な実績をもつ台北市との間で、芸術家を相互に派遣する「芸術家交流事業」をスタートさせ、それぞれの都市から派遣された芸術家が、現地の芸術関係者や市民との交流を深めています。
今年度21 年度は、台北市から周 育正(Chou Yu-Cheng)氏、横浜からは井出賢嗣氏が派遣され、それぞれBankART1929 と台北國際藝術村において他の芸術家との交流を深めながら創作活動を行っています。20 年度は陳宛伶(チン・ワンリン)氏と川瀬浩介氏、19 年度は何 明桂(ホー・ミンクェイ)氏と村田峰紀氏、18年度は賴 珮瑜(ライ・ペイユ)氏と東野哲史氏、17 年度は陳 妍伊(チン・イェンイ)氏とOff Nibroll(高橋啓祐氏・矢内原美邦氏)が、それぞれ交換派遣されています。
アーツコミッション・ヨコハマ
(横浜市開港150周年・創造都市事業本部、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

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ARTIST in Studio 2010 第一期

第一期
2010年4月5日(月)- 6月3日(木)




いよいよ、2010年度4-5月期のレジデントアーティストがスタジオインしました。2007年にも行いましたが、今回もエリアを拡張して、NYKの大きな空間を使用しています。
アーティスト同志、市民の方々、アート関係者など、多くの人たちと交流しながら制作活動が行われ、期間の最終週には、合同のオープンスタジオを開催します。


第一期スタジオアーティスト

Studio 100  阿部剛士
NYK hall   白井美穂
Studio 201 周 育正 / Chou Yu-cheng(台北アーティスト)
Studio 202 Dance Sanga/中村恩恵(年間レジデントアーティスト)
Studio 203 ピメリコ
Studio 301 横浜コミュニティデザインラボ
Studio 302 石井寿和
Studio 303 シムラユウスケ
Studio 304 小原健吾
2A Gallery 大友邦子 / 吉本伊織 / 藤井 弘 / 倉敷芸術科学大学 / SHIMURABROS. / 西武アキラ
3A Gallery 三田村龍伸 / 窪沢瑛子 / 河原田隆徳+ゾーハウ・コーヘン / 川島亮子
3B Gallery 清水 玲 / 渡邊トシフミ / 池 佑樹 / 橋村至星 / 茂谷さやか


■ARTIST in Studio 2010 第一期ウェルカムパーティ
日時:4月17日(土)19:00-21:00(18:30-受付開始)
場所:BankART Studio NYK 1F 及び各スタジオスペース
参加費:500円(レジデントアーティストは無料)


問合せ BankART1929 TEL 045-663-2812
studio@bankart1929.com

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横浜インターナショナルスクール 学生作品展
IB Diploma Art Exhibition

日時 2010年4月6日(火)-4月11日(日)
    11:30-19:00
場所 BankART Studio NYK 2F / ギャラリー2A+2B
入場無料



詳しくはこちらをクリック
横浜インターナショナルスクールは、国際バカロレア後期課程美術科専攻の15名の生徒の卒業作品展を行います。展示される作品は絵画、彫刻、陶芸、インスタレーション(空間アート)、グラフィックデザイン、ファッションデザイン、デジタルメディアなど様々です。皆様のご来場をお待ちしております。


お問い合せ 045-622-0084 080-5056-4101 横浜インターナショナルスクール
主催 横浜インターナショナルスクール www.yis.ac.jp

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BankART school 飯沢耕太郎ゼミ受講生有志・写真展
「みる、つなぐ、ひらく」

会期:2010年3月23日(火)-4月4日(日)
時間:11:30 - 19:00
会場:BankART Studio NYK / Miniギャラリー
入場:無料



詳しくはこちらをクリック
BankART School 2009年8-9月期に行われた飯沢耕太郎ゼミ。今期は「ポートフォリオを作る」というテーマで、飯沢氏の指導のもと、2ヶ月という短期間の中、それぞれオリジナルの「ポートフォリオ」の完成を目標に制作を行ってきました。
それぞれが撮りためてきた写真を見直し、時には言葉を用いて写真を編み、一冊のポートフォリオとしてまとめあげるという作業は、みることとは何か、みせることとは何かといった問いを自らに引き寄せ、さらに他者に投げかける行為でもありました。
みること、つなぐこと、ひらくこと。わたしたちはゼミでの実践を個々の作品として完結させるだけでなく、展覧会という開かれた場で、より多くの人に見てもらいたいと考えています。 本展では、受講生有志が集まって、写真作品とポートフォリオを同時に展示します。皆様のご来場をお待ちしております。

【関連イベント】
ivent1. 展示作品公開講評
飯沢耕太郎(写真評論家)+高橋宗正(写真家)
3月27日(土)16時-
ivent2. トークショー「なぜ写真集を作るのか?」
飯沢耕太郎(写真評論家)×姫野希美(赤々舎)×高橋宗正(写真家)(予定)
3月27日(土)17時-
ivent3. オープニングレセプション
3月27日(土)18時30分-

主催:みる、つなぐ、ひらく実行委員会
特別協力:BankART1929
お問合せ先:090-9316-2376/宮下(代表)

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BankART school 4-5月・6-7月期
受講生募集!




↑詳細はこちらをクリック!
BankARTスクールは、横浜・馬車道に残る歴史的建造物を芸術文化に活用したBankART1929のプログラムのひとつとして、2004年4月に開校しました。
BankARTスクールの守備範囲は美術・演劇・写真・建築・音楽・ダンスなどアート全般におよび、講師は各ジャンルの第一線で活躍する人たちばかり。子供向けのワークショップから専門性の高い講座までレベルはさまざまですが、いずれも少人数制で、講師と受講者同士の親密な交流を重視する現代の寺子屋をめざしています。
BankARTスクールは日曜を除くほぼ毎日、休み無く開講しています。この6年もの間で講座187、述べ547人の講師の方々をお招きしました。受講生は4歳のおじょうちゃんから85歳のおじいちゃんまで、述べ2770人をこえます。
ぶっちゃけ話、これらの講座をうけたところで即戦力にはならないし、なにか資格が得られるわけでもありません。受けるだけではなんの役にも立たないのです。むしろここから自分たちでなにを立ち上げていくのか、それが問われているのです。
BankARTスクール校長 村田 真


4-5月期
【月】仲尾宏「朝鮮通信使への招待」
4月5日、12日、19日、26日、5月3日、10日、17日、24日

【火】岩渕潤子「拡張するミュージアム/拡張する芸術のプラットフォーム」
4月6日、13日、20日、27日、5月4日、11日、18日、25日

【水】アーティストトーク@BankART Pub
4月14日、21日、28日、5月5日、12日、19日(6回)

【木】大野慶人「生活と舞踏」
4月8日、15日、22日、29日、5月6日、13日、20日、27日

【金】堀越哲美 + 横浜市地球温暖化対策事業本部 「ヒートアイランドから街を学ぶ」
4月9日、16日、23日、30日、5月7日、14日、21日、28日

【土】今福龍太「〈スキャンダル〉考──アートと批評の政治学」
4月10日、24日、5月1日、8日、15日、22日、29日、6月12日


6-7月
【月】村田 真 「映像な美術」
6月7日、14日、21日、28日、7月5日、12日、19日、26日

【火】アートイニシアティブの現在
6月8日、15日、22日、29日、7月6日、13日、20日、27日
■ ゲスト講師(予定)
木幡和枝(アートプロデューサー) PS1を巡って
太田浩史(建築家/東京ピクニッククラブ)イギリス北部のアートプロジェクト
池田光宏(アーティスト) スウェーデンと北欧のアートスペース
開発好明(アーティスト)ドイツベタニアンとNY ISCPに滞在して
佐藤直樹(アートディレクター/ASYL代表/CETプロデューサー)CETの行方
中村政人(アーティスト/コマンドN代表)スタート! 3331!
小川 希(Art Center Ongoing代表) Ongoingについて
※タイトルはBankARTの方で記載しました

【水】伊藤香織×紫牟田伸子×太田浩史「シビックプライド講座」
6月9日、16日、23日、30日、7月7日、14日、21日、28日

【木】原口典之「抽象と具象の間 物質と行為の間 work on paper とデッサンの間」
6月10日、17日、24日、7月1日、8日、15日、22日、29日

【金】梅若猶彦「アートにおける時空間の歪みについて--能の様式からみた考察」
6月11日、18日、25日、7月2日、9日、16日、23日、30日

【土】鈴木理策「写真を自らのものとするために」
6月12日、19日、26日、7月3日、10日、17日、24日、31日


■BankARTスクールの概要
基本的に週1回、2ヶ月間で全8回。定員は20名程度。講座時間は19:30-21:30(土曜日は16:00-18:00)です。場所は、基本的にBankART Studio NYKになります。

■スクール受講生の特典
受講生には学生証を発行します。また、BankARTショップでの買い物が5%割引、BankARTパブおよびカフェの1,000円チケットが10%割引となります。

■アシスタントの募集
BankARTスクールでは、講座の記録やサポートをお願いするアシスタントを募集しています。アシスタントの方は、記録担当の講座を無料で受講することができます。意欲のある方のご参加をお待ちしております。

■お申し込み方法 
(1)受講したい講座名 (2)お名前 (3)ご住所 (4)電話番号 (5)メールアドレスを、メール・FAX・電話のいずれかにてお知らせください。(基本はメールでお願いします。)その際に受講料の振込先をお知らせいたします。1講座15,000円(税込)。はじめての方は入学金3,000円(税込)も一緒にお支払いただきます。入金が確認でき次第、手続き完了となります。また、講座によっては別途材料費や資料代がかかる場合があります。なお定員になり次第、申し込み受付を終了させていただきます。また、一旦納入された受講料は返金できませんのでご了承ください。

お申し込み・お問い合わせ:BankARTスクール事務局
school@bankart1929.com TEL 045-663-2812 FAX 045-663-2813
BankART Studio NYK 〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9

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