神奈川公園内工事仮囲い壁画が地域に愛されています。 ~キム・ガウンさん、令和6年度地域再生まちづくり貢献者横浜市長表彰おめでとうございます!

神奈川公園では下水道整備に伴う工事が開始される中、一年前(2024年)の7月から12月に工事仮囲いにキム・ガウンさんが壁画を描いていた姿は、地域の皆さんにも良く知られています。夏の陽射しや秋の蚊の襲来をくぐり抜けて完成した全長68.5m高さ3.5mの壁画です。制作にはボランティアにも参加して仕上げていただきました。公園で行われた地域のおまつりでは、おまつりに参加した方々から、みんなに向けたメッセージを書き込んでいただくなど大いに盛り上がりました。

そして、先日(2025年5月23日)、ガウンさんが制作の拠点とする「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」総会で、令和6年度地域再生まちづくり貢献者として横浜市長表彰が授与されました。受賞理由は、初音町、黄金町、日ノ出町におけるアート活動を通じて地域再生への貢献が多大であったことですが、地域を担当する横浜市役所都市整備局の方の祝辞では、ガウンさんのアート活動が他地域でも広がっていること、特に神奈川公園内の工事仮囲いでの壁画の素晴らしさやそこから感じられる物語性には、見た方の心を打つものがあり受賞理由にも繋がっていると言葉をいただきました。

撮影:劉書佳

撮影:劉書佳


昨年12月の壁画完成時には神奈川区長にご来訪いただき、夏まつりの時に書き込んで下さったメッセージや子どもたちがワークショップで制作したハート型パネルをご覧になりながら、ガウンさんの制作活動と現場のサポートを慰労して下さいました。

工事完了は概ね7年後ですが、この壁画は工事期間中残る予定です。これからも地域の皆さんに見守られ愛される存在であり続けます。

文責:大蔭直子