横浜市の都市政策に深く関わり、創造都市構想の生みの親のひとりでもある、故北沢猛氏(アーバンデザイナー)の志を引き継ぐかたちで始まった研究会。3年前のUDSY(アーバンデザインスクールヨコハマ)、そのあとのUDCYへの動きをリレーしていることは確かだが、今回は、もう少しボトムアップ方式で議論していこうということで新しく参加者を募った。村田真スクール校長も研究会冒頭に「横浜のテーマに高い関心があり感激している」と述べたように、約80名の参加者が集まり、高い温度の中、初日がスタートした。コーディネータは、佐々木龍郎氏と馬場正尊氏、他。秋元康幸創造都市事業本部部長(あくまでも個人参加)からの主旨説明に続き、ひとり45秒の自己紹介。火曜のゼミで佐藤澄子さんが行った方法を早速真似させてもらって(ブログ参照)、B4コピー用紙3枚で、名前、出身地、チャーミングポイント、興味のあること(テーマ)を各自プレゼンテーション。佐々木さんからは、予測されるテーマを前もってある程度、説明させてもらっていたけれど、ほとんど誰も見向きもせず、各人、独自な語りと視点でスピーディにリレー。約1時間続いた自己紹介はまったく飽きなかった。本当に面白い人たちが集まったものだ。
事務局としてはテーマ設定、グループ分け等、これから難題を抱えるが、こんな人たちといっしょにゼミを行うのだから、緊張はするが、本当に楽しみなプロジェクトだ。
月: 2011年2月
女子美スタイル☆最前線 @BankART Pub
2月11日(金・祝)からスタートする女子美術大学学外選抜展「女子美スタイル☆最前線」について、開催に先駆けて、大学院美術研究科教授の面出和子氏をゲストにお招きし、Pubトークを行ないました。
今回の展覧会では、「芸術・社会・女性」をキーワードに教授の杉田敦氏を中心にしたキュレーションチームが、全卒業・修了制作作品から約120点選出し展示します。初日のオープニングパーティなどイベントも盛りだくさんです。
女子美術大学は女性の入学できる美大として、また私立の美大として日本で初めて創立された歴史ある大学。今も活発に活動し注目を集める美大の一つですが、今回のトークでは、やはり「女子」という言葉がキーワードになりました。来場者から「女子大ならではのメリット、デメリットは?」「男にはない女性の視点はどんなところ?」「全国の美大も女子化している」などの質問や意見が上がり、盛り上がりました。
今回の展覧会も女子美ならではのパワー溢れるのびのびとした作品がご覧頂けると思います。
女子美スタイル☆最前線
2月11日(金・祝)-14(月)
11:30-19:00
◆オープニングイベント
2月11日(金・祝)17:00-
□佐野ぬい学長によるライブペインティング
□JOSHIBI レインボー・アワード
ゲスト審査員
葛西薫氏(アートディレクター)
小山登美夫氏(小山登美夫ギャラリー/ 明治大学国際日本学部特任准教授)
曽我部昌史氏(建築家/神奈川大学工学部教授)
KIKI(モデル/女優)
BankART Mini の話
BankARTの受付のバックボードには「BankART Mini」のサインがありますが、BankART Miniってどういう意味かご存知でしょうか?
横浜トリエンナーレ2008は、BankART Studio NYKをほぼ全館活用しましたが、1Fの受付、ショップ、パブ、Miniギャラリーの部分は、BankARTが直接、運営管理しました。その際、「子どもの実力」というような意味を込め、小さいけれどBankARTのもっている機能を全て集積させ、きちんと発信していこうということで、Miniの名前がつけられました。
BankART Mini には、これまで企画展で関わってくれた作家からの購入作品が随所にあります。コレクションは、既に70点を超えます。
今では大分、成長したミニですが、今年の横トリの際も引き続き、ミニとして機能するはずです。
アフタースクール
前回開催されたBankART school 火曜日の講座「グリーンメディア編集長リレートーク」では、講座自体は終了しましたが、大変盛り上がった事もあり、アフタースクールが開催されました。講座ではゲストの方のお話を伺う事が中心だったので、自分たちでもっと意見を出し合って議論したり、新しい企画を考えたりしていきたいということで、受講生自らが提案し、有志の方々で集まった会です。
BankART schoolは、2ヶ月8回という単位で行われますが、受講生が企画して展覧会に発展したり、フリーペーパーを発刊したりと、講座終了後もとても活発に活動する講座がたくさんあります。そこがBankART schoolのおもしろさです。
今回のグリーンメディアの講座からはどんなものが生まれてくるのでしょうか。楽しみです。