BankARTで、最近アルバイトをしてくれているキムシチョルさんが、中華街の入口、徳永ビルに「AAAギャラリー」をオープンした。もと住宅に使われていた空間が、キッチンやお風呂の原型を留めながらも丁寧にホワイトに仕上げられ、心地よい空間に生まれ変わっていた。このシチョルさん、続・朝鮮通信使2011春ツアーでもお世話になった、キムスヒャンさんの弟だ。スヒャンさんは、韓国の食文化の研究家だが、ソウルの人気カフェ「スッカラカフェ」の経営者でもある。最近きいて驚いたのだが、この姉弟のご両親、なんと、寿の「さなぎの食堂」の開設者なのそうだ。この日はBankARTみんなでオープニングに駆けつけた。パーティそのものはすぐに切り上げたが、帰りに久しぶりに皆で中華街で食事をした。シチョルさんが、ギャラリーオープンの場所に中華街を選んだ理由は聞いてないが、彼が中国の大学(朝鮮族の街)をでているのとも、あながち関係がないはずはない。なんとも不思議な縁が続いているが、これからもキム姉弟とは末永くおつきあいさせていただきたい。