アトリエワン リムジン屋台 いざ出航

もともと、このアトリエワンのリムジン屋台は2003年の越後妻有大地の芸術祭に出品された作品でした。そのあと、BankARTで開催された2005年の食と現代美術で出品され、それ以降、この屋台は海風に吹かれながらビールを飲んだりする人々に愛され続けてきました。でも約9年間の設置は、台風での何度かの転倒や風雨で大分傷んでしまいました。今回、この2月から開催される広島市現代美術館でのアトリエワンの展覧会を機に、きれいにお化粧直しの工事を行ないました。きっと美術館では愛くるしい姿を見せてくれるでしょう。帰ってきたら、今度は雨のかからない風の吹かない場所に設置するのでまた戻ってきてね。写真は搬出の様子。

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ミニヨコ ノ キセキ ト ミライ ~キミがいないとこのまちははじまらない~

2011年「新・港村」で参加してくださったチームの本ができました。
以下、本文より
いつから私たちのくらす、この「まち」ができたのでしょうか。
人が誕生してからずうっと、つながっている歴史の中で、今のまちの形になったのはいつごろなのでしょう。
今の社会のしくみを簡単に変えることはできない、と大人である私たちは思い込んでいるような気がします。
もしも、今の私たちの社会のしくみについて、あまり知識のない子どもたちがまったくはじめの一歩から、まちをつくろうということになったら、いったいどんなまちになるのでしょう? 遊びの中から生まれるまったく新しい「こどもたちのつくるまち」は、私たちに「楽しくなかよく暮らしていく」という当たり前のこと… その原点を教えてくれるかもしれないのです。
こどもたちはいとも簡単に、迷わずやりたいことをみつけます。
「歌手かケーキやさん」
「楽しい公園を造りたい」
「お花いっぱいのまちにしたい」
「妖怪の来そうな道を造りたい」
「コンビニの店長やってみたい」などなど…
それぞれのこどもたちの描くオリジナルなストーリーを組み合わせて、こどもたちが自分の夢を他のこどもに、大人に、伝えていき、それをみんなで、ちいさなまちの中に落とし込んで行き、ミニヨコハマシティは生まれました。まず自分のやりたいことありき。そして「自分のやりたいこと」がまちの中でどんな役割を果たしていけるのか、自分がやりたいことをするために必要なしくみはなにか? を他のみんなと考えていくのです。
自分たちの小さなまちを世界一すてきなまちにしたい、という願いはみんな同じです。世界一すてきなまちにするために、小さなこどものまちの中はいつも足りないものだらけで、いつも互いのこどもたちの力を必要としているのです。
そう、「キミがいないと このまちは はじまらない!」

編集:NPO法人ミニシティ・プラス
発行:BankART1929
本体500円+税
A5横判/28p

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歴史を生かしたまちづくり 25周年イベント

歴史的建造物の調査や活用の研究を行う専門家団体、公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリティッジ)が設立25周年を迎え、その記念事業が、横浜市都市整備局とヨコハマヘリティッジの主催によりNYKホールで行われました。すこし肌寒い日でしたが、午前中から関内の歴史的建造物25箇所を歩いて巡り、午後はBankART Studio NYKで展示、記念講演、シンポジウム、そして認定歴史的建造物所有者への感謝状授与式もあり、多くの方々が参加されました。。25周年に合わせて記念冊子も出版されています。

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大野一雄フェスティバル2013 横浜ダンス界隈2013

フェスティバル最終日は恒例の横浜ダンス界隈。街を巡りながら、ダンスをみる回遊型プロジェクトです。スタートはNYK、ヨネヤマママコさんの詩情溢れるパントマイム、YCCではおやつテーブル、アイランドタワー横では、岡登志子さん、アオキ裕キさん、垣尾優さんと公募参加者による「今日の踊り」チーム、弁天橋からはボートに乗った眞島竜男さん、汽車道で即興バイオリンの定村史朗さんが加わり、運河パークではアベマリアさん、そして最後の新港埠頭では、全員参加で「11月3日 今日の踊り」。横浜の風景の中に溶け込みながら、レリーフのように浮き上がってくるダンス。劇場で見るのとは違うダンス体験です。すこし肌寒い文化の日に、約3時間の街歩き。観客の皆さん、出演者の皆さん、そしてこの企画の実現にご協力頂いた多くの皆さんに感謝します!

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大野一雄フェスティバル2013 中村恩恵 岡登志子 内橋和久「眩暈」

日本を代表するコンテンポラリーダンスの振付家、中村恩恵さんと岡登志子さん、そこに世界に3台しかない特殊な楽器「ダクソフォン」を演奏する内橋和久さんが加わり、即興ダンスと即興音楽による公演が行われました。エドガー・アラン・ポーの短編「メエルシュトレエムに呑まれて」にインスピレーションを得て、タイトルは「眩暈」。ぐるぐる回る渦の中に身を任せるかのように、体と音が空間全体を動かして行くダイナミックで、贅沢なレイトショーでした。

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大野一雄フェスティバル2013 ノマド「ヘルデンオーア」(群生する耳)

NYKホールでダンスカンバニーノマドの公演が行われました。1週間の短期ですが、ホールに滞在し、制作した作品です。演出・振付の池宮中夫さんのお父さんは、やはり演出家の池宮信夫さん。大野一雄とも50年代から一緒に仕事をした方です。そんな縁で大野一雄をずっと昔から見ていた池宮さんの今回の新作には、「大野一雄との会話からのクリエーション」というサブタイトルがついています。5回の公演は毎回満員御礼。若いダンサーが大勢出演する舞台は、まっすぐなエネルギーとすこし狂気じみた明るさに満ちて、観客を魅了しました。
公演日:10.30~11.2

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大野一雄フェスティバル2013 川口隆夫「大野一雄について」

今年8月東京で初演し、大好評を博した作品の再演です.東京では劇場でしたが、フェスティバルでは倉庫空間。自転車で登場して、大野一雄さんのような「でたらめの限りを尽くす」開幕もこの場所ならではの迫力です。この作品では、川口隆夫が、大野一雄の公演ビデオから、その動きを完全にコピーし、大野一雄が使ったのと同じ音を使っておどります。川口隆夫を通して「大野一雄」が現れ、大野一雄を通して「川口隆夫」が現れる、スリリングな舞台でした。

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