BankART Under 35 / 2024第2期 阪中隆文、ヤマモトコウジロウ観察日記8月4日

第2期のお二人はパフォーマンスでの在廊が多いため、受付スタッフによる日記形式で現場の様子を紹介していきます。

「ヤマモトコウジロウの髪の毛で遊ぶ夏日記」8/4

30メートルに及ぶチェーンを髪に取り付け、ジャラジャラと床に引きずりながら会場内を歩き回る。作品の展示作業を行う最中バックヤードと会場内を何度も往復するため、チェーンは四方八方へ広がっていく。本日チェーンを垂らしながら行われた作業は、写真作品の貼り直しと、髪を固める特別施術の準備であった。

「阪中隆文の天井生活」8/4

朝10時半、会場に着くと、阪中はすでにロープの上にいた。8月2日から行われてきたパフォーマンス、「地に足をつけない」の第1回目が本日最終日を迎える。昼過ぎより撮影が行われ、阪中がロープを伝い生活をしている様が見られた。本パフォーマンスは会期中残り3度ほど行われる予定である。

文と写真:中村

BankART Under 35 / 2024第2期 阪中隆文、ヤマモトコウジロウ観察日記8月3日

第2期の二人はパフォーマンスでの在廊が多いため、受付スタッフによる日記形式で現場の様子を紹介していきます。

「阪中隆文の天井生活」8/3

空中生活2日目。お昼にピザと麦茶を差し入れました。ブランコのように木の板に座ってご飯を食べている阪中さん。コーヒーを飲みに行く為に大移動されていましたが、途中で断念。帰宅するのも一苦労です。空中ハウスまでの道のりを快適にしようとずっと作業をされていました。途中で下に物を落としてしまった阪中さんとそれを拾ってあげるヤマモトさんの連携プレーが見られました。

「ヤマモトコウジロウの髪の毛で遊ぶ夏日記」8/3

13時頃に頭に布を巻いて登場したヤマモトさん。サウナ後のようなルックでした。頭のチェーンと会場の床に置いてある長いチェーンを繋げているので、ヤマモトさんが歩くたびにジャラジャラと音がします。途中、ギターでヘビーローテーションを弾き語りしてくれました。阪中さんがトイレに行く際も音姫代わりにギターをかき鳴らしてくれます。

文と写真:石丸

場違いな人工物〜多摩美術大学彫刻学科三年生展〜開催

2024年7月25日

7月25日より、BankART KAIKOにて多摩美術大学彫刻学科三年生らによる、「場違いな人工物」が開催されている。

本展覧会に参加している学生35名により作られた43点に及ぶ作品は、テーマ等の縛りはなく自由に制作されたものだという。彫刻学科なだけあり立体物も多いが、その他に絵画や映像作品など、幅広い作品が展示されている。「彫刻学科は、実現できなかったアイディアを形にする方法が学べる場所だ」と学生は語った。

本展覧会は7月28日(日)まで。目に見える形として生み出された若者の力漲る作品を、ぜひ見に来て欲しい。

文・写真:中村