10年程前に大ブームとなったディスコのダンス、パラパラを現代舞踊の新しい文脈で捉え直そうという試みです。
始めに、気鋭のコンテンポラリーダンスカンパニー、初期型とプロジェクト大山の2チームが、パラパラをテーマにした作品を上演。その後、DJの松本みつぐ氏、元Twinstar支配人の宮地弘和氏、舞踊教育の高橋和子氏、大衆ポピュラー音楽研究の輪島裕介氏をゲストに、パラパラの現在過去未来について話し合うラウンドテーブルを持ちました。
松本さんから日本のディスコとユーロビートのこれまでの流れとパラパラの語源などの歴史的な話を、当時のディスコの最前線にいた宮地さんには、現場にいた人ならではの貴重な話をしていただきました。高橋さんからはダンスの視点からの見方、輪島さんからは大衆文化のひとつとして世界に広がるパラパラの側面に言及して頂きました。
文化がいかにして生まれてくるかということを考えさせられる、とても貴重な話を伺うことができました。