TPT公演

シアタープロジェクト・東京による公演「醜い男」がBankART Studio NYKで始まりました。
3階のスペースを大きく使っての公演です。
これまでNYKの3階は展示のみの利用でしたが、先日行われた横濱未来人演劇シアターに続き、演劇やライブのスペースとしても活用しています。
TPTはご存じの方も多いと思いますが、長年経営してきたスタジオを事情があって引っ越ししたばかりの極めて質の高いパフォーマンスを運営しているチームです。
旧日本郵船倉庫のほぼそのままの形を残した荒々しい空間の中での演劇は迫力があります。
TPT公演の期間は29日までとなっています。詳しくはHPをご覧下さい。http://www.tpt.co.jp/

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盛りだくさんの1日

本日BankART では、1929 Yokohama 、NYK両館ともイベントが多数ありました。
NYKでは、倉敷芸術科学大学のヨコハマゼミが、公開講座としてRAKUSU PROJECTをゲストにインプロビゼーション・ライブを行い、メディアインスタレーションに用いられるツールを使ってのライブでした。
また、3階ギャラリーでは、横浜未来演劇人シアター公演 「横浜メリー・ゴーランド」横浜大ドレイ市場3&スペシャルライブが2日間に渡り開催され、多くの来場で盛り上がりました。

 live.jpg倉敷公開講座RAKUSU PROJECTによるLiveの様子

1929 Yokohamaでは、横浜アートサイト2009と題して、地域の歴史や自然・街並みなどの豊かな地域資源を活かしたアート活動についての公開プレゼンテーションが、そして1階のホールでは、アサヒアートスクエアでの公演に向けて、公開リハーサルを行っていた加藤訓子さんのプレ公演が開催されました。
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加藤さんの公演には多くのお客様が!

盛りだくさんの一日でした。

横国卒業設計+Y-GSA ・女子ビジュアルデザイン 卒展

BankART Studio NYKでは2つの展覧会を開催しています。
1つは横浜国立大学卒業設計+Y-GSA展覧会”OURS;敷地観測”。横浜国立大学の建設学科建築学コース(y-sa)と大学院建築都市スクール (Y-GSA)の卒業設計の展覧会です。各学生が設計した作品がずらりとならび、模型も緻密につくられています。本日は、BankARTでいつもお世話になっている建築家でY-GSA教授でおられる北山 恒さんや若手建築家石上純也さん、谷尻 誠さん、吉村靖孝さんがゲストで、シンポジウムが開催されました。展覧会は3月23日まで。

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もう1つは、女子美術大学のビジュアルデザインコースの「SEKI展」。主にグラフィックなどの平面を中心に、それに加えて映像やモーショングラフィックなど様々な形で表現されています。こちらの展覧会は3月24日までの開催です。
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BankART で行われる卒業制作展はこれで終了となります。
今年度は合計14回もの卒展が行われました!

加藤訓子さんより

現在BankART 1929で公開リハーサルを行っている加藤訓子さんからコメントを頂きましたのでご紹介します。

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バンカートでのクリエーションが始まりました。
もとは、2005年さいたま芸術劇場で中村恩恵さん(ダンサー・振付家、現在NYKに入って活動されています)とのプロジェクトで作り出したこの「ドラム缶サウンド」。それからやみつきになり、コンサートの度に小出しに使っていたのですが、今回はこの「ドラム缶」を全面フューチャーしてのライブです。
今回更に新しいドラム缶たちも加わり、並べてみるとなかなか壮観です!
ここBankart1929のホールにフィットするかどうか、ちょっと心配だったのですが、意外とマッチしていて、ほっ。音もこの空間では生音だけでもほんと、すごいパワーで響き渡っています。
この後入る音響も、ドラム缶に細工した微細な音などを、まるでドラム缶の中に頭をつっこんだような体験ができるように設置しています。
大変贅沢な期間を快く与えてくださったBankARTさんに心から感謝!
なかなか見れるものでないので(なかなかこれだけのことをやるのも大変ですが!)、この期間に是非遊びにきてください!
21日のプレビュー公演もたくさんのご来場、お待ちしております。

加藤訓子

BankART School !

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皆様おまたせしました。
いよいよ4月から再始動するBankART Schoolの募集がはじまりました。昨年の大規模な展覧会「BankART Life 2」では出張型のスクールを展開しましたが、またこれまでと同様にNYKを中心として開講していきます。
BankART Schoolは、BankART 1929の重要なコンテンツとして今年で6年目を迎えます。これまで160講座、465名の講師人と2400人を超える生徒が、アートについてはもちろん、建築やデザイン、食や音楽、ダンスなど様々なジャンルについて議論、ワークショップを行ってきました。

4月から始まる講座も人気のあるものばかりです。ご応募はお早めに!
詳しくはHPのwhat newをご覧下さい。http://www.bankart1929.com/

巨大作品の登場

現在、BankART Studio NYKの岸に大きな黒い塊があります。
実はこれは、5月に展覧会を予定している原口典之さんの巨大な作品。直径2m80cm、なんと10トンもある大きな筒状のゴムの塊です。
来館されるお客様みなさん、気にしている様子。
この作品が運び込まれた時は大変でした。大きなトラックとクレーン車が出動し、直面する様々な問題に頭を悩ませながら、予定以上の時間をかけて、やっとの事で作品をトラックから降ろすことができました。
下の写真はその時の様子↓

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加藤訓子公開リハーサル

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現在BankART 1929 Yokohamaの1階ホールでは、演奏家 加藤訓子さんが、アサヒアートスクエアでの公演「Sound Space Experiment」に向けて公開リハーサルを行っています。
楽器はなんと「スチールドラム」。ドラム缶を加工したもので、アコースティックな音が特徴です。
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大きくて美しい音色が館内に響きわたります。ドラム缶とは思えない音色です。
近くを通られるの際はぜひお立ち寄りください。

3月21日には、BankARTのスタジオアーティストでもある中村恩恵さんの作品”a play of a play”のために作曲されたオリジナル全6曲を完全収録した新譜CDが発売され、この発売を記念してプリビュー公演が開催されます。詳しくはHPをご覧下さい。

桜プロジェクト 臼と杵づくり

昨日までの悪天候とは一転、今日は春を感じるぽかぽか陽気です。
そんな気持ちのいい天気の中、NYKで桜プロジェクトの作業がもくもくと進められています。
臼と杵の制作はだいぶ形が見えてきました。桜の木の年輪もきれいに出ています。

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よく桜荘に遊びに来る子供達も今日はお手伝い。
桜の木の中にいた幼虫をほりだして(15匹も!)お菓子の箱にいれていました。
大岡川で行う桜祭りまでに育てるのだそうです。
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多摩美術大学工芸学科+大学院情報デザイン有志 卒業制作展開催

現在BankART Studio NYKでは、2つの展覧会が開催されています。
1つは、多摩美術大学工芸学科の卒業制作展「さよなら工芸」。もう1つは、同大学の大学院情報デザイン領域有志の卒業制作展「IDD TAMACOM’09-Thinking bubbles」です。

工芸学科の「さよなら工芸」では、総勢60名の学生が作品を展示。ガラスから土、金属などの素材から繊細かつダイナミックに表現された作品が並んでいます。展覧会タイトル「さよなら工芸」に似合う力作ばかり。

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大学院情報デザイン領域の展覧会は、メディアという媒体を使って様々な視点から作品を展開。
大学院の集大成です。
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2つの展覧会とも3月15日まで。ぜひ足をお運びください。
イベントも開催します。詳細はこちら→http://www.bankart1929.com/

早稲田大学芸術学校写真専攻「散る満ちる」展 開催

3月は総括、そして別れの季節です。
いま、BankART 1929 Yokohamaでは「散る満ちる」展、早稲田大学芸術学校空間映像科写真専攻の学生たちによる卒展が行われています。
学生と言っても夜間に開講しているクラスなので、年齢も経歴も様々な人たちが集まっています。
展示準備の時には、早く終わった人が積極的に他の学生の展示を手伝ったり、長時間にわたる白熱した講評会が行なわれたり、チームワークの強さを感じます。
春うららな気候の中、ふらりと立ち寄って、長居する来館者もちらほら。
各ブース机と椅子もあり、ゆっくり、じっくりご覧いただける空間になっています。

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