横浜市内では開港150周年記念として様々なイベントが連日行われ、6月にはいよいよ象の鼻がオープンしました。BankARTでもフランスのリヨン、ドイツのフランクフルト、ハンブルグなどなど国外からも多くのお客様が来館。現在行われている「原口典之展-社会と物質-」をご覧いただいています。
原口さんはドイツカッセルで行われた「ドクメンタ6」に出品した作家ということもあり、皆さん特に油のプールに興味しんしんのようです。
Event
BankART school「横浜迷宮学」黄金町・日ノ出町編
BankART schoolの「横浜迷宮学」の講座は、座学1回・現地1回の構成で行われています。今日は黄金町・日ノ出町編。先週は地域についてお話を伺い、今回は実際に現場をみてより深く理解するという回となりました。
講師には、桜まつり実行委員会の一ノ瀬成和さん、koganeXの谷口安利さん、黄金町バザールの山野真悟さんらをお招きして、一般的には聞いた事のないディープなお話まで伺いました。アーティストを街に組み込み、新しい人の流れを作っていこうとしている黄金町、初音町、日ノ出町。その裏で実際に動いている人々の生の声を聞く事が出来ました。
ツアーは、4月に新しく出来た黄金町オフィスから出発して、街の様子を見ながら川の駅、日の出スタジオ、小串スタジオ、初音スタジオ、BankART桜荘へ。最後は和泉屋で打上げ。
来週は寿をズームアップ。
原口典之展 -社会と物質-
原口典之展いよいよ始まりました!1階から3階まで全館使っての大規模な個展です。
これまで3か月半の間NYKのスタジオで制作し続けてきた「アルミのファントム」や原口氏の代表作である「油のプール」が展示され、圧倒的な力強さと存在感を放っています。
展覧会初日の今日はオープニングパーティーが行われ、小雨の中で残念ではありましたが、たくさんの方々が駆けつけてくださいました。展覧会を盛り上げるべく、パーティーでは春山繁夫さん、南 宏行さん、インドラ・グルンさんがライブを行い、展覧会場の中でのパフォーマンスとなりました。
たくさんの方々に囲まれ原口さんも嬉しそうです。
原口典之展 -社会と物質- は6月14日まで。
イベントも数多くありますので,詳しくはホームページをご覧下さい。
http://www.bankart1929.com/
256Pのカタログ付き入場券2200円もお得です。
「アートイニシアティブ – リレーする構造」完成!
書籍「アートイニシアティブ – リレーする構造」を出版しました。BankARTでは、昨年から「国内外のオルタナティブスペースの調査研究」を、文化庁の委託事業として展開しています。
今回の書籍は主に国内の過去・現在の事例について、実際に活動されている方々にご執筆いただきました。もうすでに存在していない事例の紹介などもあります。現在、アートイニシアティブの様な活動が全国各地で様々な展開をはじめております。全ての活動を網羅できたわけではありませんが、執筆者の方々の熱のこもった生き生きとした文章は、この本を単なる活動の紹介本としてではなく、新しいクリエイティビティのあり方を模索する、新たなタイプの書籍としての力を持たせてくれています。あらためて執筆者の方々、協力者の方々に感謝するとともに、多くの皆様の手に取っていただき、今後のそれぞれの活動の糧としていただければと思っています。
この本の初版は、文化庁からの委託金で印刷している関係上、有料頒布ができません。
書籍はBankARTで閲覧できますが、BankART1929のHPから、送料のみご負担いただく形となりますが、書籍の無料頒布を行います。
詳しくはBankARTのHP、What’s Newをご覧下さい。
http://www.bankart1929.com/