亀渕友香&Her matesライブミュージック

INTERVALLO幕間展を盛り上げるべく、ゴスペルシンガーの亀渕友香さんのライブが開かれ、パワフルな歌声が会場内に響き渡りました。梅雨のぐずついた天気も今日は晴天で、夏の夜を楽しむようなライブでした。
最後には、「ブルーライトヨコハマ」をみんなで歌ったり、展覧会出品者の和井内京子さんの歌声も披露していただくなど、贅沢な時間を満喫。

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出演者の衣装は、和井内さんがこのライブのために制作。色鮮やかな衣装、とてもお似合いです。

様々な「文字」による「日本・ベルギーレターアーツ展」

「J-LAF主催 日本・ベルギーレターアーツ展」が本日より開催され、夕方からはオープニングパーティがありました。
「文字」という記号を素材とした様々な表現が会場に溢れています。
「映像」「インスタレーション」「絵」「デザイン」とかでもなく、「カリグラフィー」「タイポグラフィー」や「書」とかでもない、表現方法や技法でではなく、「文字」というテーマで切っているところが、この展覧会のおもしろいところです。

3Fはロンドン・ミラノ・ベルリンの作家による「幕間展」、このレターアーツ展は日本とベルギー、その奧の2Bギャラリーはイギリス・サンダーランド大学との交流から始まった展覧会。
今、NYKでは国際色豊かな展覧会が3つ同時に見られます。

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床に文字を書いていくワークショップは晴天時毎日開催。

INTERVALLO幕間展トークセッション:コロンバ・レッディ

先日展覧会がスタートし、今日は出品作家のコロンバ・レッディさんのトークセッションが行われました。しなやかなシルクタフタにプリントされている日常のワンシーンやモデルについて、服をつくる時の気持ちや考えている事など、一つ一つの作品を見ながらお話を聞きました。最後には創作の話を抜けだしてイタリアと日本の食べ物の話をしたりと和やかな雰囲気で終了。
今年はコレクションに出品するそうで、今後の展開は残念ながら秘密だそうです。
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「INTERVALLO 幕間展」「白井美穂展」「エリカ・タン展」開催

今日から3つの展覧会、「INTERVALLO 幕間展」「白井美穂展」「エリカ・タン展」がはじまりました。
3人のデザイナーの手仕事に注目した「INTERVALLO 幕間展」は、前回の「原口典之展」とは一転して、女性らしい柔らかい空間と作品が並んでいます。一つ一つが丁寧かつ繊細につくられて、部屋に入ってくる自然の光と風が彼女達の作品を生き生きとさせます。
「白井美穂展」「エリカ・タン展」は、2008年にイギリスのサンダーランド大学とのレジデンス交流事業で制作した作品が展示されていて、映像や写真が中心となっています。

今日はこれら3つの展覧会のオープニングレセプションが開かれました。たくさんの方々にお越し頂き、逢阪誉士さんの琵琶演奏や白井美穂さんプロデュースの奇妙なバンドなどで、盛大に盛り上がりました。
会期中はイベントもたくさんあります。詳しくはホームページをご覧下さい。

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右から、今回企画監修していただいた小池一子さん、出品作家のコロンバ・レッディさん、クリスティーネ・ビルクレさん、和井内京子さん。

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白井さんの作品にちなんだ曲や、本日亡くなったM.ジャクソンの曲なども披露。

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展覧会場では逢阪さんによる琵琶の音色が響きます。

BankART school 「ヨコハマ都市住宅ラボ」

自分の家を建てたい。家を建てるにはどうしたらよいのだろうか?生活の拠点となる「家」は慎重につくっていきたいもの。そのプロセスを、横浜をベースに活躍する一線の建築家と共に考え、議論していくこのゼミ。
第1回目は、小泉雅生さん、柳澤 潤さん、第2回目は八島正年さん、安田博道さん、マニュエル・ダルディッツさんを講師として、設計された住宅をご紹介頂き、ディスカッションしていきました。
住宅を建てるためのノウハウから、お金の事、なぜハウスメーカーが強いのか、建築家の弱いところなどなど、受講生(ある意味でクライアント)からもたくさん意見が飛び交いました。
来週もたくさんの講師陣を迎える予定です。
研究会ですので受講料は無料です。ぜひご参加ください。
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「原口典之展-社会と物質」

「原口典之展-社会と物質」が昨日修了した。原口氏とこの世代を代表しての渾身の一撃だったと思う。多くの人が勇気づけられた展覧会だった。

原口氏の作品は、オイルプールの「重力」による絶対平面がそうであるように、目に見えないけれど社会を支配している何かに対する怒りを可視化、顕在化させ、覧る人の背筋を伸ばしてくれる。原口氏とBankARTとの今回の合い言葉は、「社会と物質」、「パワーと品格」だった。各紙、各雑誌も数多くの批評を重ねてくれた。BankARTとしてもターニングポイントの展覧会だった。
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公開対談vol.4 原口典之×福住 廉

金曜夜の公開対談、最終回は BankART出版「今日の限界芸術」の著者、美術評論家の福住 廉 氏がゲストです。

「この年の差は親子みたいなもの」と話す原口さんに福住さんからはご自身が生まれる以前の「1960年代」やモノ派についての質問が挙げられ、お2人が抱いている芸術への思いをそれぞれが過ごした時代のお話と共に伺うことができました。

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来場者の方からの質問も多く、原口さん、福住さんと皆さんで楽しい時間を共有されていたように思います。

BankART school ファッション考現学

BankART school で小池一子さんの講座が始まりました。6月26日からBankARTで開催する「intervallo 幕間展」の開催にあわせたスクールとなります。
BankART schoolではファッション関係の講座は初めてとなります。初回は、日本の戦後初の洋装学校の紹介から始まり、ヤマモトヨウジ、ミヤケイッセイなどの初期の作品などスライドを見ながら授業が進みました。
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これからゲストを呼び、様々なファッションに関する授業が展開されいていきます。

BankART school 6-7月期スタート

BankART schoolの6-7月期が開始しました。
初回は、現在NYKにスタジオを構えている舞踊家の中村恩恵さんの講座です。舞踏、クラシックバレエ、パフォーマンスなどダンス経験有りの方から全く経験のない方まで参加しています。
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中村さんの講座は、単に体を動かすことだけでなく内面を見つめ、そこから生まれる動きを発見していく授業。最後にはソロダンスをするという事ですので最終講座が楽しみです。
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公開対談vol.3 原口典之×田中信太郎

金曜夜の対談シリーズ第3弾は、BankARTでの展覧会に参加いただいたり、スクール講師をお願いしている美術作家の田中信太郎氏がゲスト。2人が生きてきた時代や美術、芸術がどんな動きをしてきたのか、そしてこれからどのように進んでいくのかなど、それぞれのお話を伺う事ができました。
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これまでの日本の社会や美術界に横たわる何かに静かな怒りをぶつけてきたお二人の真摯な言葉が今回の対談では響いていたように思います。
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次回いよいよ最終回。
ゲストは美術評論の福住廉さんです。どんなお話が伺えるのでしょうか。お楽しみに。