越後妻有大地の芸術祭がはじまりました!

今日は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」のオープニングでした。
開会式の会場である十日町のキナーレには、たくさんの作家や関係者、地域の方々などが集まっていました。
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開会式終了後、搬入で来て頂いた田中信太郎さんとともに桐山の家にもどり、作品設置。
まつだい駅近くに芸術祭最初の年、2000年から設置されている信太郎さんの赤とんぼの作品の孫のような小さな赤とんぼが、桐山に登場しました。
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設置の様子。

INTERVALLO幕間展 丸山正 巻きつけパフォーマンス

INTERVALLO幕間展関連イベントの第2弾。今回はきもの作家の丸山正さんが登場。
彼がデザインした反物や帯を、モデルの身体に次々と巻き付けていきます。一枚一枚重ねられ、身体を包む布。約3帖の畳の上で繰広げられる丸山さんのひとつひとつの動きに観客も息を飲みます。
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一瞬の完成を目にした後、すぐに巻きつけられた布が身体からはがされていきました。抜け殻のようになった布達。
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横浜での初めての公演。夕涼みの中の熱いパフォーマンスでした。

妻有日記 その2

7月18日(土)

朝から強い雨。PH部屋の制作。細かい箇所までベニヤを入れた。明日からパテペンキ。机もセット。横浜からの制作ツアーのチームは、大渋滞に巻き込まれて到着は3時30分。とくに川嶋氏・和田氏の作家も一緒だったので大幅に作業が遅れる。雨にもふられてあまり全体としては作業が進まない。それでも欄間の仕事・FRPシンクの修復は着々と進む。夜は雲海(温泉)にみんなでいく。その後小さな焼き肉パーティ。
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7月19日(日)

今日も雨。作業を午前で切り上げて作品見学と買い物、十日町へ。キナーレでお風呂。その後、農舞台で食事をしようとするが時間切れ。まつだい駅周辺のお店も全滅で、駅近くのスナックを改装(転用)したラーメン屋でラーメンを食べる。戻ってから和田さんの障子の作品と欄間の作品の照明を仕上げる。少し飲む。
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7月20日(月・祝)

晴天。引き続き、朝食前から和田氏の障子の作品を推進。PH部屋もようやくパテがはいり、塗装へ。お天気が良かったので川嶋氏のシンクの補修も急ピッチで進行。所定の場所にきちんと設置。上手くいった。和田・池田・川嶋は一足先に帰路へ。

まだまだたくさん行うことがあるけど、だいぶ形になってきた。
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妻有日記 その1

制作中の「BankART妻有 桐山の家」。
滞在中のスタッフ日記を大公開します。
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7月16日(木)

東京駅7時48分発Maxとき→10時30分まつだい駅着。
駅・常春で二日分の買い物を済ませる。11時から仕事開始。外構の整理と補強・補修。一部変更。露天風呂のセットアップ。未完。お昼ご飯は焼きそば。台所のセットアップ。テーブル等のセットアップ。多少お洒落に。3時30分ごろ2トン車着。荷下ろし。いくつかの廃棄物を逆にトラックに。集落の小山さん来訪。川嶋さん作品のシンク仮セット。小泉アトリエのグレーチングをテラスに援用、実験。部屋に飾る作品の開梱。牛島智子・開発好明・中原浩大・進藤環・その他大勢。ビルバラッカの家族(夫+娘)が来場(大木さんといっしょに)喜んでくれた。ゴージャスだと。7時に本日の作業終了。強い雨。しばらくしたら止む。ご飯とお風呂。レトルトカレーに野菜混ぜたもの。美味しい。ボイラー周りがあまり調子良くない。見てもらう必要あり。テレビが5チャンしか映らない。ちょっとつらい。任侠ヘルパーをみる。草薙さんの出ている新番組。
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7月17日(金)

朝食を食べていると、小山さんがまた来てくれて、さくさく王寺(?)という名前の野菜をもって来てくれる。昨日からカセットコンロのボンベが切れているので、お湯が湧かせない。電子レンジでなんとか食べられるようにする。あまくて美味しい。今日の仕事は水風呂周りのテラス、PH風呂のセッティング、届いた新しく購入した風呂のセッティング等々。BankART妻有のアプローチの畑も耕しだした。昨日搬入された作品の大半の展示を終えた。ベッドが入るとだいぶいい感じになるはず。全体としてできあがってきた。途中何度か雨に降られたけど結構進んだ。NHKの取材の下見の人が3人訪ねて来た。食べ物は、あまり残っていなかったけど、物色して缶詰などでなんとかやりすごした。あとは風呂のパーテーションとカーテン、各部屋のカーテン、PHの部屋など。密度をあげること、サインもきちんと出したい。
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INTERVALLO幕間展 トークセッション:和井内京子

アーティストトークセッション最終回は和井内京子さんです。
今日はデザインの話も勿論ありましたが、これまでの和井内さんの生活、ものを生み出す考え方についてお話を聞く事が出来ました。なぜこのような形が生まれたのか、なぜこの素材なのかなど、今の日本のファッション産業に対する疑問も投げかけながら話は進行しました。

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実際に作品を見ながら、ここはこうなっているのよ…と解説する和井内さん。

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トーク最終回という事もあって大勢のお客様にご参加いただきました。
7月25日には、幕間展イベント丸山正さんの「巻きつけパフォーマンス」があります。こちらも楽しみです。

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」

いよいよ、26日から「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」が始まります。
今年は、過去の3回の作品と合わせて350点以上の作品とのこと。私たちも「BankART妻有 桐山の家」オープンに向けて制作のラストスパートです。
BankARTでも、大地の芸術祭の公式ガイドブック(1,260円)やパスポート(前売3,000円)を販売開始しました。今夏ぐるぐると760km²を見て廻りましょう。
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日本・ベルギーレターアーツ展:浅葉克己氏レクチャー

現在、2Aギャラリーでおこなわれている「J-LAF主催 日本・ベルギーレターアーツ展」の招待作家でもある浅葉克己氏によるレクチャーが行われました。広告やコマーシャルなどでの活躍と平行し、世界中をフィールドワークしながら文字を探す旅を続ける「地球文字探検家」浅葉氏より、トンパ文字など様々な文字の魅力を静かに熱く、時にユーモアを交えながら語られ、参加者も熱心にお話を聞いておられました。

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BankART Pubに新メニュー登場!

BankART Pubに待望のスィーツメニュー「抹茶とココアのパウンドケーキ」が加わりました!お茶のお供になにかほしいな~というとき、ちょっと小腹がすいたな~というときにぴったりの手作りパウンドケーキ。しっとりとした甘いスポンジに、抹茶とココアのほろ苦さが絶妙です。
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器はギャラリー卯甲さんのお皿を使用。和風なパウンドケーキとの相性もピッタリです。
cafe time限定のメニューです。ご来店お待ちしております。

BankART妻有桐山の家制作ツアー

BankARTが「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2006」の空き家プロジェクトのひとつとして松代の桐山に民家を入手し、みかんぐみ、神奈川大学曽我部研究室等とともに改修工事を進めた『BankART妻有桐山の家』。
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今回はスクールの一環として「BankART妻有桐山の家制作ツアー」を組み、トリエンナーレ2009のオープンにむけて作業を開始しています。先週末は、作家の和田みつひとさんとツアー参加者、スタッフの8名で出発しました。
妻有の季候もだいぶ暑くなってきましたが、相変わらず、桐山の家は、建物の中に気持ちよい風が吹き、日中もすずしく感じられます。ここは山の斜面に建っていて、時間帯によって山の上から、下から風が入ります。
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作品制作や設置等の他、部屋のメンテナンス、冬の雪対策のために取り付けた梁の塗装や掃除などを行いました。夜は、みんなで温泉とカレーとお酒。馬鹿話とアートの話。最後にアシナガバチの巣を駆除して帰ってきました。

オープンまで随時レポートしていきますのでお楽しみに。

INTERVALLO幕間展トークセッション:クリスティーネ・ビルクレ

INTERVALLO幕間展に出品しているクリスティーネ・ビルクレさんのトークセッションが開かれました。今日は特別に、展示されている作品を見るだけではなく、実際に触ったり、着てみたりと、体験して作品に対する理解を深めていきました。

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一般的な布だけを用いず、様々な素材を使用するクリスティーネさんの洋服ですが、今回展示されている作品は、なんとすべて縫い目がないそうです。羊毛でつないであるからサイズも限定されず、着る人の体に馴染むのが特徴だとか。
そして、場所を移動して羊毛加工のワークショップも行いました。
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次回トークセッションは、和井内京子さんです。ぜひお越し下さい。
詳しくはホームページまで。