現在、2Aギャラリーでおこなわれている「J-LAF主催 日本・ベルギーレターアーツ展」の招待作家でもある浅葉克己氏によるレクチャーが行われました。広告やコマーシャルなどでの活躍と平行し、世界中をフィールドワークしながら文字を探す旅を続ける「地球文字探検家」浅葉氏より、トンパ文字など様々な文字の魅力を静かに熱く、時にユーモアを交えながら語られ、参加者も熱心にお話を聞いておられました。
Event
BankART妻有桐山の家制作ツアー
BankARTが「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2006」の空き家プロジェクトのひとつとして松代の桐山に民家を入手し、みかんぐみ、神奈川大学曽我部研究室等とともに改修工事を進めた『BankART妻有桐山の家』。
今回はスクールの一環として「BankART妻有桐山の家制作ツアー」を組み、トリエンナーレ2009のオープンにむけて作業を開始しています。先週末は、作家の和田みつひとさんとツアー参加者、スタッフの8名で出発しました。
妻有の季候もだいぶ暑くなってきましたが、相変わらず、桐山の家は、建物の中に気持ちよい風が吹き、日中もすずしく感じられます。ここは山の斜面に建っていて、時間帯によって山の上から、下から風が入ります。
作品制作や設置等の他、部屋のメンテナンス、冬の雪対策のために取り付けた梁の塗装や掃除などを行いました。夜は、みんなで温泉とカレーとお酒。馬鹿話とアートの話。最後にアシナガバチの巣を駆除して帰ってきました。
オープンまで随時レポートしていきますのでお楽しみに。
様々な「文字」による「日本・ベルギーレターアーツ展」
「J-LAF主催 日本・ベルギーレターアーツ展」が本日より開催され、夕方からはオープニングパーティがありました。
「文字」という記号を素材とした様々な表現が会場に溢れています。
「映像」「インスタレーション」「絵」「デザイン」とかでもなく、「カリグラフィー」「タイポグラフィー」や「書」とかでもない、表現方法や技法でではなく、「文字」というテーマで切っているところが、この展覧会のおもしろいところです。
3Fはロンドン・ミラノ・ベルリンの作家による「幕間展」、このレターアーツ展は日本とベルギー、その奧の2Bギャラリーはイギリス・サンダーランド大学との交流から始まった展覧会。
今、NYKでは国際色豊かな展覧会が3つ同時に見られます。
「INTERVALLO 幕間展」「白井美穂展」「エリカ・タン展」開催
今日から3つの展覧会、「INTERVALLO 幕間展」「白井美穂展」「エリカ・タン展」がはじまりました。
3人のデザイナーの手仕事に注目した「INTERVALLO 幕間展」は、前回の「原口典之展」とは一転して、女性らしい柔らかい空間と作品が並んでいます。一つ一つが丁寧かつ繊細につくられて、部屋に入ってくる自然の光と風が彼女達の作品を生き生きとさせます。
「白井美穂展」「エリカ・タン展」は、2008年にイギリスのサンダーランド大学とのレジデンス交流事業で制作した作品が展示されていて、映像や写真が中心となっています。
今日はこれら3つの展覧会のオープニングレセプションが開かれました。たくさんの方々にお越し頂き、逢阪誉士さんの琵琶演奏や白井美穂さんプロデュースの奇妙なバンドなどで、盛大に盛り上がりました。
会期中はイベントもたくさんあります。詳しくはホームページをご覧下さい。
右から、今回企画監修していただいた小池一子さん、出品作家のコロンバ・レッディさん、クリスティーネ・ビルクレさん、和井内京子さん。
BankART school 「ヨコハマ都市住宅ラボ」
自分の家を建てたい。家を建てるにはどうしたらよいのだろうか?生活の拠点となる「家」は慎重につくっていきたいもの。そのプロセスを、横浜をベースに活躍する一線の建築家と共に考え、議論していくこのゼミ。
第1回目は、小泉雅生さん、柳澤 潤さん、第2回目は八島正年さん、安田博道さん、マニュエル・ダルディッツさんを講師として、設計された住宅をご紹介頂き、ディスカッションしていきました。
住宅を建てるためのノウハウから、お金の事、なぜハウスメーカーが強いのか、建築家の弱いところなどなど、受講生(ある意味でクライアント)からもたくさん意見が飛び交いました。
来週もたくさんの講師陣を迎える予定です。
研究会ですので受講料は無料です。ぜひご参加ください。