こんにちは🙌
BankART実験広報部の福谷です。
今回は建築評論家の五十嵐太郎さんと、奥さんであり建築史研究者の菅野裕子さん率いる「様式建築を細部から楽しむツアー」に参加してきました。
自分は建築様式にはあまり詳しくないので、今日は学びつつお話を聞いていこうと思います!🏃♀️💨
最初はBankART KAIKOに集合してツアースタートです!
今回参加費が無料ということで、ツアーの参加者が多いように感じます。
KAIKOを出発して馬車道駅から日本大通駅までの様式建築を施された建物を外から見て歩きます。
今日見ていく建物はこちら!👇
- 旧横浜正金銀行本店本館/神奈川県立歴史博物館
- 旧川崎銀行/損保ジャパン日本興亜馬車道ビル
- 旧安田銀行横浜支店/東京藝術大学大学院校舎
- 旧第一銀行横浜支店/BankART Temporary
- 旧三井銀行横浜支店/三井住友銀行横浜支店
- 横浜市開港記念会館
- 神奈川県庁舎
- 旧横浜中央電話局/横浜都市発展記念館
- 旧露亜銀行横浜支店/ザ・バンク・ド・ロア
- 旧英国領事館/横浜開港資料館
他にも途中途中で見られる建物の様式に触れながら歩きます。
今日見て回る建物には古典主義の系統が多いとのこと🤔
確かにどれも大きな柱やアーチ状の窓など、似たようなデザインが見られます。
私が聞いていて面白かったお話を少しご紹介😎
旧三井銀行の柱は溝のあるデザインになっているのですが、建物を真正面からアプローチできない立地なので横から見た時のことを意識しているからとのこと。手間もかかり横浜でこのデザインなのはここだけだそう!
他にも華やかで西洋風なデザインでも、古典主義をアレンジしていたりやってはいけないとされるようなデザインをしていたり和風建築が混ざっていたり、詳細を見ると様々な違いがあるります。当時の建築家の力量がわかるそうです。
とても詳しい資料を用意してくださっていたのでわかりやすかったです!
今回のツアーは本当に建物の細部を見るツアーでした。こんなに柱の細部や窓のデザインだけに注視して歴史を考えたことは無かったです👀
雰囲気も和気あいあいと言うより、皆熱心にお二人のお話を聞いていて、写真をたくさん撮る人や資料にメモを取る人も多い印象でした…!
こういった街の建築は会期のない美術館のようなもの!いつでも自由に見ることができます。
横浜は特に昔の街並みが想像できる建築が多いので、訪れた際にはぜひ注目してみてください!
もっと詳しい歴史や考察が知りたいという方には五十嵐さんと菅野さんが出されている書籍
「横浜の名建築を巡る旅」
「様式をかたちから建築を考える」
がおすすめです。
どこの本屋さんにも置いているそうなのでチェックです✅
みなさんもたまには自分の住んでいる都市の建築を眺めながら歩くと面白いかもしれません✨
BankART Life7では他にも様々なツアーを開催しています。気になるタイトルがあればぜひお気軽にご参加ください!