鞆の浦

7時30分、今治出港。昨日お会いしたICPCの安井さんらが早朝にもかかわらず見送りにきてくれた。今治産業で有名なタオルの生地でできたストール等をいただく。暖かい。
鞆の浦に到着。潮待ち風待ちの港として歴史のある古い街。
保命酒酒造元があったので立ち寄る。保命酒は通信使にも振る舞われていたお酒で16種類の漢方薬が使われており、養命酒の原型といわれている。
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たまたま出会った船大工のおじいさんから船魂をいただく。この町最後の船大工だそうだ。船魂は?・・・ 調べてみて下さい。
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副禅寺 対潮楼。この寺は朝鮮通信使のための迎賓館として使用された場所。客殿からの眺望は「日東第一形勝(朝鮮より東で一番美しい景勝地)」と賞賛されたらしい。
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次に太田家住宅。元々は保命酒の酒蔵など、9棟が立ち並ぶ大豪邸。大名の宿舎でもあり、間のしつらえや空間のつくりはすばらしい。かなり痛んでいたものを数億かけて復元修復したそうだ。
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マスコミにも報じられているが、鞆の浦ではこの湾にかける架橋計画が問題になっている。2階の客間から港を眺めるが、この眺めを壊してまで本当に橋が必要か。だれもがそう思う立地と美しさを保持している入り江だった。
中国新聞の取材を受ける。次の朝刊に掲載される。鞆の浦の宿に宿泊。