ヨコハマ創造界隈アーティストトーク 岩本唯史(水辺荘) 2018年6月9日

「水辺荘」は、2010~11年にBankART1929主催で開催された研究会「これからどうなるヨコハマ」において、都市居住や空きビルなど12のテーマのうち、水辺をテーマに研究していた「水辺班」が中心メンバーとなって設立したチームだ。今回は、立ち上げメンバーの一人である岩本唯史氏に、当時のこと、現在のご自身の活動についてお話を伺った。横浜の水辺を「見る」から「使う」活動として、サップでの運河クルーズ、水上ヨガなどを開催。また町歩きや音楽鑑賞など「水辺カルチャー」とも呼べる新しい水辺の楽しみ方も開催し、水辺を水運交通の場としてだけでなく、人と人をつなぐコミュニティを形成する場として活用してきている。もちろんそれと同時に船の管理についての規制や維持費の確保の難しさなども経験してきたそうだ。成果としては、横浜市の政策研究誌「調査季報」に水辺荘のレポートが掲載されている。
http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisaku/chousa/kihou/175/kihou175-078-081.pdf
2011年、国交省の規制緩和に伴い、水辺での活動がしやすくなったことを機に、岩本氏は「ミズベリング」を立ち上げ、全国津々浦々で活動している。今後の横浜の水辺の可能性については、水辺に沿った施設である新市庁舎について触れ、サップなどで通勤するという水辺活用が実現できるような提案を行っていきたいそうだ。

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