【アートラーニング・インタビュー #2】BankART Life7 参加アーティスト・さとうくみ子 by BankART実験広報部

こんにちは福谷です!

今回もLife7出展作家さんにインタビューさせてもらいました🎤

今回は「味のブレンドさん」という、ちょっと不思議でかわいい作品を作られたさとうくみ子さんです。作品やさとうさんの魅力をお伝えしていきたいと思います😏

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Q.この作品はどんな作品ですか?

さとう:この作品は「味 / 処」という、この前神奈川県民ホールでした展示の後にここの展示とちょっとコンセプトが似ているということで持ってきました。天井に2つの筒が繋がっていて、中華街と山下公園に繋がっている感じで、ここの「nioiawase(においあわせ)」って書いてあるところで、こう、においあわせされるとその二つが合体してこの中に立体作品ができるという、そんな作品になってます。

Q.においあわせってなんですか?

さとう:単純に匂いを合わせるっていう(笑)、公式的な用語じゃなくて造語です。

Q.このラジカセの中の立体はなんですか?

さとう:あっちのドローイングにもちょっと書いてあるんですけど、中華街がこの金のラーメンみたいな感じで、あとは山下公園の海にいるであろうタコの足、みたいな…(笑)。それが単純に合わさったものがこれ。本当にもう中華街と山下公園を合わせたものまんまがこれです。

Q.ご飯できたよ〜って言ってますけど、それがご飯で食べられる…的な感じですか?

さとう:あ、一応食べられはしないんですけど。おままごとじゃないけどそういう感覚で、小さい頃とかよく「お母さんご飯できたよー」とか、なんかそういう1人遊びができるものみたいな感じです。

Q.この赤福はなんですか?

さとう:これは赤福餅を食べる時に使うヘラなんですけど、この赤福も自分が食べて使ったもので。自分が使ってなんかいいなと思うものを素材としてストックしておいて、こういう立体を作るときにこれ使えそうだなみたいな感じで素材にしてます。この綿棒だったりとかも。同じ素材でもちょっと手を自分でいれて素材を超える的な、そんな感じで選んでます。

Q.普段はどんな作品を作っているんですか?

さとう:基本見てクスッとするような作品だったり、自分が遊べるような作品だったり、収納とか。今回の作品はあんまりないんですけど収納する作品っていうのはよく作っていて。動かして移動できるものとか、収納箱が展示台になるとか、作品を大切にしまったり移動させたり自分の生活の一部じゃないですけど、そういうことを最近意識して作ったりはしてますね。

Q.今回のテーマが都市だと思うんですけど、佐藤さんにとって都市ってどんな感じですか?

さとう:そうですね、これ(作品)はもう本当に都市というか、中華街と山下公園を繋ぐみたいな。自分は散歩とかして色んな所を回るときに都市それぞれの違いがあったりとか、都市ごとに違うなとか。地元が田舎なのでやっぱりこっち(東京)での生活はすごい一瞬というか、動かされてる。そういうのを感じたというか。自分は都市ではないのかもしれないなって。作品作るときも着飾るというか、そういうイメージがあります。都市でいる自分もやっぱり何かちょっと着飾ってるなみたいな感じは最近するなって。ちょっと意味がわからないかもしれないけど。

Q.今後の展示の情報などあれば!

さとう:7月26日(金)~8月31日(土)の期間に、岐阜県の柳ヶ瀬商店街にある「Atelier+Artgallery Lucca 445」というギャラリーで個展があります!

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インタビューは前回の反省を踏まえ短めでしたが、それ以外でもたくさんお話させてもらって、とっても楽しい時間でした😊

さとうさんの作品や情報はこちらから見ることができます👉@kuriko519

さとうさんありがとうございました!

福谷

テキスト・写真・映像::福谷