今日は、クレア・クッチオさんの授業が行われました。
クレアさんは、『明星』などの日本の明治・大正の文芸雑誌が専門の研究家で、日本文化に造詣が深く、日本語もとても上手なチャーミングな方です。
BankARTの事業内容の翻訳も担当してくださっています。
今回のゼミは日本の美術の教科書や美術館関連の書籍を参考にしながら、美術教育についての内容でした。
最近の高校の美術の教科書は、ポロックや、ウォーホルはもちろん、村上隆や奈良美智の作品も掲載されており、現代美術が数多く取り上げられています。これらの教科書を実際に手にしながら、受講生たちと自分たちが当時学んだ美術の授業と比較しながら、ディスカッションを行いました。基本的には英語での授業ですが、専門的な用語等はホワイトボードに書きとめながら授業が進みます。クレアさんは8月に大阪で行われる学会で、BankART事業やスクールについても取り上げて下さるそうです。
Event
横濱モボモガを探せ!again
継続運営することになった、ぴおシティB2ギャラリーが、「横濱モボモガを探せ!again」でオープンしました。
「横濱モボ・モガを探せ!」は1920年代から戦前まで横浜に数多くいたモダンボーイモダンガールを探すプロジェクト。当時の写真を集め、未知の写真を手がかりに今現在の横浜を形成している人と街と出会い、新しいネットワークを築いていこうというものです。2004年末からBankART事業に関わってきた方々や近隣の商店街にチラシを配り、よびかけ、写真を収集しました。現在、数千点に及ぶ写真が集まっております。
今回「ぴおシティB2ギャラリー」の展覧会では「横濱モボモガを探せ! again」と称して、その中の一部をご紹介しています。
現在このプロジェクトは開港5都市(長崎・神戸・新潟・函館)と協働し、「開港5都市モボモガを探せ!」へと展開しています。今年の秋には各都市で展覧会を開催する予定。さらに2009年度には5都市の姉妹都市、上海やハルピンへの展開も計画しています。したがって写真の収集は現在も進行中です。ご家庭のアルバムの中に眠っている写真を是非ご提供いただければと存じます。こちらの方のご協力も宜しくお願いします。
すくすくと育っています
かもめ荘で5月からスタートした深沢アート研究所のカブさんによる屋上野菜庭園では、その後野菜がすくすくと育ち、現在ではピーマン、ズッキーニ、パセリ、バジルなどが収穫出来るほどに大きくなっています。
現在、ルーフトップのプロジェクトはもっと規模の大きいものを計画中です。楽しみにしていて下さい。
灰塚神楽団横浜公演!
本日のイベント「灰塚神楽団公演 + PH STUDIO、ドキュメンタリー映画上映会『船、山にのぼる』」
いよいよ灰塚神楽団初の横浜公演!
「船、山にのぼる」の映画がおわると、厳かに神楽団の幕が下ろされ、たいこの音が流れ、映画に出てきたのと同じように、神事のあとに神楽団が目の前で舞うという贅沢な企画。
皆に庄原名物乳団子をふるまったりと、素敵な夜になりました。
灰塚の皆様、ありがとうございました!
「船、山にのぼる」については http://www.fune-yama.com/
灰塚神楽団
BankART1929主要メンバー池田が主催するPHスタジオのプロジェクト。
「船、山にのぼる」のドキュメンテーション映画と現地灰塚の神楽団の人たちが、1929ホールに登場します。神楽団といってももちろん、日頃は行政書士であったり、建設業の社長であったり、市会議員であったりまちまちです。彼らはPHスタジオを公私にわたって支えてくれた人たち。船のプロジェクトは、彼らとともに進行したといってもいいぐらいです。PHスタジオはBankART 1929事業で忙しく、、まったくといっていいほど制作活動ができていませんが、久しぶりの発表・再会の日になります。もしお時間ある方はどうぞいらしてください。
1000の言葉よりも
昨日より「1000の言葉よりも ジブ・コーレン報道写真展」(UPLINK主催)がBankART 1929 Yokohamaの3Fスペースにてはじまりました。連日取材の対応をされているジブさんですが、来日した翌日に東京・秋葉原で起きた事件に関して、報道写真の在り方に関して質問を受けられているそうです。ドキュメンタリー映画『1000の言葉よりも』の公開(6月14日より東京都写真美術館ホール)と共に、展覧会も是非ご覧下さい。
北仲WHITE
オフィスの窓から見える、北仲WHITEはここ数日の間に工事用パネルに覆いつくされてしまいました。
隣にある北仲BRICKは保存活用されますが、北仲WHITEはいよいよ解体されてしまうようです。
1926年に建てられてから、帝蚕倉庫事務所として使用されて、アーティストや建築家、クリエイターが使用していたのはたった1年半と短い時間でした。ここから多くのことが生まれ、さまざまなきっかけをつくる拠点となった場所です。
北仲WHITEとBRICKプロジェクトが終わる時に、写真家の鈴木理策さんが入居者と建物の写真を撮影してくださいました。
その写真は、BankARTのオフィスの壁にもかけられています。
建物がなくなって新しい建物が建っても、この写真を見るとWHITEのことや北仲でのプロジェクトを思い出すことでしょう。
さようなら北仲WHITE。
Asako's Bar!
毎週土曜日といえばAsako’s Bar!
BankART Pubは毎週土曜日フードコーディネーター・佐々木麻子さんのBarになります。
美味しいスープ、ピクルス、それからおにぎりにキッシュ。週に一度の美味しい時間。
オープン時間の19時が近くなると、匂いにつられて続々とお腹空かせた人たちが集まります。
麻子さんとのお話は美味しいごはんの話から、仕事の話、時には恋の話まで。。
佐々木麻子さんのブログでは素敵なレシピも公開されています!
http://oixi.jp/asako-diary/
見ているだけでお腹が空いてきます…。
Asako’s Barは毎週土曜日、営業時間は通常のパブと同じく 夜19時-23時です。
横浜にギャラリーは育つか?
BankART schoolでは「横浜にギャラリーは育つか?」という授業を行っています。
昨年度末には東京と横浜のギャラリストの方々をお招きして、講義形式でゼミを行いました。今期はその続編として、アートフロントギャラリーの藤本氏、ギャラリーQの上田氏、ギャラリーパストレイズの井上氏を講師にむかえて実践的なゼミを進行しています。受講生が主体となって企画、広報、オープニングパーティーの計画を行い、8月後半には、本町実験ギャラリー(5月に新設)を舞台に販売まで含めた企画展を行う予定です。
↓アートフロントギャラリーでの出張授業。実際に作品を見ながら意見交換をおこなう。
ぴおシティ延長
とても嬉しいニュース。5.7~5.31まで「Landmark Project 3/国道16号線を越えろ!←野毛にいこう」でお借りしていた桜木町の駅ビル「ぴおシティ」のB2の空間を横浜トリエンナーレ2008までは、継続使用が可能になった。周りのお店などの反応はどうだったのだろうと気になっていた矢先、ぴおシティさんの方から延長の話を進めてくれた。現在は壁をつくったりして、ギャラリー的な空間に改装中だ。6月中旬から再スタートの予定。もちろん横浜トリエンナーレの時はBankART 1929本体事業とリンクします。