4月17日「かいつまんで、クスハラエイジ」という映画上映、トークイベントを2階ライブラリーにて開催。
楠原映二(クスハラエイジ )とは、 「スーパーマン」「スターウォーズ」「エレファントマン」など誰もが知るメジャー映画に出演した俳優。日本では1990年代にフジテレビで放映された全編ロンドンロケ番組『Hello London』『英国生活』のプレゼンテーターと知られている。
2010年4月23日、63年の人生に幕をおろし、生誕70周年を迎える来年に向け、パートナーである ロンドンを中心に活躍するクリエイター和井内京子氏が中心となり今回のイベントを企画。楠原氏をよく知る巻上公一氏(音楽家)、高泉淳子氏(女優、劇作家)、奥宮誠治氏(写真家)が、作品、パフォーマンス、トークを交えて楠原エイジのエッセンスを紐解いた。
当日は、強風で電車が止まるほどの悪天候だったが、会場は満席。3時間という長時間だったが話は尽きず、終了後のパブでも多くの人で賑わった。
Event
Chiu Chao-Tsai個展スタートとBankART AIR 2016 ウェルカムパーティ 2016年4月8日
恒例の横浜台北のアーティスト交流プログラムで、今年の1月から滞在制作をしていたChiu Chao-Tsai(邱 昭財)氏の個展がはじまった。スタジオとして使用していたNYKの部屋をギャラリーに変換し、今回の滞在で制作した作品を展示。レセプションでは、台湾文化センター所長の朱文清氏、横浜分所の粘信士氏、横浜市文化観光局の中野課長にご挨拶をいただいた。また台湾からのプレスクルー4名が、のべ5日間の密着取材を行った。
これまでTAV(台北アーティストビレッジ)とBankARTは11年間の交換レジデンスを行ってきた。昨年のBankARTでの大規模な横浜台北の展覧会をリレーしたかたちで、きっと近い将来、台北でもこの交流展を展開したプログラムが用意されるはずだ。何はともあれ、節目の10年も超え、今年度2016年度もこのプログラムは継続されていく。
この日はもうひとつパーティ、「BankART AIR 2016」のウェルカムパーティも開催された。お天気がよかったので、ひさしぶりに河岸でバーベキュー。いつもながらのわいわいがやがや。よく食べ、飲み、話し、笑う。レジデントアーティストに海外の作家が含まれているせいもあるが、今年は外国籍の参加者が目立った。毎週末金曜日には、アーティストトークも始まる。テンポラリーだが、久しぶりに横浜に、つくることをベースにしたシェアスタジオが登場する。
横浜国立大学大学院都市イノベーション学府修了展 2016年3月19日〜21日
3A・Bギャラリーにて「横浜国立大学大学院都市イノベーション学府(IUI)修了展」を開催。
「都市イノベーション学府」とは、「都市」をテーマとする新しい大学院であり、2011年に開設。
建築学・土木工学というハード面、人文・社会科学、国際社会や文化・芸術などのソフト面と「都市」に関わる双方の領域を横断的に学ぶことができるのが特徴である。
建築資材の鋼製の単管を張り巡らせ、「現場感」をコンセプトとした会場には、修了者91名の模型とプレゼン資料を展示。「建築」「芸術」「土木工学」「国際社会」と各領域で「都市」を見つめることで、相違点や可能性を比較できる場となっていた。
会期中には、学内外の専門家を交えながら、都市をめぐるレクチャーを開催。3月19日には、坂口恭平氏(建築家、新政府内閣総理大臣)、山下陽光氏(「途中でやめる」デザイナー)藤原徹平氏(建築家、Y-GSA 准教授)。3月21日には、竹村公太郎氏(元国土交通省河川局長)、細田暁氏(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 准教授)をゲストに迎えた講演を行った。どちらも満員盛況でした。