多摩美術大学大学院テキスタイルデザイン研究領域の院生7人による修了制作展。外光の注ぐ明るいギャラリーに飾られた、大型のテキスタイル作品の風合いで、空間がいつもより少しやさしくなったように感じます。様々の素材と技法と斬新なアイデアで作られた作品はとても新鮮で、さわやか。
各作品には、院生たちのポートフォリオや制作過程を丁寧に描写したファイルも添えられ、テキスタイルの世界をあらためて身近に感じることができました。
Event
ラホ・アドラーさん来日 2016年3月1日
エストニアの首都ターリンから、舞踊家ラホ・アドラーさんが、来日し、BankART Studio NYKでのレジデンス制作を開始しました。バンカートが文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業の助成を得て行うプログラムの一環です。3月31日までちょうど1ヶ月滞在します。ラホさんは、エストニアの国立タルトゥ大学でパフォーミングアーツを学び、現在は舞踊学校で教えながら、自身の作品創作をしています。昨年は、ターリンのオルタナティブスペース、Kanuti Gildi SAALで滞在制作していました。長い旅の後で、まだ少し時差ぼけがあるそうですが、BankARTschoolの蝉丸さんのワークショップに早速参加、バンカートでの活動を始めています。
韓国からの視察団 ソウル市西大門区・城北区、他 2016年2月23日
今月は韓国からのお客さんが多いです。
先週、江原道(江原ランド/17日)・光州広域市(朝鮮大学/18日)からの視察に続き、
本日はソウル市西大門区・城北区のまちづくりや地域再生の専門家たちです。
西大門区の副区長チョ・インドンさんは、BankARTともよく往来する東大門のDDP設計指針書作成の担当をされたとのこと。
BankART活動における行政の役割、経済的、経営的な仕組みについて興味深い様子でした。
後半は、横浜市の都市デザインに長年携わった国吉直行氏にバトンタッチ。
行政側からの都市政策についてお話されました。
今年の夏〜秋に行なう「続・朝鮮通信使2016」で、訪ねる場所がまたひとつふえました。
日韓クリエイター合同展示会 「ETTEDA」9th 日本展 2016年2月18日
韓国では1月にソウルのマポにある「ウジョングクUjeongguk」というスペースで開催した「ETTEDA/イッテダ」
ETTEDAとは「今だ」という意味の韓国語。日韓の若手クリエイターが国・ジャンル・学校という枠を越え「今」しかできない作品を表現する場という意味だそうです。
日本では18日(木)〜2月23日(火)NYKの2Aギャラリーで開催されています。第9回目となる今年は、日本からは武蔵野美術大学を中心に10名、韓国からはソウル女子大学を中心に7名の若手クリエイターが参加。絵画・映像・立体など様々な作品が展示されています。
2月21日(日)には、プレゼンテーションツアー 15:00、トークセッション 16:30頃〜
レセプションパーティー 18:00 などのプログラムがあります。この機会にぜひご参加下さい。
国際舞台芸術ミーティング in 横浜2016(TPAM2016) NYK編 2016年2月6日~14日
TPAMインフォメーションの本部機能がNYKに設置されたことも有り、例年にも増して、多くの皆さまがNYKに来館されました。国内外の舞台芸術関係者が集うミーティングも毎日開催され、終日、会場のあちこちで個別に打ち合わせする人たちで賑わいました。その合間には、各会場で行われる公演も観覧するので、誰もが分刻みのスケジュールで動いている忙しさです。ミーティング以外に、NYKでも演劇、音楽、ダンスと多彩なプログラムが開催されました。